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 2006/12/31 (日)  「それではよいお年を」

コミケ全日程終了〜皆様お疲れ様でした。

私は仕事で全日程を通して会場に足を運べませんでしたが、1日目はサークル運営を代行してくれた友人から電話で、凡その様子をアバウトに聞いただけなので、詳細を把握しているわけではありませんが…なにしろ、友人も風邪っ引きで前後の事をよく覚えてないくらい体調が悪かったようなので、もし対応に漏れや不備などありましたら、平にご容赦下さいませ。

さて、伝え聞いたところでは、コピー本は余った模様です。2日間開催の昨年の瞬殺っぷりに慄いて多めに作ってしまいましたが、やはり冬の3日間開催で1日目という配置はハンデです。まぁ、足りなくて皆様をガッカリさせてしまうことに比べれば遥かにいいし、どの道通販対応でストックも必要でしたしね。通販の方法については、何分額面の安いブツになりますので、いつもの定額小為替方式ではなく、未使用官製はがき方式を予定しています(きららのアンケート葉書だけで、年間20枚以上使いますしね…)。郵便事故のリスクを回避するため、発送は三が日明けくらいになるかと…受付の詳細は後ほどHPにて。

また、コピー本の仕込みや本番に備えた充電のため、本日ご来場できなかった作家の皆様には、ご自宅への郵送・もしくは次回参加イベントにてご希望があれば無料で進呈させていただきますので、お気軽にご用命下さい。

既刊の方は在庫処分セールはあらかた捌けて、増刷分はそこそこ動いた模様。何冊戻ってくるかビクビクものですよ。もう今後イベントで売るアテも書店で売るアテもありませんから。作家さんに名刺代わりに配って回るとしますか。原価600円以上のとてつもなく高い名刺ですが(^^;


とにもかくにも、本年の日記の更新はこれで最後です。ゆっくりと行く年を振り返る余裕もなない慌しい1年でしたが、来年は更に忙しい1年になることでしょう。そうでない年になるのだとしたら、船が沈む時か私が失職するかのいずれかでしょう(^^;灰になるまで勝ち続けるか、壊滅的敗北を喫するかしかないとは…いつの間にリアル「銀と金」ルートに入ってしまったのやら…


さて、来年はもう少しだけ景気のいいネタを日記で提供できるように、心持ちだけはポジティブにいきたいものです。 では、皆様よいお年を!!

 2006/12/28 (木)  「コピー本完成しました」

冬コミ合わせのコピー本が、今し方完成しました。印刷も本折もホッチキス止めも全部終わりました。プロテクト枠も考えて気持ち多めに…120部作りました。よくよく考えてみると、これは当サークルのコピー本の量産数では史上最多でした。32Pのコピー本を120部って…道理でしんどいはずです。後は、光沢紙特有の「反り」を抑えるために重しで圧縮して、当日受け渡しの荷造りをするだけ。ウチのようなマイナージャンル&中小サークルにとって、この数字が多いのか少ないのか良く分かりません。少なくとも、昨年のように1時間で完売ってことはないと思いますが…もし品切れの際はご容赦下さい。

いつものように私は仕事のため会場には行けませんが、販売は友人が代行してくれていますので、皆様のご武運を祈っております。

 2006/12/25 (月)  「コピー本表紙公開」

十分な睡眠とベンザブロックでちょっとだけ持ち直しました。ただ普通に疲れていただけのようです。原稿に?それとも仕事に?…それは言わずがフラワーというやつですな。

さて、表紙の確認が終わったので、取り急ぎサンプルを公開しておきますね。今回もお忙しい中、「泥の沼組」の田亜湖さんにイラストを描いていただけました。ものすごくアバウトなご依頼でしたが、想像以上のモノに仕上げていただけました。本当にいつもお世話になっりっぱなしで、ありがたいやら申し訳ないやら…

■表紙サンプル


はやてとリインフォースIIの背後に、本好きつながりでたまたま図書館に居合わせた、という設定の「キミキスの星乃さん」が、何気に地味なキャラ特性を発揮したオイシイポジションになってます。こんな組み合わせでイラストを依頼する人は、同人界広しと言えども他にはいないでしょうねぇ(^^)キミキスは冬服の資料が極端に少ない(祇条さんのエンディングショットくらいしかない)ので意外と手が掛かってるんですが、その話はまたいずれどこかの機会で…

さて、せっかく持ち直した体調なので、今日はしっかり休んで明日からのラストスパートにすべてを賭けるとしましょう…

 2006/12/21 (木)  「冬コミ詳細情報」

冬コミまであと一週間となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?オフセの新刊は軒並み入稿完了の報を次々と耳にして、我が事のように嬉しく思えたりしますが、さらにここからコピー本を作ろうと新たな戦線に闘志を燃やす方々もいて…その情熱にはいつもながら感服してしまいますね。

さて、かく言う私の方は、只今絶賛コピー本の制作中なのですが、すでに第一次締め切り(宅配搬入発送日)をぶっちぎってしまいました。コミケ1日目の早朝に販売を代行してくれている友人に途中駅でカートを渡して、私はそのまま出勤→夜勤ルートが確定。なんにせよ、友人に迷惑をかけてまでして引き延ばした締め切りなのだから、一週間の延長戦で少しでも良い本に仕上げなくては…

さて、在庫の搬入が終わって頒布詳細も確定したので、当日の頒布リストを記載しておきます。

新刊 GM研通信 Vol.6 β(コピー本) 100部 100円
既刊 GM研通信 Vol.5 A's(第2版) 150部 600円
既刊 GM研通信 Vol.4 30部 300円
既刊 GM研通信 Vol.3 30部 100円
既刊 GM研通信 Vol.2 30部 100円
既刊 GM研通信 Vol.1 30部 100円

残念ながらオフセの新刊はありませんが、完売状態だったVol.5 A'sを少数だけ増刷しました。表紙の一部と大量の誤植を直しているだけなので、わざわざ買い直すようなものではありません。なお、コストの問題もあって少数しか作れなかったので、増刷分の書店委託は行いません。また、引越しで発掘された既刊在庫を処分価格にてご提供させていただきますので、最近読者になった方はこの機会に是非!

※すでにお約束いただいている作家様への進呈分は別途在庫を確保しておりますので、無理に早い時間にいらっしゃる必要はありません。

新刊のコピー本は何ページになるか分かりませんが、瞬殺されてしまった昨年の反省もあるので、100部用意させていただきますし、会場に足を運べない方のために、コミケ後に個人通販での受注生産でも対応します。案内の方はコミケ会期後に掲載いたします。

…最大の問題点は、未だにサークルチェックがまったく出来ていないこと。代行の依頼リストと原稿の二正面作戦はあまりに厳しい。今回は作戦のクオリティはある程度諦めるしかないかなぁ…

 2006/12/20 (水)  「GM研東京本部はこんな感じに」

   
まだまだ荷解きも十分に行えず、引越しの進捗は50%にも満たない状態ですが、とりえずGM研の新本部がどんな感じなのか触りだけでもお伝えしておきます。

GM研通信vol.3をお持ちの方であれば、埼玉時代の本部がどんな感じだったか写真を掲載してあったのでご存知だと思いますが、お持ちでない方のために説明をば。以前までは4.5畳のダイニングキッチンと、6畳の居間という構成でしたが、今回からは10畳のダイニングキッチンと7畳の居間という構成です。10.5畳→17畳で率にして62%の拡大!これで家賃は5000円しか違わないのだから、いかにレオパレスがぼったくりなのかが良く分かるというものです。

以前の4.5畳を埋め尽くしていた本棚類は、写真1・2で見て分かるように、ダイニングキッチンの半面に収まってしまいました。理論上20,000冊くらいは置けるだろうと想定して選んだ物件でしたが、まさかここまでとは!引越し作業のため、50音順がデタラメになってしまったんで、取り急ぎ開封して平積みで格納してあります…誰がこの分類作業をやるんでしょうか?

本棚の全容はまだまだこんなものではありません。既に180cm級のスチールラックを4本、6段組カラーボックスを3本発注済み。写真の奥に映っている居間については、ロフトベットの納品が遅れている上に、コピー本の製作で資料が散乱していて、とてもまだ人様にお見せできるものではないので…ご紹介は後日ということで。

写真3は今回の引越しの掘り出し物。以前の住人が置いて行った(投棄していった)食器棚を貰い受けたものです。これを何に使うのかというと…フィギュアの陳列棚です!ガラス張りの戸棚で埃ガードは万全!これでメンテナンスの心配なく箱から出して飾れるというものです。

…と、こんな感じでオタクの理想郷の完成に向けて着々と整備を進めていく作業は心躍るものがありますね。資料性の高い大量の本たちにより多くの方に触れてもらうために、1月中旬頃には、一般開放日(GM研読書会?)の詳細も公開したいところです。

夢は広がる一方ですが、それはさておき、どうあっても両親・親兄弟を家に上げるわけには行かない部屋になってしまいそうですが(^^;

 2006/12/19 (火)  「ネット復帰です」

ようやく引越しも一段落して、今夜からネットに復帰しました。とはいえ、荷解きはまだ半分も終わってなくて、ダンボールの山に包囲された寝床を確保するのも大仕事です。引越しの模様は、追って日記でアップして行きますが、とりあえず皆様に復帰のご報告をば。

 2006/12/16 (土)  「引越し前日」

17日の引越しに向けて、いよいよ作業は最終段階に突入しました。今回の引越しは荷造りも業者任せなので、準備することはあまり多くはないのですが、引越し屋さんには任せられない貴重品を事前にエアパッキンで厳重に梱包。スケブやら色紙やらサインやら…市場的な価値はゼロですが、私にとってはかけがえのない宝物なのです。

今夜は夜通しでPCデータのバックアップ。転ばぬ先の杖というやつです。今データがぶっ飛んだら、コピー本さえ出せなくなってしまうので…まったくもって、彩の国埼玉とのお別れを惜しむ暇さえありませんな。2年10ヶ月。仕事ばかりで寝に帰るだけの生活だったので、観光のひとつもしなかったなぁ…便利ではないけど特に不満もなかった。ファミリーで住むにはいい環境だと思います。グッバイ埼玉!次に会うときはマンションか一戸建てで凱旋だ!(お、大きく出ましたね…)

…とはいえ、引越し計画が万事上手く運んでいるわけではない。発注したシステムロフトベットの納品が1月中旬になってしまったり、17日の天気予報は降水確率70%であったり、ようやく支給された冬のボーナスは「灰色の額面」であったりと、早くも多事多難です。それ以上に目下最大の課題は、引越し早々に締め切りを迎えるコピー本原稿なのですが…コミケ当日の荷物早朝受け渡し→出勤ルート確定かも?

なお、引越し先の電話工事日の関係上、ネットへの復帰は早くても18日になります。それまではGM研本サイトの更新・通常メール・mixiともに連絡が取れない状態となります。たった2日ちょっとの隔離なのに、すっかりmixi中毒ですね。原稿にもそのくらい身を入れて欲しいんですけど…

 2006/12/14 (木)  「まんがタイムきらら1月号」

きららキャラットに続いて、きらら本誌でも今月の個人的お気に入りランキング(すべて単行本購入基準をクリア)を作ってみると、以下のようになりました。

01.かみさまのいうとおり
02.ドージンワーク
03.三者三葉
04.ROM-レス
05.姉妹の方程式
06.棺担ぎのクロ
07.うぃずりず
08.ねこきっさ
09.あねちっくセンセーション
10.スーパーメイドちるみさん
11.カニメガ大作戦
12.TW2
13.影ムチャ姫
14.猫耳のミコ譚
15.まーぶるインスパイア
16.ふぉんコネクト

…16本!改めて数えてみるとキャラットの14本よりも多いですね。28本中の16本だから、打率でいうと.571。驚異的な高打率と言えるでしょう。3日後に迫った引越しとコピー本原稿であまり時間も無いのでコメントは4位まで、ということで…

01.かみさまのいうとおり
物語のキーキャラである「虚無僧さん(明暗寺暗(みょうあんじくらら))」が遂にメインで登場。春には妹と依頼主も越してくる…ということは、いよいよストーリーも佳境に突入ということでしょうか?(十字架に加工されたバレッタに刻印されていた五芒星と、安倍姓で想像はついてますけど)。イマラ…をストーリーの中で引っ張ったエロネタ手法も磨きが掛かる一方であり、読者としてはストーリーも楽しみだけど、多分そのヤマを越えたら終わってしまうのは寂しくもあり…複雑です。

02.ドージンワーク
なじみとかねるの無茶な1000部増刷x2を引き受けてしまった、星君の苦悩と痛々しさが全開です。3日で完売できなかったらクビという背水の陣で、最終的には自腹で100万近い在庫を買い取って焼却処分して焼き芋…サークル者としてはリアルすぎて笑えませんな…ただ、委託であれば書店側は返本すれば済むことなので、クビをかけてまでやるほどのリスクではない気もしますけど?(作家側が痛いことには変わりはありませんけど)

03.三者三葉
遂に葉子様のバイト先が決定!西川家の元メイドさんが山路の根回しで開いたケーキ屋さんであり、いわば身内のホーム。新キャラ「薗部さん」もいい味を出しています(10代に見えるが実は三十路)。山路もバイトに入る超過保護バイトながら、客商売が苦手な無表情メイドと高飛車なお嬢様では、客商売として成り立たないので…流用したという西川家のメイド服は落ち着いていて何気にいいデザインですな。

04.ROM-レス
高校時代の同級生の結婚にあてつけられて、好きな人が出来て、自分を好きでいてくれる人がいることは幸せだとしみじみと感じた静夜に、久凪が告白!次号クライマックス!…って、最終回ですか?実体化したゲームキャラである設定や、千奈との関係とかそういう方面で話のボリュームを持たせる作風ではないので、そのまま終わってしまうのかなぁ…うーん、単行本の2巻はちゃんと出るんだろうか…

 2006/12/13 (水)  「ドラクエ9はDSで」

もう散々ニュースサイトや新聞で、果ては気の早いことにTVCMでも発表されている通り、ドラクエ9はニンテンドーDSで発売されることが決定しました。個人的には、ドラクエ7はクリアしたけど何一つ心に残るシーンもなくうろ覚えだし、ドラクエ8に至っては買ってもいない身なので、今更ドラクエが何処で発売されようと「ふーん」という感じですが、政治的な意味合いではこの発表が持つ意味の大きさには興味深々です。

PSへの移籍から12年ぶりに任天堂ハードへの復帰が実現したということで、発表会には任天堂の岩田社長も登場する”最恵国待遇”をアピールして、「ドラクエの最新作はDSで!」というTVCMまで打っている。まるでPSにFFが移籍したときのようなフィーバーぶりですな。早くも市場関係者の間には、シリーズ初の400万本越え確実!との声も出ているようです。任天堂の株価も半年で1万円も上がってますしねぇ…

とはいえ、業界内にはこの発表を冷静に受け止めた方が多かったようです。かねてからドラクエは「一番普及しているハードで発売する」と明言しており、PSの「7」もPS2の「8」も既に普及が相当進んだ状態で発表されたものであり、FFが起爆剤ならドラクエは王手のようなもの。PS3とWiiのどちらが勝つかはまだ分からないし、普及台数が追いつくまで発売を待つことも、HD画質やリモコンなどの新機軸にあわせた開発には時間がかかりすぎる…

それに、PSでのリアル・ドラクエ路線がゲームとしての本来の面白さとは違ったベクトルに向かいつつあったことに、ユーザーからは賛否両論だったし、開発者たちにも忸怩たる思いがあったのかもしれない。DSのタッチペンとWi-Fiコネクションは開発者にとって確かに魅力的なチャレンジだ。開発側の欲求と、政治的な意図と、商業的なタイミングがどれを優先したわけでもなく合致した今回は、非常に稀なケースと言えるのかもしれない。

とはいえ、遊ぶ側としては、4人同時プレーのアクション戦闘はオンラインゲームよりは気楽だけど、ドラクエにはロンリー侘び寂びゲームというイメージがあるし、一過性のプレー環境に終わると10年先20年先に作品が残らないのではないか?という危惧もあったりしますが…

 2006/12/10 (日)  「カタROM」

一向に治る気配のない風邪でふらふらになりながら、どうしても外せない社用のため休日出勤したついでに、コミケカタログCD-ROM版を入手しました。前回はカタROM用のサークル情報登録を忘れてしまう失態を演じてしまいましたが、今回はちゃんと登録されていました。もっとも、新刊はコピー本になってしまったので、内容に偽りありなのが残念無念ですが…

夏コミの時のcsvファイルを読み込んでみると、「えっ!」と思ってしまう結構な数のサークルさんが冬コミに申し込みをしていないことに驚きました。既にサークルを解散された方や、商業誌活動に専念するため同人活動を休止されている方や、既に他界された方も…黙祷。長く同人をやっていれば、出会いもあれば別れもあるもの。だからこそ、昔を今に語り継ぎ、未来に伝えて行かなければならないのだ…とレビュアーとして思いを新たにしました。

サークルチェックはまだ触りの段階ですが、ざっと見たところ3日目の「なのは」枠の拡大が目覚しいですね。自分で回れるものなら、なのは全サークルを絨毯爆撃したいところですが、代行を頼む立場なので候補の選別には苦労しそうです…500以上のチェックサークルを50前後まで10分の1に絞り込む作業は、何度やっても好きになれませんね…

さて、作戦立案するにあたって、目下の最大の悩みの種は、なのはの企業ブースの出展内容がどんなものになるか?です。「いきなり300枚購入の専売厨出現」「来場証明書対応」など前回の夏コミで数々の悪名伝説を残してしまっただけに、軽々しく友人に頼むわけには行きません。とはいえ、オークションで転売厨の思惑にまんまと乗るのも釈然としない。グッズの類は限定でも仕方ないが、CDとかは一般流通でも売って欲しい…

 2006/12/9 (土)  「代アニ民事再生法申し立て」

http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2006/12/22_1.html

代々木アニメーション学院が東京地裁に民事再生法の適用を申請したとのニュースが入ってきました。負債総額は約22億円。これは学校運営を継続するためのものであり、学校組織が消えてなくなるものではないらしく、06年度の残りの授業や07年度の新入生募集も引き続き行うとのこと。新代表の声明も出ているので、一応譲渡先の目処は立っているようです。再建の芽があるかどうかは話は別ですが…

つい先日、ギャルゲーの老舗KIDの自己破産があったばかりということもあってか、代アニの公式ページの「よあにっき」には「学院が倒産するという事は絶対にありません」とコメントされています。「聞き慣れない言葉に不安な方も多いと思います」云々の記載もあるが、自己破産と民事再生法の違いも分からないような教育をしているかね?と小首を傾げたくなるのだが…

ウィキペディアの掲載内容はかなり際どい内容なので、いつまで有効なネタなのかは分かりませんが、今回の経営破綻の主要因は、少子化や競争の激化のような奇麗事ではなく、前代表の経営の私物化や使途不明の手形小切手の乱発にあった模様。新設した養成コースがあっという間に消えてなくなったり、開校と廃校を繰り返すなど、今までストップが掛からなかったことが不思議なくらいでしたが…

まぁ、そもそも代アニは無認可の非専修学校であり、うそ臭い高い就職率で若者の夢と希望を食い物にして利潤を貪ってきたツケを払う時がついに来ただけのことです。2006年4月に楽太郎を何の実態もない学院長職に据えて「メディア芸術」などと言わせて喜んでいた時点で、何となくヤバイ匂いは漂っていましたけど…

代アニの卒業生には今の業界の第一線で活躍している人も結構いる。声優に詳しくない私でも知っている名前がリストに並ぶ様は壮観とさえ言える。だが、それは彼ら彼女らが才能を伸ばし、たゆまぬ努力によって勝ち得た名声であり、代アニの実績ではない。それは「アイツは俺が育てた」と言っている胡散臭い業界人と同じようなものだ。教育者として誇るべきは、どんな有名人が在籍していたかではなく、卒業生が誇りに思える教育をできたかどうかであり、有名無名など関係なかろうに…

そもそも教育が金になると思っている事自体が大きな思い上がりではないか?型にはめた学歴社会のレールの上で競争するなら、有名私立で環境を整えてより効果を期待するのは、選択肢の一つとして理に叶っていると思う。だが、クリエイターという特殊な仕事は学校で教えられるようなものなのだろうか?

私は、本来、学校の授業には何の意味もないと思っている。学校とは社会性を獲得するための交流の場であり、試行錯誤できる貴重な猶予期間だと思う。勉強はこれっぽちも社会に出てからは役に立たないが、そこで得た人脈や経験や思索と引き換えに勉強というきっかけが必要だったのであれば、決して無駄なことだったとは思わない。その人を形作ってきた要素が血肉となり溶け合って初めて「創作」は生まれる。それは決して誰かに教えられたものではなく、自らの人生において学んできたことです。学校で教科書通りに「作業員のなり方」を教えて、未来のスターが生まれるわけがない!教科書通りの教育で、振り子打法もトルネード投法も生まれるわけがない!

…なんだか話が逸れて来たので締めます。私はプロフェッショナルを育成する教育機関として代アニが変貌を遂げることは無いと思っています。なぜなら、芸術とは爆発であり、そんなものは誰かに教えられるものではないし、理解できるものでもない。だが、だからこそメディア芸術は特別な存在になっているのです。所詮、学校は「場」というきっかけを提供するにすぎない。そのくらい謙虚な姿勢で教育システム自体を再編成していただきたいものですね…

 2006/12/7 (木)  「きららWebオープン」

http://www.dokidokivisual.com/

まんがタイムきらら専用のWevbサイトが12月7日から稼動すると本誌に書いてあったので、早速ひと通り見ていました。(今までは芳文社の数ある雑誌紹介コーナーの1つでしかなかった)

コーナーを一覧にしてみると、こんな感じです。

・新刊情報
・既刊ラインナップ
・うごうご4コマ
・Web連載
・きららヘッドライン(RSS)
・編集部日記
・メルマガ(準備中)
・壁紙ダウンロード

新刊・既刊情報のような基本コーナーにも、4ページ程度の試し読みが出来るようになっているのはポイント高し。「うごうご4コマ」は面白い試みだと思うし、一覧で表示する4コマとは一味違った味があるけど、タイミングの取り方と演出の練りこみが難しいし、アニメパターンが必要なので描く人が大変そう…

Web連載は、すか、門瀬粗、ざら、以上の3名でスタート。1ページ完結方式なので、読み応えという点では微妙。まだ作家さんも手探り状態?外伝的な使い方が主流になりそう。試し読みコーナーもそうですが、Web漫画も「WebBOOK」という仕組みで動いているので、デジタル保存はできません。スクリーンショットを撮って…なんて暇なことはしません。

RSSによるニュース配信は、配信するほど更新される情報があるのかどうか、速攻受信したくなるような情報があるかといえば少々疑問。編集部日記はどのくらいのペースで更新されるか次第ですが、サイトの作りから大体どくらいの規模と期間で製作されたか想像はつきます。む、つい仕事癖が出てしまった。

メルマガは準備中。壁紙には「棺担ぎのクロ」「ひだまりスケッチ」「イチロー!」の3点で2月7日までの3ヶ月限定。最高解像度が1280なのがちょっと残念。この高解像度時代には1600も欲しいところですよ。

…と、全体的に見てみた感想としては、あまり期待していなかった割に、デザイン面でも機能面でも程よくまとまった使いやすいサイトだと思います。あとは、定期的に閲覧したくなる更新がどれだけ出来るか次第でしょう。かなりの少人数で運用されてるみたいなので、そこが結構心配ですが…今後に期待するとしましょう。

 2006/12/6 (水)  「買い物メモ」


最近はあまり買い物に行っているわけでも、通販を利用しているわけでもないのに、なぜか更新されていく不思議な買い物メモ。更新ペースも週2回が定例化しつつありますが、その方がファーストインプレッションを書くという目的意識を持って作品を消化できるので、それなりに意味のあるサイクルになっています。将来への布石と称して、原稿からの逃避を正当化できますしね(^^)

(漫画)アニコン(2)
(漫画)超常機動サイレーン(3)
(CD)涼宮ハルヒの憂鬱キャラソンvol.4 鶴屋さん
(CD)涼宮ハルヒの憂鬱キャラソンvol.5 朝倉涼子
(同人)6サークル合同マリみて2007カレンダー
(同人)誘惑スピンドル
(同人)りりかるOVER DRIVE
(同人)インフレーション
(同人)Four Heart

すっかり「オタクのための少女漫画」として定着してしまった感のあるやぶうち優作品ですが、「アニコン」完結編も相変わらずの恥ずかしいド直球に大満足。「ちゅちゅ」本誌の本来のターゲットである現役少女たちが、こういうオタク像を支持しているのかは定かではありませんが…ありえないけど、まぁ漫画だし。漫画くらい夢があってもいいじゃないか!

悪の組織の科学者と、正義の機動ヒロインの奇妙なラブ?ストリー「サイレーン」は次巻の最終巻に向けて盛り上がってきました。電撃大王の読者層を意識したわけではないようだが、新キャラの人工知能搭載:美少女怪人「エータ」の存在感は抜群。下っ端たち(お兄ちゃんズ)の溺愛ぶりがなんとも微笑ましい。大王では貴重な戦隊モノだけに、なくなるのは寂しいですけど…

マリみてカレンダーは発行日は冬コミでしたが、書店で先行発売されていたものをゲット。発行元の「ぷりんせす★ぷろじぇくと」を含めて、「マズルカSTEP」「美術部」「怪奇骨董少女函」「FC木馬」「ペンペン草くらぶ」の皆さんが執筆。価格も手頃なのでファンの方は是非。

ハルヒのキャラクターソングは、CDDBの誤認識のため、まだ鶴屋さんの方は聴いていません。ちなみに、鶴屋さんは苗字だけで名前は明かされていません。キョンの本名もないし、キョンの妹も「キョンの妹」としか表記されていない。そういう設定もハルヒ独特の面白さですが、そのまま製品化する方は結構大変かも。後付で本名が出たらシャレになりませんから…

朝倉涼子の方は、登場回数が少ないだけにイメージが掴みにくいものがあり、「小指でぎゅっ!」は普通に桑谷ソングとして聴けました。「COOL EDITON」は歌い語りのようなものなので割愛。歌詞の一部をアレンジした「ハレ晴レユカイ」は、「複製ね…ココロから強く思うほど ざ・ん・ね・ん」「追いかけたら つかまえるのよ」など随所に朝倉らしい猟奇加減が出ていていい感じです。

さて、ネタの仕込みはこのくらいにして、原稿に戻りますか…

 2006/12/5 (火)  「コトバの切れ端」

伝えたい言葉があるんだ
守りたい約束があるんだ
辿りたい途があるんだ
誇りたい絆があるんだ
捧げたい誓いがあるんだ

どんな時でもボクらは諦めない 
未来の彼方 遠くて近い天(そら)
戦友(とも)と交わした約束 
受け継がれる想い 終わらないボクらの創作(たび)…

それが、ボクらの地平線へと続く物語…


冬コミ合わせのコピー本に収録する予定の端書からの引用で日記のネタ不足を埋めてみました。Sound Horizonの影響を受けまくりであることは一目瞭然な一節ですが、そこに込めた想いは10月上旬にvol.6の企画を決意した時から何ら変わるものではありません。しかし、それから2ヶ月後に出会った幻想物語組曲の一節は、その語りつくせない想いを事も無げに詞にして代弁してくれていました。たとえパクリと誹りを受けようと、コトバの不思議な縁を大切にしたい、という思いが上回りました。

単なるテキストがその者にとっていかなる価値を持つのか?テキストを通してその集合体である作品を理解し、その作品を通して作者が込めた想いにまで至る…私が目標とするレビューの究極の形はまだまだ遠い彼方にある。だが、気付いたなら戦うべきだ。一歩を踏み出さなければ永遠に目的地には近づけない。生きている限りその歩みを止めてはならない。後に続く人々に僅かでも希望を残せるように…そしていつの日か、去りし勇者たちに胸を張って「喜びの野」で再会できるように…

 2006/12/4 (月)  「KID自己破産!」

■キッド:負債額約5億3000万円、自己破産申請へ
http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2006/12/53000.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/game/gamenews/news/20061201org00m300098000c.html

出社後に12月4日付けのネットニュースを見て仰天しました。KIDといえば、家庭用オリジナルギャルゲーをハイペースで出し続けてきた稀有な老舗メーカーであり、歴史的名作「Ever17」で鮮烈な印象を私に与えたメーカーだったし、世界は『 ∞ <infinity>』から『 ∫ <integral>』へと銘打った期待の新作「12RIVEN」を発表したばかりだっただけに、かなりショックでした…

もっとも、冷静に分析してみると、ここ数年はハイペースでソフトを発売するも、初回1万本にも満たずヒット作には程遠く泣かず飛ばず。PCギャルゲーの売れ筋移植タイトルはプリンセスソフト・角川・アルケミストに抑えられてしまい、唯一のドル箱だったメモオフも新作を作る余力もなく、後日談でお茶を濁したのが響いて求心力が一気に低下。今年に入ってからの異常なペースでの廉価版シリーズ発売にきな臭さは感じていたが、とうとう資金繰りの目処が立たなくなってしまったようです。

その他にも噂レベルではロクでもない話が大量にありますが、そんなゴシップなんてなくても、この破滅はあの経営戦略では必然であったと私は思います。数年前から斜陽に向かっていた家庭用ギャルゲー業界にあって、必要だったのは「数撃ちゃ当たる」ではなく「起死回生の一点集中」だった。infinityシリーズの中核を担っていた中澤氏の独立は確かに痛手だった。だが、その経験値はそのシリーズに関わったスタッフ全員が得ていたはずだ。一人の天才のアイディアは数十人の凡人の模倣と試行錯誤によって性能を向上させて初めて意味を持つ。分散ではなく集中…遅まきながら彼らがその答えに気づき、渾身の新作「12RIVEN」に挑まんとしたようだが、既に手遅れだったようですね…

自己破産を申し立てた1日付けで従業員は全員解雇されているらしく、KIDブランドの再興の線はなさそうです。まぁ、コンパイルのように版権を売り渡して形だけ存続しても意味はありませんからね。譲渡先は販売元でもあるエレクトロニック・アーツか、ギャルゲー界での継戦能力を失いつつあるコナミあたりが有力か?スタッフ関係者のブログを読む限り、「12RIVEN」は何らかの形で必ず世に出す!と宣言されているので、譲渡先はある程度の目星は付いているのだろう。

願わくば、KIDの経営レベルでの失態が、家庭用ギャルゲーの敗北と同義であると解釈されない事を…


盛者必衰の理。諸行無常だねぇ…

 2006/12/3 (日)  「「Kanon」全国縦断上映キャラバン レポ」

↑に当選していたので、本日開催の東京上映会に気晴らし程度に足を運んでみることにしました。BS-iを受信できない私にとって京アニKanonは初視聴だし、1月にはDVD化されるとはいえ、巨大スクリーンで観れる機会も滅多にないし、『会場にお越しいただいた方にはもれなく「Kanon」特製グッズのお土産も!』というのも気になるところです。

会場は両国のKFCホール。道行く人々の平均年齢がどう見ても60歳以上の街であり、両国国技館に江戸東京博物館を横手に臨む25階建ての第一帝国ホテルも入っているモダーンなビルに、わらわらと集まるオタクの列は、まさにザ・場違い。

一応応募招待制のイベントのはずだが、こんなに入れるのか?と疑ってしまうほどの人気ぶりに少々驚き。既に放送されているアニメでこれだけ人が集まるのも珍しいことだろう。京アニKanon人気恐るべし!お目当ての特製グッズとは、Kanonのチラシ絵バージョンのホッカイロでした。…まぁ、無料の上映会に多くは期待してませんでしたが…

会場はTVのスタジオを思わせる天井照明設備を備えたホールであり、360席の9割5分が埋まる盛況ぶり。スクリーンはプロジェクター形式であり、音響設備も映画館には及ばないが、会場使用料比ではそこそこの環境と言えるだろう。本編上映前には、このキャラバン用に撮影された、水瀬名雪役の國府田マリ子さんから見所とかの解説が。この東京上映会がキャラバンの最終日だから、他に何かあるかと思ったけど特にそういうのは無かったみたい。

上映会では、1話〜4話までを一気に上映。さすがに京アニのクオリティは凄まじい。現地ロケハンを敢行した成果とも言える、雪国のリアルな防雪生活習慣や雪の質感は圧巻。2クール24話のゆったりとした時間の流れで再構成されたシナリオは、1話から各キャラのニアミスを多用。何気に「病院」というキーワードが出てきたり、過去のフラッシュバックも効果的に使われています。

祐一がキョンにしか見えないという評判は聞いていたが、この声優さんの本来の特質は祐一のような「いいお兄さん」的ポジションにあるのだろう。キョンの役どころが特殊すぎるわけだが、その「微妙に二枚目じゃない」イメージが祐一にフィットしているのかも。ギャルゲーの主人公にモテモテイメージがあると、Kanonのような泣きゲーにはそぐわないですから。

さて、1月のDVDを楽しみに待つとしましょうかね…

 2006/12/2 (土)  「きららキャラット1月号」

まんがタイムきららキャラット1月号を購入。相変わらずレベルの高い4コマ誌ですなぁ…個人的には雑誌のレベルを計る基準は、「単行本になったら買おうと思える作品が連載のうち何本あるか」なのですが、きららキャラットは恐ろしくその割合が高いのです。

試しに今月の個人的お気に入りランキング(すべて単行本購入基準をクリア)を作ってみると、以下のようになりました。

01: ひだまりスケッチ
02: GA
03: 火星ロボ大決戦
04: ドージンワーク
05: HR
06: まゆかのダーリン!
07: うぃずりず
08: 三者三葉
09: ひめくらす
10: とらぶるクリック!!
11: つくしまっすぐライフ
12: ちびでびっ!
13: 帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!?
14: アットホーム・ロマンス

…14本!改めて数えてみるとトンデモない本数ですね。これはあくまでも今月のお気に入りであって、14位でも自分標準を上回っているわけなので、このランキング内での優劣はあんまり関係ありません。「いつにも増してどれだけ面白かったか」という見方なので。

さすがに1本1本細かく紹介している時間はないので、今月の見所をまるっとまとめて手短に書き留めておきます。


01: ひだまりスケッチ
アニメは1月スタートが決定。BS-iだけではなくTBSでも放送されるのが視聴環境に恵まれていない私には嬉しいところです。少ないキャラでTVアニメの尺が持つのか?結構心配だったりもしますが…それはさておき、漫画本編は相変わらず上手いのひとことに尽きます。いつもクールな沙英がヒロの事に対してだけ見せるコドモっぽい動揺と、ヒロの大人な対応と、恋より食い気の宮子と、コドモな過剰な反応を見せるゆの。でも、一番コドモなのは、いたずらを仕込んだ吉野屋先生なのですが…このほんわかした空気をアニメでどう再現してくれるか楽しみです。

02: GA
いつものGAの面々ではないGAに驚いた方も多いかも知れませんが、新キャラでもGAはいつもの通りのノリで、騒がしくも優しく楽しいGAでした(GAGA言い過ぎ)。これが本編とのニアミス効果を狙った外伝的なものなのか、それとも本編に絡んでくる存在になるかは今後の成り行きを見守る必要がありますが、いずれにせよ新設定を同じ作品として何の違和感も無く読ませてしまうのは、作品に確かな力があってこそのことだと思います。GAからますます目が離せない!

03: 火星ロボ大決戦
珍しくペンギンコマンダーも登場せず、ロボットバトル全開の展開!…かと思いきや、いつにも増してすっとこどっこいに自信満々なボケっぷりで定石をぶち壊す展開が素敵すぎます。
@「火星ロボはもう私の敵ではないのだ!」→「貴様っ!味方になってくれるのかい?」
A「あなたがこのま敗北してしまったら一体誰がこの町を守るの?」→「南部エリアから木星ロボが来てくれますよ」→「それもそうね」
…このアホアホなノリがすっかりクセになってしまいました。

04: ドージンワーク
初の完売(といっても30部)に気を良くして、増刷に捕らぬタヌキの皮算用(妄想)をめぐらし暴走するなじみ。無謀すぎる1000部増刷を絶望的と知りつつ「そっちの方が面白そうだから」と止めないドSつゆりんと、最年少にして唯一の常識人であるがゆえに気苦労の絶えないソーラと、人生を棒に振りつつある星君…こんな暴走行為を笑って見れるのも漫画ならではですな。リアルに1000部は痛すぎますから。1カットも出番がなかったのに、電話だけで星君をフリーズさせるかねるさん…存在感ありすぎです。

05: HR
単行本1巻のおまけ漫画にもあるように、最近は生徒会長の夏目さんと島崎君が何気にいい味を出しているように感じます。北原と千夜を「見守る恋」を貫くことを選んだ島崎君と、気持ちを伝えることを選んだ夏目さん。うーん、甘酸っぱいのう…中学卒業とともに終わってしまいそうな雰囲気が漂っているのが不安要素でもあるのですが、それは高校受験で離れ離れになるかもしれないという、登場人物たちの心境と似たようなものなのかも知れません。「懐かしき中学時代」がテーマの作品だけに、単行本のページ数的にも卒業最終回の線が濃厚かも?


…さすがに夜も遅いので、6位以下についてはまた後日。

 2006/12/1 (金)  「早いもので、もう12月ですよー」

早いもので、もう12月ですよー

■明日はWiiの発売日
Wiiの設計思想には数十年ぶりにゲームに興奮を覚えるくらいに強く共感していますが(PS3の100万倍くらいには)、当分の間は普通には購入できそうにないのが残念です。sofmapの抽選販売にも漏れてしまったし…早くもヨドバシには1500人の行列が出来整理券配布の対応が行われたとか…初回40万台のうち何万台が転売に流れことやら…と思うと何だか釈然としない。もっとも、PS3とは違って単価が安いから、転売価格の天井も知れたものだが…「ゲームをやりたくて」Wiiを買おうとする人々の手に、1台でも多く渡って欲しいもです。

■明日はコミケカタログ(冊子)の発売日
最近はすっかりカタROMのみでのチェックが当たり前になってしまったので、冊子版の発売日にはあまり感慨がありません。アナログの紙でのカタログチェックは楽しいですが、私の場合コミケ会場には行けないので、カタログチェックは「友人に買い出し代行を頼むための絞込み」のために行うものであり、むやみにレンジを広げすぎるとリストを削るときの痛みも大きくなってしまう矛盾に苦しむことになります。…もっとも、普通の感覚では、「500サークルの新刊を決め打ちで買う」なんて規模の作戦は想像できないのかも知れませんけど…

■12月17日GM研本部を東京都浅草橋に移転

■宅配搬入は12月23日必着
冬コミ合わせでコピー本を作ると言っても、自分で会場に搬入できるわけではないので、事実上の締め切りは宅配搬入と同じ日になります。残り日数から逆算して、何ページの本までなら作れるのかを考えてみると…32Pくらいが妥当だろう。100円で提供できるギリギリのラインだし、昨年の瞬殺ぶりからして最低でも100冊くらい準備しなくてはならないし…今回はコピー本用の書き下ろし企画はない予定ですが、結果的にオフセ版で論旨や構成が多少変わることは…あるかも知れません。

■月末には冬コミ3連戦(を仕事場から遠い目で見守る)
そして、新年の瞬間を仕事場で迎えることも確定済みです。好きなことに貢献するためとはいえ、なんとも因果な仕事でござる…せめてカップ麺でもいいから、年越し蕎麦でも食して季節感を出してみよう。


さて、予定というにはあまりにも漠然としていますが、原稿に引越しに仕事に…と、記憶が飛ぶほど忙しくなるのは目に見えているので、せめて後から振り返ることができるように、日記くらいは真面目につけるとしましょうかね…