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 2005/07/26 (火)  「通常更新再開?」

さて、夏コミ新刊の入稿も無事に終えたことだし、本日からGM研は通常更新再開です!…と言っても、やってることは「日記がちゃんと続いている」というだけで、webサイトとしては当たり前の要素だと思うのですが…一度失ってしまった習慣を取り戻すのは、これがまた案外難しいものです。贅沢を覚えた人間が元の生活に中々戻れない。そして、多忙を極める私にとっては、”楽”に勝る贅沢はありません。書かないことはとても簡単なことだし、ひとたび習慣から抜け落ちてしまえば、忙しない日々に流されて忘却してしまうから罪悪感さえ残らないだろう。しかし、私も伊達や酔狂でこの活動をしているわけではないし、その身勝手な活動を継続してこれたのも、それを望んでくれている読者の皆様の存在があればこそです。その期待に応え続けていくことが、自分自身の存在の記録であり証明であり、そして道を切り開く者の責務なのだと思います。

 

 2005/07/25 (月)  「GM研通信vol.4制作日誌(FINAL)」

本日未明、夏コミ新刊「GM研通信vol.4 空と海と雲と呪われしオタク産業」のFTP入稿が無事に終わりました。日記上での制作日誌が更新されなくなって、かれこれ21日…ネット音信不通状態が続いて皆様にご心配をお掛けしてしまいましたが、これは日記で愚痴る時間さえなかったという理由もありますが、もっと切実だったのは、日記に書くことさえ憚られるほど、酷い修羅場だったことです。

特に、最後の追い込みの姿は、思い出したくありません。いえ、記憶が無いので思い出すことができません。どうして本が出来ていたのか、自分でも不思議なくらいです。毎回、死にそうになりながら乗り越えてきた修羅場でしたが、今度という今度は、真剣にあと何機自分の「残機」が残っているのか、リアルな数字でハッキリと見えていました。生命線がcm単位で目に見えて短くなっていくのは、どう考えてもおかしな話ですから…

明日からGM研は通常更新を再開いたしますので、今夜だけはまともに眠らせて下さい…

 

 2005/07/04 (月)  「GM研通信vol.4制作日誌(18)」

劇場版AIR準備稿第四稿、ガリガリ削ってます。削りすぎて原作を知らない人には解読不能なシロモノになってしまうかも…劇場版の割り切った構成は、はあれはあれでひとつの手法として認めるべきなのかも知れない。作ってみて初めて分かるこの苦労。さて、どこまで意地を通しぬけるか、最後のひとふんばりと行きましょう!

 

 2005/07/03 (日)  「GM研通信vol.4制作日誌(17)」

しばらく日記も書けない状況が続いていましたが、ちょっとだけ進捗報告をしておきます。劇場版AIR準備稿第四稿はまだ完成していません。A4で200ページを越えてしまった草稿を、どうやって10ページそこそこのページ枠に収めればいいのか… それだけじゃない。この草稿に向き合っていると、まるで筆者である自分までもが翼人の呪いを受けて体調を崩してしまいそうになり…制作スケジュールは大きく遅れてしまいました。なんとか次の休日(木曜)には見切りをつけて強引にでも脱稿します。この悲しみの物語に魂レベルで感情移入しすぎると、いろんなものの切り替えができなくなってしまいそうなので…

そんな状態なので、購入済みのマリみての新刊は、まだ読む気分にはなれません。リアクションを期待しておられる読者の方には大変申し訳ありませんが、いますこしのご猶予をいただければと思います…

 

 2005/06/30 (木)  「GM研通信vol.4制作日誌(16)」

・表紙入稿完了しました。
・劇場版AIR準備稿第四稿の草案を作成しました。A4で200枚を超えてしまいました…や、やりすぎてしまいました…どうやって短くすればいいのやら…

 

 2005/06/26 (日)  「GM研通信vol.4制作日誌(15)」

田亜湖さんのありがたいお申し出によって、表紙が思わぬ超ハイペースで(ほぼ)完成してくれたお陰で、本文の制作に割ける時間が多少増えました。本文の早期入稿はもう諦めたので、デットラインは7/25です。その間に存在する休日は8回。1日のうち16時間原稿を書いたとして16x8=128時間を最大値で確保できそうです。

本日は「劇場版AIR かってに準備稿 第四稿」の骨子部分の設計をほぼ完了。6/30の休日までに全文を完成させますが…正直言ってページ数が読めません。それに、これはあくまで私の記憶に刻み込まれたAIR像を元にしているため、原作のゲーム版との整合性はかなり怪しくなって来ています。アニメ版もDVDがまだ最後まで出ていないので検証不可能です。もっとも、今回の企画は原作至上主義の見地からのものではなく、あくまでも「つむがれることのなかった劇場版の可能性」を拡大解釈して再構成することにあるので、心の枷がアレコレ無い方がかえって良い結果を生むかもしれませんね。

 

 2005/06/23 (木)  「GM研通信vol.4制作日誌(14)」

これまで制作日誌上で思わせぶりに書いていた「謎の案件」の正体が遂に公開! それは…今回の新刊の表紙イラストをゲスト様に描いていただいているということです。そのゲスト様とは、サークル「泥の沼組」の田亜湖さんです。2000年初めて参加したコミケで出逢った1冊の本…あれから5年、ファンにとってこれ以上ない夢が実現いたしました。

絵の原稿依頼はまったく初めての経験でしたので、自分のイメージを上手く伝えられるかどうか不安な面もありましたが、メールのやりとりをしながら描き上がってきたイラストはまさにイメージ通り…いや、自分のイメージを遥かに超えるものでした。

後は文字レイアウト合成の最終調整を残すのみとなりましたので、表紙サンプルを公開いたします。思わぬ形でクオリティが数段跳ね上がってしまった表紙に恥じない内容にするためにも、まだほとんど真っ白の本文制作に全力投球していきます!

蛇足:気の早い話ですが、次号の表紙は…真剣に悩んでいます。もはや自分で描けるようなクオリティの世界ではありませんので…夏コミ終了後に公募とかある…かも?

 

 2005/06/19 (日)  「サンシャインクリエイション28」

本日は、池袋で開催されたサンシャインクリエイションに一般参加してきました。秋のサンクリからは、レヴォと同等規模のサークル数に拡大するようだし、ゲーマーズがかつて主催していたコミックキャッスルが復活するだとか、新たに込み区キャラクターズなるイベントが立ち上がるとか、ポストレヴォを巡る動きが活発化しているようですね。もっとも、サークルさんの総数がいきなり増えるわけでもないので、本命以外のイベントはいずれ自然に淘汰されていくと思いますが…オールジャンルの即売会はある程度の集客があってこそ始めて成り立つものですしね。(その反面教師がコミックメモリーズだったわけですが…えっ、まだ無くなってない?)

今回のサンクリは、A1,A23,Dの3館構成であるため、文化会館2階のDホールへの行き来は外周を大回りしなければならず、非常に面倒でした。レヴォのようにエロゾーンを隔離するならまだしも、中途半端に創作系やアニメ系も配置されていたため、私のように非エロ総合で動いている人間にとっては、攻略経路に重大な遅れを取ったため買えなかったコピー本がいくつかありました。4館開催が基本になれば、こういう理不尽な配置は多少は緩和されると願いたいのですが…

まずは、Leafやギャルゲー(一般)が集うA23ホールから攻略開始。例によって大手サークルの行列には目もくれず、お目当てのサークルさんにスケブアタックを開始。事前に入念な作戦を建てておき、本人不在や売り子が他にいないなどの要因で依頼が失敗した時のために、代替候補も3つまでリストアップ。それに、最近はGM研の活動が作家さんに知れ渡っていて、同時に即売会に高確率で出没する私の顔が割れていることもあって、以前よりは着実にご依頼しやすい状況になっていることも確かです。むしろ、ご依頼する方の私の度胸の成長の方が追い付けていないくらいです。

(詳しい途中経過については、後日アップします)

ちなみに、本日の購入冊数は64冊(友人からの頼まれモノを除く)でした。コピー本が多かったので金額的には驚くようなものではありませんが(当社比)、最近はコピー本とはいえ非常に出来がいいので侮れません。作家さんの日記とか読んでいると、本当に当日の朝に作り始めてこれだけのことが出来てしまうのか…と驚いてしまいます。家庭用のプリンタでも綺麗に表紙のカラー出力ふができる時代ですしねぇ…

さて、休息の刻は終わりぬ。心の栄養補給は完了しました。明日からは「今日買った本が読みたかったら、その日の作成ノルマを上げやがれ!」という人参作戦で本物の修羅場原稿モードに突入です!

 

 2005/06/18 (土)  「GM研通信vol.4制作日誌(13)」

やっぱり生きていたキラ…なんだかなぁ…それはさておき、謎の案件は着々と進行中です。ここに書いている時点で、新刊絡みのことだと言っているのも同然だったりもしますが。詳細は近日中に発表できるかと思います。

 

 2005/06/17 (金)  「蒸し暑いっすねぇ」

関東に越して来て2度目の6月ですが、梅雨ってこんなに雨ばかりのものなのでしょうか?私のがまだ田舎暮らしをしていたことは、水不足だのなんだの毎年のようにニュースで言っていたし、梅雨入り宣言が当たるの外れるだのの話ばかり聞いていたんですけど…昔からの梅雨というより、温暖化による熱帯性の湿度のような気もします。電気代節約の鬼である私でさえ、この湿度に耐えかねてエアコンのドライ運転をするくらいですから。もっとも、週のうち5日は終電近くまで会社にいるので関係有りませんが(ぐはっ)

 

 2005/06/16 (木)  「GM研通信vol.4制作日誌(12)」

貴重な休日で遅れている制作スケジュールを一気に挽回…したかったのですが、目をやってしまいまともにディスプレイを見れません。なんとか追加収録のレビュー1本と、作家さんへの連絡メールを書くのが精一杯でした…残された捻出可能な制作時間は100時間を切ってしまったというのに…むぅぅぅ

 

 2005/06/15 (水)  「?」

まだ自信を持って言える段階ではないのですが、思い掛けないお申し出を受けての企画が進行中です。詳しくは近日発表!

 

 2005/06/14 (火)  「温故知新」

何がキッカケだったのかサッカリ分かりませんが、ふと思い立って、GM研の過去の作品を引っ張り出して読んでみました。GM研が現在のレビュー本サークルとして同人活動を始めてからまだ1年半しか経っていないわけですが、過去の活動は更にマイナーだったので、当時の作品を知る人は案外多くないのかもしれません。というより、自分自身でさえどんな本を描いていたのか完全に忘却しかかっていました。他人が描いた同人誌なら5300冊以上が脳にインプットされているんですけどね(^^;

その中でも、レビュー本に切り替える直前に書いた創作小説「e-Angel」と、完成一歩手前で開発を無期凍結した恋愛SLG「トゥルーラブ・ダイアイリー」(の仕様書)は、普通に面白くてつい読みふけってしまいました。いくら自分が書いたことさえ忘れているとはいえ、当時は命がけで書いていた作品だったわけであり、内容的にもそれなりの水準には達していたのかな?と今なら冷静に分析しています。もっとも、次第に記憶が蘇ってくると直したい部分や恥ずかしくて穴があったら入りたいような未熟さ加減を痛感したりもしますが…

ちなみに、過去の活動本の在庫は作者保存分のみしかなく再販の予定もありません。

 

 2005/06/13 (月)  「GM研通信vol.4制作日誌(11)」

筆舌に尽くしがたい朝の京浜東北線の満員電車の中で、速攻で弁当を平らげて残りの休憩時間をフルに使って、帰りの電車で眠気を堪えながら…赤ボールペンで文章校正。睡眠時間を削ると仕事に響くので、同人誌作成という規定外の時間を捻出するためには、普段使うはずのない時間に強引に割り込ませるしかありません。時間そのものが増やせないなら密度を上げればいい。でも、この考え方には疲労という概念がないので…カタギのままでいたい人にはオススメしません。

新刊の表紙図案の作成に着手。サブタイトルの「空と海と雲と〜」をカラーイメージとすることは前々から決めていましたが、ずっと悩んでいるのが恒例となっているゲームキャラの模写イラストを使うかどうかです。「To Heart2」の委員長や、「雲のむこう、約束の場所」の佐由理や、「AIR」の観鈴など、描きたいキャラはいくつもあるのですが、もっと今回の収録論文のテーマを象徴的に現すもの…例えば、手をつないで海を見つめる少年と少女の後姿(AIRのラストカット風味)であるとか…うーん、どうしたものやら…

 

 2005/06/12 (日)  「GM研通信vol.4制作日誌(10)」

今回収録する同人誌レビュー恒例のアンケート企画への参加について、すべてのサークル様からご快諾をいただけました。これですべてのページとスケジュールが確定して、どのページを何日までに仕上げるのか逆算したカレンダーを作成。追加レビューの「NHKにようこそ」と「ハヤテのごとく」も予定に組み込み済み。早期入稿割引が使えるかどうかはギリギリの状態ですが、数少ない休日をフルに使って納得の行く出来に仕上げたいと思います。

 

 2005/06/11 (土)  「いい加減にしーど(SEED)」

…今週のガンダムSEEDはひどかった…さんざん前作の主人公をさんざん引っ張った挙句にこれですか?核爆発までやっといて「実は生きてました」なんて言い訳は絶対に許されないと思うんだけどなぁ…(陽電子砲の直撃でも生きているという男塾もびっくりの作品なので、やりかねないが…)シリーズの落とし前をどうつけるつもりなのやら…

 

 2005/06/10 (金)  「GM研通信vol.4制作日誌(9)」

書き下ろし企画「劇場版AIRかってに準備稿第4版」の原稿お越しを始める前に、劇場版パンフレットの第3稿の再点検を行いました。劇場版を観たその日のうちに第3稿を読んだので、行き場を失った想いとあいまって第3稿に感動してしていましたが、こうして時間をおいて分析してみると、この第3稿がボツになった理由が冷静に分かるようになってきました。いかに文字ベースの草稿とはいえ、その場面の本質を表現するにはくどいと感じてしまいます。200字詰原稿用紙で388枚あったというから、全体を通してみるとそのくどさは更にすごいことになっていたことでしょうね。しかし、これは、すごくもったいないことだと思います。パンフレットに収録されていた断片からうかがい知ることの出来る、DERAM編、SUMMER編、AIR編を無理なくクロスさせた意欲的な構成が、「家族」というテーマを強く打ち出そうとして空回りしてしまったことで、某巨匠の手によってまるごと変えられてしまったわけですから…

私が今書いている準備稿第4稿は、第3稿の主旨を拡大解釈したものになりますが、それは脚本家の中村誠氏の意図したものと同じだとは限りません。私は脚本家本人ではないし、劇場版AIRに関わったスタッフがどんな気持ちで第3稿をわざわざパンフレットに収録したのかも分かりません。ただ、今重要なのは、批評ではなく具体的な作品像をもって、失われた可能性があったことを風化させないことだと思うから…

 

 2005/06/09 (木)  「HAPPY READY GO?」

ネット界隈ではちょっとした話題になっていた(らしい)ネギまのCDをオリコン1位にしよう計画(うろおぼえ)ですが、どうもこういうノリには付いて行けないなぁ、と冷ややかに見てしまう私はひねくれ者なのだろうか?ネギまのアニメの出来は最悪だが、OPテーマを同じ曲で出席番号順のユニットで6ヶ月連続でリリースするのは企画として面白いと思うし、歌い手の実力に落差はあるものの「ハッピーマテリアル」も単純にいい曲だと思う。でも、だからといってオタク界だけの動きで一人が何枚もCDを買ってオリコンに載ったからといって、何になるのかと問いたい。ヒットチャートに載ることが曲の良し悪しの本質の指標としてはまったく役になっていない現状で、アニソンが1位をとったからといって一般層からの認識を改めるような紹介などできようもなく、「またオタクがキモイことをやって世間を騒がせている」くらいでさらっと流されてしまうのがオチだろう。電車男が大ヒットしたといっても、たかが50万部。ベストセラーというには物足りない数字といえるだろう。世間一般がオタク界発のヒットをどのように曲解しているかは、電車男の劇場版を見えば火を見るより明らかだろうに…

 

 2005/06/08 (水)  「・・・」

激務に追われる日々の中でも健康診断はオールA。意外と丈夫な身体に自分でも驚いていたのですが、着実に疲労は蓄積されていたようです。普通に椅子から立ち上がっただけで、ピキッと左足首のスジを痛めてしまいました。足首を曲げないようにしていないと痛みが走るので、普通に歩くことさえできません。特に階段の下りはきつくて、手すりを使って一段ずつ下りる始末…こんな調子でこの修羅場を乗り切れるのだろうか…

 

 2005/06/07 (火)  「GM研通信vol.4制作日誌(8)」

メモ代わりに使っていた携帯電話から、書き下ろし論文「オタク文化の限界点」のネタをパソコンに起こしていく作業をしていると…こんなこと書いて大丈夫なのだろうか?と身の危険を感じてしまいます。世はまさにアキバ系萌え産業が脚光を浴び追い風吹きまくりの中、冷徹にこのブームの終焉とこの産業が近い将来確実に直面する危機を考察するこの論文は、実体なき数字が示す「今」しか見えていない者や、興味半分でオタク文化を捉えている者には、決して理解できないものになるでしょうね。様々なモノを賭けて強い覚悟を持ってこの世界に身を置く者と、そこにある喜びを分ち合う術を理屈ではなく実感として知っている者には、どうしても伝えておきたいのです。それが、今の私に出来る唯一のことだから…

 

 2005/06/06 (月)  「GM研通信vol.4制作日誌(7)」

締め切りも確定したことだし、いよいよ本格的に本作りを開始。まずは本の設計図と言える台割りを作成。制作前には100Pに収まらないだろうと予想していたのですが、実際にページ割りをしてみる、むしろページが余るくらいで…?その原因は、思いのほか収録できるレビューの数が少なかったためです。単純なレビューの本数では、ネタを仕込む時間が3ヶ月しかなかったvol.3をも下回る結果に?!…今からレビューの増産を平行して進めるのは無理なので、今回は量よりも質!1つのレビューを掘り下げていく形にしたいと思います。それを含めると、書き下ろしは合計88Pか…ごふっ

 

 2005/06/05 (日)  「大航海遊び納め」

夏コミ新刊の原稿制作に専念するため、今日をもって大航海時代オンラインの遊び納めとすることにしました。詳しい航海日誌は冊子版に収録しますが、このまま長く遊んでいくには様々な面で限界を感じ始めていた時期だったことも確かであり、しばらく距離を置くのはむしろいいきっかけになるかも知れません。もっとも、遊んでなくても課金されてしまうオンラインゲームならではのジレンマもあるわけですが…復帰は早くて7月中旬になる見通しです。

 

 2005/06/04 (土)  「さあ、殺し合い(本作り)を始めようか」

↑月姫の名台詞からの引用

コミケ当選後もしばらくウダウダしておりましたが、本格的に本の制作に入ることにしました。完全にダメ元でご依頼してみたアンケート企画のお返事をいただけたこともあり、これで本が間に合いませんでしたとは絶対に言えませんからね。まずはページ割りから…うーん自殺的な書き下ろし数に眩暈がしそうです。締め切りは表紙が7/2、本文が7/13。割引なしの最終デットラインはカラーが7/11、本文が7/21。この期間で残された休日は12日間のみ。確保できる総制作時間は150時間未満…ごふっ

 

 2005/06/03 (金)  「どーにも始まらない」

日記がたまりまくってどーにもなりません。最近は疲れすぎていてパソコンの電源をつけることさえないことも…この日の帰宅後は、メシ!風呂!寝る!を30分以内にすべて終わらせていました。こんな調子で100Pオーバーの同人誌の執筆ができるんかいな?

 

 2005/06/02 (木)  「Little Flower レビュー」

同人誌レビューに「Little Flower」のレビューを追加しました。

シャーリー同人誌で御馴染み(?)のサークル「花楠(かなん)」さんの「Little Flower」シリーズのレビューをアップしました。通常、同人誌レビューは画像の使用許諾申請をいただいてから2,3日中に書き上げていたのですが、今回は1週間もかかってしまいました。筆舌に尽くしがたい激務続きで執筆時間がまったく確保できなかったというのもありますが、今回のレビューの主旨でもある「好きすぎる作品ならではの難しさ」も少なからずあったと思います。GM研のレビューは画力であるとかネタであるとか、作品の表層的なものだけを評価したり解説することなく、その作品の根底にある背景や込められた思いを読者として感じ、分かりやすい言葉で伝えることをモットーとしています。特に同人誌はレビューで紹介しても手に入れられる時期と環境が限られています。だからこそ、伝えるべきは作品単体の技術論ではなく、原作となった一次創作に対する作者と読者の感じている目には見えにくい「何か」なのだと思います。それが何なのか、私にはまだ上手く説明することはできませんが、いつかその境地に辿り着けるように、良質な作品のご紹介を続けていきたいと思います。

 

 2005/06/01 (水)  「GM研通信vol.4制作日誌(6)」

連日の激務で日記の更新もままならない状態ですが、朗報が入りましたのでお伝えします。
夏コミ当選しました! 配置は「1日目:西2ホール:す-38b」です。

…年に2回の地獄への片道切符ですが、今回こそ戻って来れないかも…
詳しくはまた後日。今は何でもいいから眠らせて下さい…

 

 2005/05/31 (火)  「・・・」

今日もコミケの当落通知の郵便は届かず。もし落ちてたら、それでも死ぬような思いをしてまで本を作るのか?と自問自答をしてみたり。不安定ですみません…

 

 2005/05/30 (月)  「・・・」

今日もコミケの当落通知の郵便は届かず。悶々

 

 2005/05/29 (日)  「月読宴2、東鳩祭2」

※心身ともに状態が思わしくないので、レポートは後日アップします。
※本日の購入冊数は42冊でした。記憶が擦り切れ気味なので、イベントレビューは今回は勘弁してください。その代わり、気になる本のご紹介だけさせていただきます。

・週刊俺のイリヤスフィール (AIRNESS)
「週刊わたしのおにいちゃん」を模したFateのイリヤフィギュアの設定画冊子。さすがにフィギュアは付いてませんが、オールカラーで74Pという豪華仕様。それほど名の通っているわけでもないサークルさん(私もノーチェックだった)にとって、これがどれほど困難な印刷原価なのかは同業者には良く分かりますよ。このイリアへの愛の深さは尋常ではありません。作者もそれは全部承知の上で「それでもなお、この病気に感染してくれる人が増えるキッカケになってくれれば…」という思いで本を作ていますし…ぜひ売れて欲しい作品ですね。

・コミケットスポーツ(3/21版) (OBA-Q HONPO QT)
スポーツ新聞風の装丁で同人業界ネタ新聞を発行しているサークル「OBA-Q HONPO QT」。3/21コミケットスペシャル版のコミスポのテーマは「ホリエモン コミケ買収?」。男性向けエロはなしにして、やおいのみのコミケにしよう!だとか、ハッテンコーナーを設けて出会い系を演出!などのまことしやかな揶揄といい、細部に渡って凝りまくった偽テレビ欄(大岡越前SEED、さぶテレビ、テレビ闘狂、ウホッ!いい天)といい…これで100円はお買い得です!

 

 2005/05/28 (土)  「GM研通信vol.4制作日誌(5)」

すでにいくつかの同人作家さんのサイトでは、夏コミの当落結果が発表されていますね。多分まだ郵送じゃなくてコミケット準備会公式サイトの当落検索で、すでに照会できる状態になっているのだと思いますが、私には万が一落選していた場合にネットと郵送で2回傷心することに耐えられそうにないので、大人しく郵送で結果が届くのを待ちたいと思います。…とオトナな考えを書きつつも、本当は気になって仕方がないわけで、夏コミ原稿も通常レビューも全く筆が進んでいません。読者の皆様にはご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんが、あと数日はそっと見守ってやって下さいますよう、お願いいたします(悶々)

 

 2005/05/27 (金)  「24時間営業のスーパー?」

今日もいつものように日付が変わる時間帯に帰宅。最近は午前1時まで営業しているサミットストアでさえ、買い物が出来るかどうか怪しい状態になりつつあるのですが、そんな深夜族の労働者に心強い味方が現れました。駅からの帰り道、なぜか電機が点いている西友を見て「1日の閉店作業をまだやってるのか?」と小首を傾げていたら、よく見ると「年中無休・24時間営業」の新しい看板が…マヂですか!? ドンキホーテでさえ24時間営業ではないのに、スーパーの24時間営業なんて…大丈夫なのか西友?私にとってはありがたいけど、学生時代にスーパーのバイト経験のある身としては、従業員の方の苦労を考えるとなんか素直に喜べないんだけどなぁ…

 

 2005/05/26 (木)  「GM研通信vol.4制作日誌(4)」

通勤時間を利用して書き溜めておいた「逆説のときメモOnline」の構想メモをまとめてみました。自分の言うのはナニですが、このアイディアは尋常ではありません。ときメモOnlineに対してどうこうという次元の問題ではなく、現行のネットゲームの在り方の全てを否定してしまいかねない内容になりつつあります。遊びの質さえ変えてしまことを前提にしなければ、ネットゲームに新しい何かは生まれないだろう。しかし、このアイディアは技術的にもビジネスモデルとしても十分に可能な範囲であることを前提として作成しています。やろうと思えば誰でもできる。だが、誰でもいいというわけではない。このアイディアの理想が曲解されないためにも、今この段階では箇条書きでさえネット上で公開することは差し控えたいと思います。

 

 2005/05/25 (水)  「・・・」

この半年、理不尽な理由で待たされ続けた結果がこれか…

 

 2005/05/24 (火)  「GM研通信vol.4制作日誌(3)」

5/23に構想中の箇条書きだけ先行公開させていただきました「オタク産業の限界点」についてですが、あの中で示唆した未来像は予言でも予想でもなく、私人としても公人としてもオタク産業に身を置く私が、あらゆるリスクから弾き出した正確無比な危機予測です。冊子版で正式に公開する本文は、ともすれば辛辣極まりないネガティブな考察だと解釈される向きもあるかも知れません。しかし、それはすべてオタク文化を愛すればこそなのです。そして、この危機を回避することは全く不可能というわけではありません。作品と創作の場を守るために、微力ながら私はすでに1年前から行動していますが、一人でできることはあまりにも小さく、この文化に残された猶予期間はあまりにも短い。この論文を通じて、今自分達が享受している娯楽がどれほど貴重なものなのか、文化の担い手の一人として次代に残し伝えていくために自分に何が出来るのか、自ら考え動くことのできる者が出現する可能性に、私は賭けたいと思います。

 

 2005/05/23 (月)  「GM研通信vol.4制作日誌(2)」

オタク産業の限界点
・888億円、2900億円、2兆円…数字の虚構に踊らされた経済評論家たちの狂想曲。
・興味本位で歪んだ形のまま過大評価されすぎたオタク産業の真実。
・燎原の火の如く野を焼き尽くして、萌えバブルは1年以内に必ず弾ける。
・貸与権の成立。中古を禁止するのは難しい。ならば次の標的は…巨大になりすぎた二次創作が生む利権! 3年から5年後、知的所有権を巡る経済界の総攻撃が始まる。
・法律との合わせ技で存亡の危機に立たされるアキバ系企業。製造業・出版社を巻き込んで生き残りを賭けたオタク産業の包括的大再編成の嵐が吹き荒れる。
・同人が文化として存続できるかどうかの岐路を迎えることになるだろう。
・一握りのハイエンドオタクが市場をリードできるなどという幻想は、所詮アキバ系という閉鎖空間だけの価値観でしかない。
・無数の名も無き一般オタクに支えられているという事実を見誤ることなかれ。啓蒙活動と血の入れ替えなくして文化は存続し得ない。
・自意識過剰に陥った産業とユーザーの乖離…同人はゲームやアニメ業界と同じ過ちを繰り返してしまうのか?
・ただし、たったひとつの希望は、同人は受身の文化ではないことである。なぜなら…(以下、本文に続く)

上記は構想中の項目を箇条書きにしたメモなので、どんな内容になるかは完成してからのお楽しみに。

 

 2005/05/22 (日)  「GM研通信vol.4制作日誌(1)」

新刊のページ台割を作ってみました。どう考えても100Pに収る分量ではありません。さらに、どう考えても様々な業界関係者を敵に回しかねない、危険極まりない内容になってしまいそうです。さて、どうしたものやら…

 

 2005/05/21 (土)  「健康診断の結果」

健康診断の結果が出ました。筆舌に尽くしがたい激務の最中での検査で、どんな大病が見つかることやらとハラハラしていましたが、その結果は…なんとオールA。まったくもって問題のない健康体でした。職場の同僚が大抵ひとつはBレベルが出ていたりしていたんですけどねぇ…残業時間でブッチギリNo.1の私が最も健康とは人体って不思議ですね。

 

 2005/05/20 (金)  「・・・」

日記の更新頻度が怪しくなりつつありますが、これに比例して体調のほうも悪化の一途をたどっています。頭痛を通り越して後頭部に溜りでもできたかのような感覚が消えず、左下半身には軽い麻痺のような症状が出ていて、目はピントフリーズ現象を起こしまくりで、両手ともに腱鞘炎。終いには心臓の直上に鋭く短い痛みが…真剣に命が危ないので、もう少し仕事の負担を減らしたいところですが…ごふっ…

 

 2005/05/19 (木)  「だんなぼんレビュー」

同人誌レビューに「だんなぼん」のレビューを追加しました。

すっかり更新ペースが遅くなってしまいましたが、3ヶ月ぶりの同人誌レビューは、初単行本「らいか・デイズ」でメキメキ注目を集めている「むんこ」先生の同人誌「だんなぼん」シリーズです。創作系同人誌即売会コミティアに出入りするようになって1年半あまり…それ以来ずっとファンだった作品でしたが、ご紹介する機会を逃しているうちにシリーズは(ほぼ)完結を迎えてしまったことを悔やんでいたのですが、5/5のコミティアで、「らいか・デイズ」をえらくお気に入りの「付和雷堂」のCYONさんに、むんこ先生が同人活動をしていることと「だんなぼん」をご推薦させていただく機会を経て、人気急上昇中の今だからこそご紹介する余地はまだあるのかもしれない…そう考えてもダメ元でレビューの申請を行ったところ、むんこ先生のご快諾をいただけました。この作品が持つ面白さを上手く伝えられたかどうか自信はありませんが、実物の作品は私が書く文章の100倍は面白いと思いますよ。書店委託では手に入らない同人誌ですので、この作品を読みたい方はコミケかコミティアに足を運びましょう!

 

 2005/05/18 (水)  「レヴォリューション!」

カタギの世界では、Xbox360だのPS3だの、次世代ハード戦争の話題で持ちきりのようですが、本格的にゲームから足を洗いつつある拙僧には関係のないことでござんす…と達観を決め込んでいたのですが、任天堂の次世代機「レヴォリューション」の仕様を聞いて俄然ヤル気復活です!ゲームキューブと互換性があることは前々からアナウンスされていましたが、新たに発表された「ファミコン、スーファミ、64のゲームをダウンロードして遊べる」という機能には驚きましたよ。何しろ、いつぞやの日記か週刊GM研かで、「任天堂はどうせやるなら全過去機種のソフトが遊べるハードを作るべし!」と論じていただけに、多少形は違えど予見が当たってしまったわけですから。PS3のブルーレイディスクを使った映画的ゲーム?Xbox360の有名人頼みの大資本制作ゲーム?どちらも興味ありませんな。最古にして最新の面白さを求道する任天堂の理想を盛り立てていくことこそが、歴史の連続性を証明しゲーム文化を次代に残していくために必要なものなのだと思う。スペックの進化にアンチテーゼを唱え続けてきた任天堂イズムの結実。その心意気に応えずして何ぞ批評家たらんや!

 

 2005/05/17 (火)  「動けぇぇぇ」

心身ともに死にそうな日々の中ですが、夏コミに向けて無理やりにでも動き始める事にしました。企画発表から10日経って何の進捗もなしでは、土壇場で泣きを見るのは確実ですからね。とにかく、今回が最後になるかもしれないという不退転の決意で、後悔の無い納得の行く本に仕上げたいと思います。

 

 2005/05/16 (月)  「・・・」

激しい頭痛と吐き気に襲われながら、ただひたすら気力と責任感だけで踏み止まる。気を緩めた瞬間に前のめりに倒れてしまいそう。しかし、まだ倒れるわけにはいかない。この理不尽な辛さごときに改革の芽を絶やすわけにはいかんのです…

 

 2005/05/15 (日)  「コミックメモリーズ3」

本日は池袋で開催された同人誌即売会「コミックメモリーズ3」に一般参加してきました。昨日は仕事でリアル終電帰りだったし、お目当てのサークルさんが極端に少なくて新刊予定もほぼなしとあっては…就寝直前まで行くかどうか迷いましたが、疲れている割に朝の目覚めが意外と良かったので、11時の開場に間に合うようにまったりと現地入りすることに。通常は遅くても8時には現地入りしている私にとっては、破格ののんびり加減と言えます。

会場は池袋サンシャインシティの文化会館2F。レヴォで言うところの緑の間ですが、なんでしょう?この列の少なさは?カタログを現地購入するために列の最前列まで歩いてみたが、目視で300人にも満たない状態。参加サークルの陣容の薄さからも厳しいイベントになるだろうとは予想していましたが、ここまでとは…800SPの募集に対して実際に集まったのは197サークル。前回比で116サークルもの減少です。読み物皆無のカタログと、嘘のように広々とした通路と、閑散とした壁サークル。コスプレ撮影スペースの参加者はリアルにゼロ。暇を持て余して通路のど真ん中で談笑するスタッフ…やばい、やばすぎる! レヴォとGWイベントラッシュ明けで時期的に難しいのはわかるが、文化会館2Fを借りて200SP割れでは、オールジャンル即売会としては会場費用の面でもサークルの質と量の面でも話にならないと言えるでしょう。いっそのこと、提携イベントのDreamPartyと同日併催した方がいいんじゃないのかと思ってみたり。参加者の目的意識がハッキリしているオンリー即売会とは違い、オンリーイベントは人の流れを作り出すことから始めなくてはならない。イベントが目指す理想、その方向性を明確にしない限りサークルさんからの信頼は得られない。こんな調子で本当に次回開催が可能なのか分からないが、もし次の機会があるならイベントの進退を賭して改革に臨んでいただきたいものです。


さて、堅苦しいレポートはこのくらいして、本日の戦果報告に入りましょう。事前にサークルリストをチェックしていた段階ではわずか2サークルしか目当てはなかったのですが、現地で全チェックしているうちにいくつかの新規開拓ができました。ハヤテのごとく!のコピー本を出していた「のっぴき屋」は瞬殺完売。ジャンル効果恐るべし! 批評系の「マーブルX」ではイベント批評(同人どろどろ日記)を購入。コミメモの問題点について良く考察してあります。 音楽系サークル「Ugu.」ではkeyアレンジCDを購入。アレンジ技法としては普通にまとまっていてヴォーカルも発展途上だが、1曲収録されていたオリジナルには光るものがあります。方向性さえ確立できれば伸びる…かも?

本日のスケブは、「K2Corp.」のひろたかおるさんによる志摩子さん(マリみて)と、「夢のゆりかご」の水杜合歓さんによるこのみ(To Heart2)。今日はこの2サークルのためにイベントに来たようなものだったので、両方でOKがもらえたのは僥倖でした。ひろたさんへのリクエストについては直前まで迷っていましたが、新刊コピー本がちょうど志摩子さん本だったのでその場で決断。タイムリーなリクエストができるかどうかもスケブ道の重要なポイントです。あと、スケブはお願いするには礼節と度胸が必要ですが、引き取りではタイミングの取り方が非常に重要です。販売で忙しい場合は避けるべきだし、一息ついた食事中も避けるべきだし、知人と話が盛り上がっている場合も避けるべきだし、描き上がっていない時間に伺うのも避けるべきです。また、受け取りの際には御礼とともに何か一言二言でも会話をするべきです。特にネタがなければ、次回の参加予定や新刊予定などの質問あたりが無難でしょう。こうして注意事項を書き並べてみると、スケブ道は奥が深いですね。近いうちに文章にまとめてみようかな?

 

 2005/05/14 (土)  「Xbox360」

Xboxの次世代機が発表されましたね。私は一切合切てんでまったく興味ありませんけど。マイクロソフトだからというより、家庭用ゲームの全てに対して興味が湧きません。忙しすぎてゲームをやる時間も気力もないとはいえ、ここまで急速にゲームから足を洗えてしまうそうになっている自分に、正直言って驚いています。ゲームという娯楽がいかに日常において必要性のないものなのか、よーく分かってしまいました。ゲーム離れの傾向に歯止めが掛からないのも無理は無いことです。なぜなら、本質的にゲームは日常にとって必要ないのだから。かつてTVゲームは特別な娯楽だった。そこでしか味わえない特殊な楽しさがあった。だが、昨今のように映画やネットなどの他の娯楽要素を取り込んだゲームには、何の特別性も感じられない。選択肢になっている時点でゲームは娯楽として敗北しているのだと思う。原画賛美もキャラ萌えもない私がギャルゲーを好んでいたのは、そのジャンルが遊び手のイマジネーションを喚起することを前提とした特殊性を持っていたからなのかも知れません。ゲームとしての面白さを取り戻そうという意味での原点回帰は盛んに議論されているが、もっと本質的に娯楽としての独自性を追求しようという議論がなされているようには感じない。それはビルゲイツが何兆円を投入しても決して得られるものではないだろう。ただソニーに勝つための存在としか見ていないのであれば、なんとももったいない機会なんだけどなぁ…

 

 2005/05/13 (金)  「トゥルー・ティアーズ」

http://lacryma.info/

・・・TLSはどうなった?杉ポネさんよぉ・・・
情けなくて苦言を呈する気にもなれませんなぁ・・・

 

 2005/05/12 (木)  「トレーニング再開」

激太りを警戒して、ずっとサボり続けていたトレーニングを再開しました。もうじき20代最後の歳を迎えるとあって、さすがに新陳代謝機能も低下してきたし、こんなにやつれているのに腹の肉のたるみが目立ってくるのは不思議ですな。筋力がすっかり落ちてしまったので、以前のような激しいトレーニングはできませんが、無理せず徐々に身体を慣らして行きましょう。webディレクターとはいえ身体が資本。近鉄・オリックス時代の仰木監督のように「自分を鍛える」ことは指揮官にとっても必要なのでしょうね。

 

 2005/05/11 (水)  「7分の2ではなく、7分の5へ」

表題の謎の数字の意味は、私の食生活のまともさの割合です。これまで、1週間のうち休日の2日間は栄養のある食事をしていたのですが、ここしばらくの激務続きの日々で心身ともに疲弊が激しいため、食生活を根本的に改善することにしました。そこで、休日と平日の食事の割合を逆転させることを試してみることにしました。これまで冷凍食品の詰め合わせで安く上げることだけに絞っていたので、外食が増えることで経費は増えてしまうが、外食にして食事そのものに愉しみを見出すことで、栄養だけではなくストレス解消&歩くことでの運動不足解消&部下とのコミュニケーションを改善できる…はずです。でも、まだ外食に慣れていないためか、ラーメン花月で気持ち悪くなるくらいの量を頼んでしまい、貧乏性が災いして無理に全部食べたり…激痩せの反動で激太りするかも?

 

 2005/05/10 (火)  「カチッ」

本日、仕事上のとあるきっかけでスイッチが入ってしまいました。穏便に事を済まそうなんて、甘い幻想だと思い知らされました。もういい人はやめだ。悪口なんて好きなだけ言わせておけ。私はもう迷わない!!

 

 2005/05/09 (月)  「白髪化?」

疲れ果てた仕事帰りの電車で、同僚から「○○さん(本名)、ホントに疲れてますね。白髪が目立つようになりましたね」と言われました。ズガーン!童顔のまま白髪ですか!…いや、疲れているとは思っていましたが、他人目にはそこまで危うく映っていたんですね。矢吹ジョーのように好敵手との死闘の末に真っ白に燃え尽きるならまだしも、こんな理不尽なことで足を引っ張られて気苦労を溜め込むなんて、なんともアホらしいことです。良い意味でもっといい加減にならなければ実が持たないかも。

 

 2005/05/08 (日)  「夏コミに向けて」

夏コミ原稿の締め切りまで約2ヶ月…皆様いかがお過ごしでしょうか? 私は日記の更新もままならない激務の毎日が続いていますが、そろそろ本腰を入れて動き出さないと本格的に危険です。自分にプレッシャーをかけるためにも、制作発表だけでも先行してやってしまいます。嘘つきになりたくなかったら公約を守るしかありませんから(^^;

発行形態を維持するためにクオリティを犠牲にしてしまったvol.3での失地回復。そのために、GM研通信はこの夏大改編を行います。量をこなせないなら質で勝負! 1つの作品を深く掘り下げ、関連作品へと展開し、そして未来と可能性を考察する…「総合オタク言論誌」への第一歩。それが「GM研通信vol.4 空と雲と桜と呪われた業界」なのです!

 ・2005年上半期新作レビュー Extended
 ・同人活動5周年所長特別講演 「オタク産業の限界点」「夢のむこう、約束の場所」
 ・劇場版AIR 「かってに準備稿第4稿完全版」
 ・こんなもんいかがっすかぁ?Returns 「逆説のときメモOnLine」
 ・その他、ゲスト様参加企画も?

詳しい内容は、追って日記内でご紹介させていただきます。

 

 2005/05/06 (金)  「PSPで音楽を聴いてみる」

iPodのコネクタが本格的に壊れてしまったので、PSPを音楽プレイヤーとして使ってみることに。ダイブ前に購入しておいた、SanDisk社製のメモリースティック512MBをPSPに放り込んで、USBケーブルでつないでmp3ファイルを放り込むだけで、いともあっさり動作しました。早速通勤のお供に使用してみたのですが…なんか音に物足りなさを感じてしまいます。専門的なことは分かりませんが、楽器の音域ばかりが強調されていて、ボーカルが平坦に聴こえてしまうのです。ゲーム音楽に最適化された本体の仕様では致し方の無いことなのかも知れないが…携帯音楽プレイヤーとして選択肢に入れるにはちょっと厳しいでしょうね。次は動画再生にもチャレンジしてみることにしましょう。

 

 2005/05/05 (木)  「コミティア72」

本日は、創作系同人誌即売会「コミティア72」と「BrightSeason21」に参加してきました。あれれ?コミティアはビッグサイトで、BSは都産貿だったはずでは?とお気づきの方もいらっしゃることでしょう。2つの会場を掛け持ちしたのだろうか?と普通なら考えるところですが、今回はただの掛け持ちとは訳が違います。コードネームは”ミッション・インポシブル”。これは、不可能を可能にした同人バカの記録である…

本来であれば、コミティアに注力するために他のイベントは斬り捨ててしまうのですが、今回ばかりは事情が異なりました。GWということもあってか、都産貿で開催されていたBS・蒼月祭・BNL、いずれも参加サークルの陣容に精細を欠いており、またレヴォから日が浅いため新刊も望み薄という状態だったわけですが、ただひとつ、どうしてもゲットしておきたいコピー本が1冊あったのです。それは…「エグザイル・Evolution」のアンチ劇場版AIRコピー本です。内容が内容だけにオフセット化は望めないだろう。劇場版に煮え湯を飲まされた思いを同じくするファンは多いので、コミティアを片付けてからBSに行っても無い確率が高い。かといって、たった1冊のためにBSを先に攻略してコミティアの数多くのチャンスを潰すのは厳しい…そこで私が考えたのが、開場時間30分のズレを利用した不可能同時攻略でした。

09:20 コミティア会場のビッグサイトで友人と合流。
10:07 国際展示場正門前からゆりかもめに乗り込む。
10:25 竹芝駅下車。都産貿へ急行。
10:30 BrightSeason21開場。
10:32 「エグザイル・Evolution」でアンチ劇場版AIRコピー本をゲット。即撤退。
10:39 竹芝駅からゆりかもめに乗り込む。
10:59 コミティア会場に舞い戻り、一般開場にギリギリ間に合う。


まるで火曜サスペンス劇場のトリックのようにタイトなタイムテーブルでしたが、この作戦は寸分の狂いもなく完遂できました。いや、普通の人はこんなバカバカしい苦労をしてまで同人誌を買おうなんてしないでしょうけど…アンチ劇場版AIRコピー本については、また後日。

さて、そんな紆余曲折を経て本題のコミティアで戦闘開始。ごひいきにしているサークルさんの新刊を超高速で確保していく。基本的に私はコミティアに限っては作戦らしい作戦は立てていません。最優先で回るサークルさんの情報だけは事前にチェックしておきますが、評価のボーダーラインにあるサークルさんについてはすべてノープランです。偶然二度三度と手に取るようになって初めて、自分の中での無意識のうちに評価基準というものはできてくると思います。一度だけなら衝動やその日の財布の紐の緩み具合で次第ですからね。本日の戦果は、コピー本が多かったとはいえ50冊。「海底温泉」さんの9月病シリーズなど新規開拓にも余念が無いが、コミティア慣れしすぎてきたこともあり、驚くような新発見が無かったのも事実かも?

しばらくして、「付和雷堂」のCYONさんにご挨拶。ご所望のGM研通信vol.3を進呈して、以前から流れに流れまくっていたスケブのお願いすることに。CYONさんの周囲にはいつも熱い友人諸氏がいらっしゃるので、私のような小心者にとってはなかなかお話するきっかけをつかめなかったわけですが…非常にCYONさんらしいユーモアのあるスケブとともに、とても楽しいお話をさせていただきました。こういう愉しみがあるから、同人レビュー活動の苦労も報われるというものです。CYONさんもお気に入りの「らいか・デイズ」については、作者のむんこ先生が「べにばなみりん」でコミティアに参加していることをご存知なかったので、「だんなぼん」シリーズを強く推薦しておきました。レビューは書いていませんが、タイミングを逸していただけでアレは絶対推薦図書ですよ。書店委託では買えないので、欲しい人は即売会に足を運ぼう!

ちなみに、この後私は再び都産貿に舞い戻って、アフターイベントの色紙オークションに参加しようと思っていたのですが、今回は朝からエンジン全開だったため体調が思わしくなかったし、千金を積んでも悔いなし!と思えるような絵に巡りあう事ができなかったので、スルーして帰宅することにしました。イベントレポートを楽しみに(?)していた皆様申し訳ありませぬ…

 

 2005/05/04 (水)  「バンダイ・ナムコ」

バンダイとナムコが経営統合とな…家庭用ゲームなんてもうどーでも良くなってしまった(ゲームレビュアーにとっては大問題発言)私ですが、今回の経営統合には得心が行きません。事業分野での相互補完という意味では、大変有意義な経営統合であることは、ガキじゃないから分かりますよ。でも、それがゲームとしての魅力に寄与するような素敵な未来に結びつくとは思い難い。つい先日も「一年戦争」で大コケしたばかりだというのに…いや、ホントにどうでもいいので、これ以上とやかく言いませんけど。でも、ひとことだけ。エンタテイメントなんて貧困な発想でゲームを定義しようなんて片腹痛いわ!産業である前に作品であり発明である事を忘れるな!以上!

 

 2005/05/03 (火)  「・・・」

最近の飲み物は、朝昼晩に缶コーヒーを1本ずつ。家ではトマトジュースと野菜ジュースが欠かせない。即売会当日は朝からリポビタンDでファイト一発…ここまでやってもギリギリの肉体状態を維持するのが精一杯です。大航海時代の引退を真剣に考えるべきかは…

 

 2005/05/02 (月)  「イワえもんを偲ぶ会から1年」

昨年の今日この日、私は東京ビッグサイトで「イワえもんを偲ぶ会」に参加していました。直接的な親交があったわけでもなく、駆け出しの同人者にとっては遠すぎる目標でしたが、新天地を求めて再就職活動中の身だった私は、もう永遠に追いつくことのできなくなってしまった偉人の遺影の前で、ひとつの誓いを立てました。あの日から1年…私は、非才の身に不相応の理想を実現させるために走り続けてきました。理想に至る道もハッキリと見えてきましたが、それと同時に深刻な危機感を抱くようにもなりました。急がなければ手遅れになってしまうかも知れない…その辺の考察は、夏コミ発行のGM研通信vol.4にて、正式な論文として発表させていただきたいと思います。

 

 2005/05/01 (日)  「大航海時代Onlineレビュー」

 

 2005/04/30 (土)  「きららキャラット月刊化」

 

 2005/04/29 (金)  「・・・」

この仕事を始めたときから、畳の上では死ねないだろうとは覚悟していましたが、椅子の上で灰色に燃え尽きそうな勢いで激務が加速中です。とっとと部下の戦力化と効率化システムを実用化しないと、冗談抜きで命の保証ができません。先週のうちに健康診断をやっていて良かった…来年の健康診断をまともに受けられるかどうか、まったくもって自信ありません。こんな調子で夏の新刊制作なんてホンマにできるんかいな?

 

 2005/04/28 (木)  「ゴールデンウィーク?」

明日からカレンダーの上ではゴールデンウィークですね。カタギの世界から道を踏み外した(?)私にとっては、今や遠い国の言葉にしか聞こえません。某超大手企業で常駐技術派遣をしていた時代には、夢の11連休なんてあったものですが…福利厚生や労働者の権利という地味なところに、企業としての格の差が現れるのかも知れませんね。まぁ今の私にとっては、休日出勤と徹夜がない(しない)で済んでいるだけでも幸せなのかも知れませんけどね…

 

 2005/04/27 (水)  「復帰」

睡眠と栄養の基本を貫いて3日目…ようやく快方へと向かいました。まだ喉に違和感があるものの、頭の冴えも身体のキレもほとんど元通りに。日々を健康に過ごすことって、単純だけとすごく貴重なものなんですね。私の場合は、まだしばらくはそんなカタギの会社員生活には戻れそうにないので、なんとか死なないギリギリの一線で踏み止まるべく、せめて食事くらいは多少お金をかけてでも栄養のあるものを摂るようにします。うっ、でもその差額で何冊の同人誌が買えるかを考えてしまうと…いかんいかん。命あってもモノダネだし、病気になると収入は減るわ治療費はかさむわで、トータルではマイナスになってしまいますからね。仕事のマネジメントも重要だけど、もうちょっくらいは自分の健康もマネジメントすることにします。

 

 2005/04/26 (火)  「自粛」

今夜も大航海を自粛して早期就寝。2日も離れていると禁断症状が出てくる辺り、ネットゲームが悪魔のゲームだと言われる所以でしょう。まぁ、それだけ面白いのだとも言えますが…

 

 2005/04/25 (月)  「ビタミンC10,000mg」

案の定風邪が悪化しました。しかし、それを理由にすることは色んなものに負けてしまうので、投薬と過剰なビタミン摂取でどうにか倒れず仕事をまっとうすることができました。「顔色が土気色になっている」と同僚から心配されていましたが、あれは黄色色素を過剰摂取した副作用でしょう。本日摂取したビタミンCを計算してみると「10,000mg」という恐ろしい数字に…(内訳:C1000タケダ6本、VC3000のど飴1本、C1000タケダジェル)今夜は大航海も無しで夜10時に就寝。あ、ありえない…

 

 2005/04/24 (日)  「CレヴォFINAL」

本日は、池袋サンシャインシティで開催された同人誌即売会「コミックレヴォリューション37 FINAL」に一般参加してきました。コミックマーケットに次ぐ伝統と規模を誇ってきた即売会が約18年の歴史に幕を閉じるとあって、同人産業界に与えた影響はかなり大きなものがあり、FINALと銘打たれた今回についても、「案外、新Cレヴォとか名前を替えるだけなのでは?」とか、「誰かが似たようなイベントを立ち上げるのでは?」などなど、様々な憶測が飛び交っていました。準備会からの最終回の真意については、カタログでも特に触れられていませんでしたが、何か問題があったから止めるというわけではなく、単純に規模の問題だったようですね。巨大化とシステム化の道を突き進み、企業ブースを受け入れ、男女を問わず時代の変化をも受け入れて「続けていくこと」を至上命題としたコミケとは異なり、Cレヴォは変化の少ない男性向け中心のジャンルで、個人の情熱と技量で運営することを第一義としてきた。その理想を貫くことは、規模の巨大化とともにスタッフの疲弊へと繋がって行ったのは想像に難くない。年1回のビッグサイト開催は単純に参加規模の問題を解消するためだけではなく、1フロア開催による人的管理軽減を図った策だったように思えたが、コストの問題よりも手作りイベントの理想との乖離があって、今回の最終回に繋がったのではないかと思います。

私が初めてレヴォに参加したのは2001年の秋のことだったので、約3年半の付き合いでした。仕事の都合で行けなくなったコミケとは違って、レヴォには運良く今まで短い期間とは言え皆勤賞でした。GM研のジャンル迷走期ということもあって、サークルとして参加できたのは2回だけでしたが、サークルとしても一般としても、数々の思い出をこのイベントからもらいました。Cレヴォは今回で本当に最終回ですが、今日この日この場所に最終回を惜しむ空気はありませんでした。それは、誰もがこのイベントが持つ意味を知っているからです。同人がある限りスタッフもサークルも一般参加者も、いつかどこかで出会うことができるのだと…


さて、真面目な考察はこのくらいにして、ここからは戦場レポートをお届けしましょう。朝8時現地着を目標にして池袋の会場入り。これは「最後だから早朝組のペナルティはないんじゃないのか?」という向きの考えをする人が増えることで、「もう最後だから恨まれないしペナルティかけ放題!」というスタッフの解釈が働く可能性を考慮して、朝7時予定からさらに安全策を取ったわけです。で、案の定8時に付いた時点で凄まじい後方での配置になりましたが、早朝組にはペナルティが掛かったらしく、開場後は意外とスムーズに入場することができましたよ。もっとも…本物の地獄はその先にあったわけですが…

ちなみに、今回私が立案したミッションは、緑→赤→黄→青の順番でまず重要拠点を攻略し、その後、黄→赤→緑の順でチェックサークルを潰してゆき、残った時間と軍資金で可能な限り新規開拓を続けるというものです。普段であればエロ中心の緑の間は、館丸ごと隔離して立ち入らないようにしてしまうのですが、今回のサークル配置はかなりの分散型になっていて、レヴォにゆかりのある作家さんの総集編本いくつか難易度の高いポイントが緑の間に含まれていたため、第一攻略目標を緑の間にして、速攻で切り上げて他の館の攻略に移ろうとしていたのですが…

緑の間に侵攻して数分後…私はDANGER=ZONEがある辺りの通路で全く身動きが取れなくなりました。その混雑たるや、埼京線の朝のラッシュでさえ可愛く思えてくるくらいです。前からも後ろからも強力な圧力がかかっているため、将棋倒しにこそならないが360度どこにも離脱もできやしない。今更ながらに一方通行を呼びかけるスタッフの必死の誘導も焼け石に水。永遠とも思える1分間の後、私は口に出してこう言っていました。「もう何も買えなくていい!とにかく離脱させてくれ!」。強引に人混みから抜け出して、そそくさと緑の間を後にしました。同人誌暦5年…私はまだ本物の戦場を知らなかったんですね。いや、この先これ以上の戦場に出会うとは思えませんけどね。

どっぷりと疲れ果ててしまったが、気を取り直して赤→黄→青と重要攻略ポイントの攻略に作戦をスイッチさせることに。入念な事前情報収集の甲斐もあり、とてつもない時間効率と勝率で本を買い捲る。わずか30分で40サークルの攻略を完遂していました。移動時間を考慮すると、所要時間は1サークル辺り30秒以下?!あまりの神速ぶりに、自分が風邪を引いていることさえ忘れていましたよ。しかし、身体は正直でガス欠ランプは点きっぱなしだし、軍資金もみるみる底を突いてしまいました。仕方が無いので、近くのファミリーマートでとてつもなくアレでナニな手段(大人の魔法)を使って資金を調達。あ、月末に一括返済できる範囲で計画的にやっていることなので、要らぬ心配はしないように!

そんなこんなでほど良い時間になったことだし、丈夫なクロネコの紙袋の底が抜けそうなほどの荷物を抱えて、本日のメインイベントへと向かうことに。それは、
サークル「美術部」のしづきみちるさんへのご挨拶です。ホームページでも告知していましたが、しづきさんのマリみて新刊「ロサ・カナーコ」へのゲスト原稿のご依頼をいただいて、一人の可南子支援者として妹オーディションのレビューを寄稿させていただきました。ゲストとして正式に誰かの本に寄稿するのは初めての経験だったので、仕上がりを見るのが楽しみでもあり不安でもあったわけですが、本をいただいて自分の文章が載っているページを見て、予想以上の出来に驚きました。いや、自分の文章を自画自賛したいのではなく、思いがけず横に添えて下さったしづきさんのイラストによって、こうも文章の印象が変わるのか!という驚きです。論理的だけど堅苦しい私の文章が、説得力50%増くらいに感じました。他にも、まだ今はここに書けないようなお話(ヒント:編集後記)や、2月のオンリーに行けなくて実現しなかった「等身大可南子ポップとのリアル背比べ」などを交えながら、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。私の方は公私共に厳しい時期が続いていますが、しづきさんの今後の発行予定も相当なものですよ(^^; 謎の私信:ちなみに、例の件については私の方でもレポートをまとめていますが、今しばらくは「言わぬが花」という状態を楽しんでおきますね。


そんなこんなで14時過ぎに風邪による消耗で活動限界を悟って撤退を開始。本日の戦果は合計98冊!どおりで重かったはずだ…使った金額は…聞かないでおくんなまし。以前から注目していたいくつかのサークルさんについては、これを期に正式レビューの実現に向けて動くかもしれないし、この中から思わぬ新規開拓が出てくるかも知れません。もっとも、その前に風邪を早く治して仕事も趣味も全力でできるようにすることが第一義なんですけどね。心の栄養補給完了。これで心置きなく夏の原稿製作を始められる…はず?

 

 2005/04/23 (土)  「不覚」

明日は最後のレヴォだというのに、不覚にも風邪を引いてしまいました。イベントで疲れるから体調が悪くなるのではなく、仕事で消耗しすぎているため身体が自然と休日に合わせて軟着陸するようなサイクルになっている…のだと思います。イベントは確かに体調的にはきついけど、精神力はフルチャージされるわけであり、その糧が無ければ金を稼ぐ動機そのものを失ってしまいますからね。その建前を死守するためにも、明日を無事に乗り切らなければ…

 

 2005/04/22 (金)  「健康診断」

会社が契約している医療機関に、健康診断をしに行って来ました。昨年は春先に会社を退職したこともあり、公的な健康診断を行わなかったので、2年ぶりの健康診断になります。しかし、どうにも気が重いですね…なにしろ、ここ数ヶ月の激務で肉体的にも精神的にもギリギリの状態なので、ちゃんと調べたらいくつ警告が見つかることやら分かりませんから。自覚症状も多々あるだけに、「すわっ!緊急入院!」なんてこともあり得ない話ではない。かなりビビっていましたが、冷静に考えてみると、健康診断ごときで大病が見つかるくらいなら苦労はしませんわな。何事もなく検査は20分足らずで終了しました。血液検査と尿検査の結果はすぐには分かりませんが、案外大丈夫だと思いますよ。再検査になると費用は自己負担になるので、なんとか健康のまま過ごしたいものですねぇ…

 

 2005/04/21 (木)  「レヴォFINAL作戦ver2」

休日を利用して、レヴォFINALの作戦を煮詰める。まずはリストアップした135サークルのうち、ホームページを持っているサークルさんの新刊情報を調べ上げ、新刊予定のないサークルを削減。さらに、後日書店委託が行われるサークルについては、混雑の規模や部数を総合的に判断した難易度で優先度のランク付けをして行く。大手サークルはここで軒並み削減。さらに、作品傾向で未知のゾーンに突入してしまったサークルさんを削減(元ネタが分からないのに無条件で作家買いをするのは、作品に対する義理を欠くと思っているので)。

さて、これで随分と減ったはず…なんですが、未だに100サークルを超えています。更に、サークルカットから「良さげ」な雰囲気のあるサークルさんを新規開拓していく枠が30近くあるので、総数は130?…って、全然減ってない!しかも友人からの頼まれ物は別にあるわけで…ただでさえ、分散型の配置となっている今回の会場なのに、このリスト数…なんとも命知らずなミッションになりそうですね。

 

 2005/04/20 (水)  「当選悲喜交々(こもごも)」

ファミ通から何やら荷物が届きました。何のことやらと思って開封してみると、そこにはなぜか「グランツーリスモ4」のソフトが。通知の紙をみてみると、少し前の「冬から春の名作ソフト大プレゼントキャンペーン」に当選していたようです。先週号のファミ通を読み直してみると、確かに私の名前が載っていました。ファミ通の懸賞が当たったのは、確か…5年ぶりくらいです。最近は「木曜日」にギリギリ気が付いてファミ通を買うという体たらくだったりして、無料のアンケートハガキも出したり出さなかったりだったりでしたが、これで少しは購読習慣が戻る…かな?

当選自体は嬉しいのですが、開封して遊ぶ機会があるとは思えません。ただでさえ忙しい仕事に加えて、ちょっとでも時間があれば大航海だし、夏コミの原稿に向けて動き出さなければならない時期が近づいていることもあり…どうやら、ゲームの神様は本気で私をゲームの世界に引き戻したいみたいですが、さて、どうしたものやら…

 

 2005/04/19 (火)  「レヴォFINAL作戦立案開始」

今週末に迫ったレヴォFINALに向けて、作戦の立案を開始しました。リストアップされたのは135サークル…無理!経済的にも時間的にも無理!ここから壮絶な削減が始まるわけですが、どんなに削っても70以下にするのは難しいと思いますけどね…

 

 2005/04/18 (月)  「サナララ」

会社に貼ってあるポスターを見てフト気づいたのですが、ねこねこソフトの新作「サナララ」の原画って、まんがタイムきららキャラトで連載している「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ先生のお仕事だったんですね。SDキャラの描き方からして見間違えようはないのですが、なぜか原画家の名前の欄には「藤宮アプリ」となっています。ちなみに「アプリ」は蒼樹先生の同人サークル名「apricot+」から取っていると思われます。蒼樹先生直営の公式サイトでもこのソフトの原画家をやっていることは公式にアナウンスされていましたが、なぜに別名義なのでしょう?18禁エロゲーだから、漫画家としてのイメージに差し障りがあると出版社サイドが判断したのでしょうか?ファンなら誰がどう見ても見間違えることはないので、原画による購買効果はそれなりにあると思いますが、ねこねこの伝統的な原画を信仰していた人には賛否両論があるみたいですね。

私はゲームを絵買いする主義ではありませんが、この1本は発売後の評判次第では手を出してしまうかも。それより、「ロケットの夏」のフルボイスリニューアル版は4月発売のアナウンスのまま何も音沙汰がないんですけど…出たら絶対に買うんだけどなぁ〜

 

 2005/04/17 (日)  「・・・」

記憶の有効期限切れです。この日何があったのか思い出せません。カレンダーの上では休日だったはずです。多分、ひたすら寝て過ごして体力の回復に専念していたんだと思います。日記の記は遡れても3日が限度ですね。かつては教科書を丸暗記してもう一冊書き起こせるほどの記憶力を誇っていた私ですが、寄る年波には勝てないということですか…

 

 2005/04/16 (土)  「夏コミに向けて」

数日前のことになりますが、コミケット準備会から夏コミの参加申し込み受付完了ハガキが届きました。これでひとまず、書類不備による落選という事態だけは回避できたことになります。あぁ、でも、夏コミまであと4ヶ月しかないんですよねぇ…締め切りまでは3ヶ月しかないことになります。新刊の企画そのものは既にいくつか公開していますが、中身はノータッチ同然だし、この忙しすぎる日々の中で本の制作時間が本当に取れるのかどうか…あまりにも不安要素が多すぎます。更に悪いことに、劇場版AIRのDVDの発売日が8月上旬に決定され、本の締め切りには間に合いそうにありません。公式の方で劇場版の第三稿に対して新たな何かがDVDの中で語られるようなことがあれば、想像だけで書いてしまうGM研の企画がとんだピエロになってしまう危険性もあります。ちょっとずつ書き溜めているこの草稿が的外れなものだとは思っていませんが、多分に私の願いが込められたものなので、おそらく第三稿を書いたライターさんの意図とも違ったものになってしまうかも知れません。それでもなお、この草稿(第四稿)と想いを同じくしてくれる人が、たとえ僅かでも居るのであれば…

 

 2005/04/15 (金)  「同人誌の中古流通について」

同人誌のサークルリンク集の中に、「ヤフオクにも捜索対象を広げ…云々」という下りがありますが、誤解が無いように補足説明をさせていただきたいと思います。まず、ここでいう所の「ヤフオク」とは、転売行為を助長する意味で書いているものではありません。大手サークルの会場限定本を自分の必要以上に購入して、その日のうちに中古同人誌ショップに持ち込んだり、ネットオークションに出品して儲けようなどと企む「転バイヤー」なる存在が、私は死ぬほど軽蔑しています。そして、即売会に足を運ばなくても「お金さえ出せば何でも買える」と安直考えている人も大嫌いです。

その人が複数冊を買ったことで、本当に本を必要にしている人が買えなくなったり、自分の本が売りに出されることで作家さんが不快な思いをすることに、なぜ思い至らないのだろうか?ただ本が売れればいいなら、書店委託でもどうにかなるだろう。しかし、即売会という交流の場に集い、読者と同じ視点で触れ合いたいという思いこそが、同人誌を製作する原動力なのです。私はたとえ大手サークルに何時間ならんでも、「新刊1冊下さい」と言いますよ。以前、そう言ったら売り子の方に「本当に1冊でいいんですか?」と驚いて聞き返されたことがあったくらいです。私が同人誌に求めているものは、本の内容そのものでも本の市場価値でもなく、その作品に込めた想いを伝えるコミュニケーションにこそあるのですから。

では、私が今言っていることと、「オークションの利用云々」という下りは矛盾するのは?と考えるかもしれまんせが、そんなことはありません。もっと正確に言うなれば、「イベント直後などの投機目的のオークション行為は行わない。サークルさんでの取り扱いが終了していて、通常の手段では入手が不可能な絶版本に鍵って、ネットオークションで捜索することもある」ということです。ハッキリ言って、そんなのは年間でも2,3回あるかないかであり、そのアラートのためだけに毎月の認証費用を払っているわけなので、どう考えても割に合いませんよ。そもそも、自分で出品したことは一度たりとありませんしねぇ…

仕事などの関係上、即売会に足を運べない人もいるわけで、やむにやまれず同人誌を手放さぜるを得ない状況もあるでしょう。廃品回収に出してしまうくらいなら、誰かその作品を好きな人にもらって欲しいと思う気持ちも分かります。中古という二次流通の存在によって、同人誌の歴史の連続性が保たれてきたのも動かしがたい事実だとも冷静に分析しています。しかし、その仕組みを悪用する人間が居る以上、中古という存在そのものが嫌悪の対象になってしまうのは致し方ないことです。同人誌は所有することが目的なのではなく、その思いを共有する趣味なのだ、という基本理念を今一度よく考えてみて欲しいものです。

 

 2005/04/14 (木)  「一難去ってまた一難?」

昨日の日記では皆様にご心配をおかけしてしまいましたが、事態は好転しつつあります。後輩二人にそこまで言わせてしまったことを本人も重く受け止めてくれたようです。元々能力のある人だから、腹が座れば存分に実力を発揮できるだろうし、行動で示すことで人もついてくるだろう。それはその人だけの問題ではなく、5人の部下を任されている今の私自身にも言えることです。役職も権限もなにもかも公式に認定されたものではないが、今この重責を担える人間は他にいない。指揮官が最前線で一兵卒と同じことをしていては集団戦はできないけど、部下から命を預けられる信頼を勝ち得るためには、その作戦においてすべての責を負う覚悟を示さなければならないと思う。言うは易し、行うは難しですからね。

 

 2005/04/13 (水)  「・・・」

更新が滞ってしまい申し訳ありません…それもこれも、壮絶すぎる激務とただでさえ少ない家での時間なのに大航海にうつつを抜かしているからなのですが…今日という今日はゲームをやる気にもなりません。かといって枕を高くして安眠できるほど私は無神経ではいられません。自分の甘さ加減を棚に上げるつもりはないけど、こんな後顧の憂いを抱えたままでは、命を張って最前線で戦うことさえままらない。いや、こんな愚痴を日記に書いてもしょうがないのですが…無理やりにもで発散させないと眠れそうにありません。睡眠を取らないと冗談抜きで自分の命の保証はできないと、もうひとりの自分がSOSを出していますが、今は見なかったことにするしかありません。しかし、今道半ばで挫けてしまったら死んでも死に切れないので、なんとかこの怒りを通り越した哀しみと情けなさを整理します…がっくし。

 

 2005/04/10 (日)  「花見」

これは昨日の話ですが、サイン会に参加するためにお昼前に吉祥寺に着いてしまったので、井の頭公園で花見でもしようと駅南に足を伸ばしてみたのですが…なんなんでしょうね?この殺伐とした忙しない花見は?周辺に大学が多い武蔵野という土地柄もあるのかもしれませんが、とにかく態度が悪い。場所取りのビニールシートが隙間無くビッシリと敷き詰められていて、場所取り役と思しき者が、既に散り始めていた桜の花びらを隣の迷惑も考えずダンボールで飛ばして…風流も何もあったものではありませんでした。

あと、井の頭公園が桜の名所かどうかは知らないけど、桜の枝振りも量も全然たいしたことありませんでしたね。咲いていない桜の木もところどころあったし、投薬治療を施して根元が簀巻きにしてある木も多かったし…「日本桜百選」にも選ばれている私の地元の桜とは大違いでした。人間より桜の数の方が多いのか?と思ってしまうくらいで、何の手も加えられていない山桜とかもそこかしこにあったりしましたし…こと自然に関しては田舎を懐かしんでしまいますね。比較的緑の多い武蔵野台地でさえ、「残された自然」というより「取って付けた自然」ですから。あ、今にして思えば、ついでに三鷹の森ジブリ美術館にも足を伸ばしておくべきだったかな?(予約を取らないと入れないみたいだし、スケールの小ささに失望を深めそうなので、行かなくて正解なのかもしれないけど…)

 

 2005/04/09 (土)  「森薫先生3rdサイン会」

本日は、吉祥寺のブックスルーエで開催された、エマ5巻発売記念:森薫先生の3rdサイン会に参加してきました。14:00から開始ということでしたが、万全を期してお昼前には現地入りして、店内を視察して作戦を練る。店頭のエマ等身大ポップには「13:30から列を3階入口に作ります」と書いてあったものの、どう考えても150名が並べるような余裕は店内にはない。しばらく1階で普段が読みもしないベストセラーた料理本を立ち読みしながら、店員さんの様子を伺っていたものの列整理の予定時刻になっても何も動きはなし。不審に思って店外に出てみると、メインストリートの横道ぞいにどえらい行列が既に出来ていました。ぐはー!1時間以上も前ノリしていがら、出遅れてしまった…

ここで作戦変更。今回のサイン会は「キャラのリクエスト可」ということだったので、1人あたりに要する時間は相当なものになると予想されるため、ポップでの注意書きにも「6時過ぎまでは確実に受け付けますので、時間に余裕のある方は時間をずらしてお越し下さい」とありました。そこで、近くのネットカフェでしばし時間を潰してから4時半に戻ってきてみると、さすがに列は半分くらいになっていましたが、それでもそこから1時間待ちでした。サイン会でここまで時間がかかるのは初めてだったので、この週のガンダムSEEDを観逃してしまったわけですが…(どうせ次回のあらすじ数秒で予想できるからいいけど)

5時半頃、いよいよ私の順番が回ってきました。2ndサイン会の際に森薫先生がとてつもない美人さんだということは知っていましたが、改めて拝見すると実にエレガントで素敵な女性ですね。とてもじゃないが、メイドさん大好きの漫画家には見えません。前回は時間の都合上、絵柄はすべてエマに統一されていましたが、今回は絵柄のリクエストOK!さて、誰をリクエストするべきだろうか…エマの単行本に「シャーリー」を描いて下さいというのは気が引けるし(カゲロウさんがすでにリクエストしていただろうし)、あまりネタに走ったリクエストをするのもどうかと思っていましたが、私の前の番の人(ビームO村シャツを着た強兵)が「アル爺さんでお願いします」と恐ろしくマニアックな注文をしてくれたことで、踏ん切りがつきました。

「エマのメガネなしバージョンでお願いします」

あ、別にメガネが嫌いというわけではないんですよ。メガネだから好きなのではなく、キャラクターとしてエマが好きという意味です。そう説明したわけではありませんが、森先生からは「では、次の機会があれば、髪を下ろしたエマとか私服のエマとかもいいですね〜」と言っていただけたので、ちゃんと意図は伝わっていたようです。

ちなみに、この日の模様は、シャーリ同人誌の第一人者(だと私が勝手に思っている):サークル「花楠」カゲロウさんの4月9日の日記も併せて読むと、より一層楽しめますよ。ナチュラルにファンとの交流を楽しめる森先生といい、担当大場氏の粋な計らいといい、より当事者としての視点での興奮がとてもよく伝わりますから。私も次回は何かネタとしてお土産を考えておこうかなぁ…

 

 2005/04/08 (金)  「・・・」

日記がたまってしまい、この日に何があったのかサッパリ記憶がありません。仕事のことならいくらでも覚えているんですけどねぇ…家に居る時間がますます短くなってしまい、遂には月の電気代が3000円を割り込みました。最大の節電とは「家に居ないこと」なのか?

 

 2005/04/07 (木)  「GM研同人誌書庫、5000冊突破」

GM研の同人誌書庫の蔵書数が、本日付のリスト更新で5000冊を突破していることが判明しました!記念すべき5000冊目は…不明です。ここしばらく所有リストの更新をサボっていたら、100冊ほど未登録がたまっていたので… ちなみに、4000冊を達成したのは2004年9月5日。わずか7ヶ月で1000冊増えた計算になります。つまり、年間で換算する1700冊ペース!上昇曲線を考慮すれば、年間2000冊の大台到達もありえますね…我が事ながら恐ろしい…あと10年はかかると思われたイワえもんの境地でさえ、5年とかからないかも知れませんね。そのためにも、その購買冊数を支えられるだけの経済力を身に付けなくては(^^;

 

 2005/04/06 (水)  「謎」

そんなに秘密にするようなことではないのですが、本日は休日を利用して謎の原稿の第一稿をまとめました。情報をまだオープンにしていないのは、単純に自分の実力に自信が無いからです。自分のホームページに載せるレビューであれば、自分の責任の範囲ですべて被ればいいだけの問題ですが、今回のお誘いはそうは行きませんので…でも、これは物書きにとっては、すごくいい経験になると思いますよ。プレッシャーもすごいですけど(^^; 早ければ来週の月曜あたりに詳細をオープンにできると思いますので、それまでしばしお待ちを…

 

 2005/04/05 (火)  「大航海時代引退?」

さて、ろくすっぽプレイ日記を書かないままの大航海時代オンラインですが、どうもこのままフェードアウトするように引退することになりそうです。ゲームのものはとっても面白いんだけど、いかんせんゲームをやる時間と気力がありません。普通のゲームなら仕事が落ち着いてから仕切り直せばいいのですが、オンラインゲームではなまじ知り合いがいて、どんどん置いていかれてしまうから、仕切り直すのは難しい。それなら、無料期間のみで十分に楽しめたからと割り切って考えれば未練もないだろうと判断したわけです。

オンラインゲームが他人とのコミュニケーションに重きを置きたくなる気持ちは分からないでもない。最近はゲームとして単独でも十分に楽しめる内容の伴った作品が増えてきているが、それはどれもやり込み系の楽しみ方であり、より多くのプレイ時間をそこで過ごすことのできるゲーマーしか楽しめなくなってしまう。そこが私が性根の部分でオンラインゲームを好きになれない部分なのです。

本来、私が考える最高のゲームというものは、「序盤〜中盤までの導入と展開までの流れを何度でもやり直したくなるゲーム」です。かつての「三國志II」や最近では「ガンパレードマーチ」のように、目的よりもプロセスの「経過」が楽しくて、その楽しみ方さえもリセットできる懐の深さがある…そんなイメージです。これをネットゲームに当てはめるなら、接続しているときの操作中だけ体感できる世界…という常識から覆してしまうべきだ。重要なのはその世界に自分が何らかの形で影響を与えている(関わっている)ことを実感できることであり、その実感を得るための方法は見せ方次第でどうにでもなる。ちょっと前にときメモオンラインについて反論をしたときの提言にも重複しますが、与えられた仕組みだけではなくもっと積極的にその世界に関われるような概念…ユーザーの数だけ平行世界が存在して、非常時接続でも自立可能な世界のシステムを構築することができれば…オンラインゲームは新たな可能性を示せるかも知れません。もっとも、現状でもついて行けない人が多いネットゲームのマイナスイメージはそう簡単に払拭できるものではありませんが…

 

 2005/04/04 (月)  「嬉しいお誘い」

世の中には「立ったまま寝てしまう」経験がある人はいるかもしれませんが、「歩きながら寝てしまう」経験がある人はそうそういないと思います…やっぱり普通じゃないですよね、これ…今の仕事をやり遂げるのが先か、激務に耐え切れず倒れるのが先か、いよいよ本気で分からなくなってきました。

そんな過酷な日々が続いていますが、昨日とても嬉しいお誘いをいただいて、そんな疲れは吹き飛んでしまいました。私としては二つ返事で了承一秒なのですが、まだ返信をしたばかりなので、ここにはまだ詳しくは書けません。いずれオープンにできる時がくれば、この場で改めてお伝えさせていただきますので、しばちお待ち下さいませ。

 

 2005/04/03 (日)  「久遠の恋物語Kai」

本日は、蒲田アプリコで開催された「久遠の恋物語Kai」に一般参加してきました。関東に引っ越してから大阪のイベントに足を運べなくなって、約1年ぶりにお会いした「泥の沼組」の田亜湖さんが、私のことを覚えていて下さったのがとても嬉しかったですね。

※日記を書く時間がないので、イベントレポートは後日また書き直します。

 

 2005/04/02 (土)  「マリア様がみてる 妹オーディション」

本日の日記は全面的にネタバレのため、白文字による隠しテキスト扱いにさせていただきました。マリみて最新刊「妹オーディション」を読み終えた方だけお読み下さい。

フライング販売とネタバレ書き込みの横行により、ここ数日はいつも巡回させてもらっていた同人作家さんの日記サイトを、恐ろしくて読むことができませんでした。しかし、仕事で早番&終電で多忙を極めて本の買出しにも行けない身の上としては、公式発売日を過ぎても書店の営業時間が合わずに本を手に入れられず、あまりにも気になって夜も眠れないくらいだったので、とうとう1つだけ感想を読んでおこうと思いました。その心ある方は、ネタバレを回避するためにクリックした先にネタバレ部分を隠してくれていたので、その心配りを無にしないためにもその先は読みませんでした。でも、その数文字の表記に滲み出た僅かな痕跡だけでも、私とっては大きな意味を持っていました。

「ああ、やっぱりそういうことなのか…」

誰がどう見ても、祐巳ちゃんの妹レースで細川可南子の形勢が悪いのは分かってはいたつもりです。彼女の恋が祐巳ちゃんの妹になることで実を結ぶことはないかもしれない…それは十分に分かっていました。だからと言って、対抗馬の瞳子が嫌いというわけでもありません。今更どこの馬の骨とも思えない新キャラに掻っ攫われるくらいなら、せめて二人のうちのどちらかに…そう思っていました。そもそも、可南子と瞳子はライバルとして拮抗するようなバランスではなかった。良く考えてみると、相当奇妙なライバル関係だったような気がします。

その原動力になっていたのが、妹レースの様々な予想が数多くの同人誌作家さんの手によって半年以上の期間にわたって創作された作品とともに過ごした時間があったからだと思います。公式のなかなか決まらない状況にヤキモキされ続けながらも、「if」を描き続ける(読み続ける)うちに、キャラクターそのものに愛着が湧いていったのでしょう。本当に何も無いところから始まった可南子説支持者が、今まで諦めずに応援してこれたのは、単純に可南子が祐巳ちゃんの妹になれるかどうかの予想としてではなく、この作品における可南子の役割というものが、不器用で素直じゃない瞳子を引き立てるための単なる「当て馬」ではないことを、直感で分かっていたからだと思います。だからこそ、せめて同人誌の中だけでも願いを込めた未来予想図を描きたかった、その想いを共有したかったのです。数少ない可南子ファンたちは、いつか来る運命の日(公式で妹が決まる日)を刹那に粛々と待っていたことでしょう。

さて、この「妹オーディション」を一気に読み終えた私の感想は…とても複雑な気分です。おそらく、「レイニブルー」や「ロサ・カニーナ」などと並び賞される最高傑作だと評価される向きもあると思いますよ。しかし、可南子ファンにとっては…彼女の恋の結末は、あまりにも綺麗すぎて…涙は出ませんでした。でも、読み終えた後にとても胸が痛くなりました。その結末の数ページ前に、乃梨子ちゃんが「祐巳さまは瞳子じゃなくてもいいと思う。でも、瞳子は…」と言って不意に涙を流したシーンの方が、胸にぐさっときましたね。「ああ、これはもう絶対に逆転は不可能なんだ」そう思い知らされました。その直後に迎えた可南子と祐巳ちゃんのラストシーンでは、最後に初めて分かり合えた二人の、終わり行く幸せな時間をせめて最後まで笑顔で見守っていたいと思いました。可南子は祐巳ちゃんの妹にはならなかったけど、妹という繋がり以上に大切な絆を祐巳ちゃんからもらって、人生を前向きに考えられるようになったんだから…そう、この結末は誰もが望んでいたものとは少し違うかもしれないけど、誰もが納得せざるを得ない完璧なプランだと思います。今巻では瞳子には決まらなかったけど、最大のライバルは自らに決着をつけた。次巻、いよいよ正式に祐巳ちゃんの妹が決定する…はずです。

私は、今ほど同人誌を読みたいと思ったときはありません。次のCレヴォFINALでは、この結果を受けて描かれるネタがかなり多くなることでしょう。しかし、誤解しないでいただきたいのは、それは公式の結末を認めたくない!という反発から来るものではありません。今まで素敵な「if」を作り出してくれた作家の皆様には、自分が納得できる形でその想いを伝えられるように、その想いを作品にぶつけてくれることを読者も願っていると思います。劇場版「エヴァ」への反発から幾多の名作「if」が生まれた状況とは異なり、誰もが納得できる完璧な結末から「if」を展開するこは困難を極める創作になるかもしれません。しかし、だからこそ二次創作に価値があるとも言えるのです。そこにどんな価値があるかを決めるのは、描き手である自分であり、読み手である読者であり、そこに共通するのはキャラクターと作品への愛情です。可南子とのラストシーンは、終わりではなく前向きな人生の始まりでした。同じように、これからは妹レースの予想としてではなく、イチキャラクターとしての愛情が作家も読者も試されます。5年後10年後になって、かつてマリみてという大好きだった詳説で、マイナーで主役になれなかったけど、とても好きだったキャラクターが存在したことを、思い出として作品に残していくことは、同人誌だからこそできる愛情表現だと思います!

 

 2005/04/01 (金)  「・・・」

今日はエイプリルフールですよね・・・嘘だと言ってくれ〜!(謎)