過去ログ
2008年   1月  2月  3月  4月<  5月  6月  7月  8月
2007年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2006年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2005年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月
2004年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2003年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2002年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2001年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月

    

 2003/01/31 (日)  「マッハGOGOGO!」

ようやく自作マシンへの環境移行も一通り完了し、すべての作業が新マシンで行えるようになりました。散々苦労して組み上げたマシンだから愛着が沸いたし、その圧倒的なマシンパワーには驚かされるばかりの毎日です。

試しに、FF11のベンチマークテストをやってみると、何のカスタマイズもしてないのに「5600」というハイスコアを叩き出しました(製品版を遊ぶ予定はありません)。MP3のエンコード速度も圧倒的です。VBR-extream設定でも従来比の約7倍の速度を記録。CD-Rも44倍速で従来比で11倍。いくら詰め込んでも先が見えない160GBの大容量…ああ、幸せ!

奮発して大枚をはたいて買ったNANAOの17インチ液晶の美しさも際立っている。液晶ディスプレイは全体的に色味が薄いのが気に入らなかったのだが、FlexScanL565は、黒や白などの原色の発色が非常に目に痛いくらいシャープなので、ブラウン管ディスプレイよりも鮮やかな色彩が楽しめます。反応速度が30msと比較的遅いので3DゲームやDVDをメインに考えている人にはオススメできませんが…

近いうちに「自作への道」のコーナーにまとめて、詳しいスペックを写真つきでご紹介しましょう。

 

 2003/01/30 (木)  「こみっく☆トレジャー」

※この日記の内容は、1月26日のものです。

AM 5:00
朝〜朝だよ〜朝ごはん食べて即売会に行くよ〜

地元大阪の同人誌即売会に参加するのは、昨年10月20日の「コミコミ4」以来なのですが、どうもあまり気が乗りません。というのも、今日の同人誌即売会は、あの悪名高き「赤ブーブー通信社」と同じ経営母体の「青ブーブー通信社」が「男性向け」を謳い文句にして新規に立ち上げるイベントだからです。

1994年10月、幕張メッセで開催される予定だった「コミックシティin幕張メッセ」が警察の介入によって開催中止に陥った際の、運営者である赤豚のお粗末な対応のため、サークル参加費の払い戻しや開催中止の告知すらままらなず、当日何の事情も知らされていなかった一般参加者に対して、駅前で開催中止のビラ配りをするという大失態を演じたのです。その後、コミックシティは女性向けメインの即売会として再スタートすることになり、今では参加者の9割が女性という非常に特殊なイベントとなってしまいましたとさ…

あの事件から約9年…赤豚が青豚に名を変えて、懲りずに再び「男性向け即売会」を立ち上げました。それが「こみっく☆トレジャー」です。カタログによると「オールジャンル同人誌即売会&メディアミックスイベント」…とあります。具体的には「即売会+コスプレ+ラジオ公録」という構成です。別に目新しいところは何もありませんが、その配分比率がどう考えてもおかしい。即売会の会場に占めるウェートが3割に満たないイベントを、同人誌即売会と呼んでいいものやら…

AM 6:45
会場となるインテックス大阪に到着。朝7時から一般参加者へのカタログ販売開始、とカタログに書いてあったので、もし早朝来場や徹夜組へのペナルティがあるとすれば、その前後がデットラインになると予想できたのだが…会場入りしてみると、一般参加者の待機列は100人程度。まじですか?「ショップ委託の前売りカタログは完売した」と聞いていたから、もっと凄まじい行列も覚悟していたのだが…とんだ拍子抜けですな。

AM 7:00
1号館を一般参加者の待機用に開放。これは赤豚のイベント運営の伝統的な手法なのですが、会場の広さに対して少なすぎる参加者と、明らかに人員過剰なスタッフと、マニュアルライクな誘導に辟易。まぁ、季節柄寒空の下で3時間半も並ぶよりはずっとマシですけどね。

iPodで音楽を聴きながら、カタログチェックをしていると、「お茶にお弁当いかがっすかぁ〜」とスタッフが行列にまで行商に来ていました。さすがは赤豚!恐るべき商人(あきんど)魂! それにしても、この閑散とした待機用会場は寂しいものですね…コミックシティならこの1号館が溢れるくらいの人出なのに、今日は会場時間前になってもその5分の1も埋まらなかった。まぁ、所詮は500SPのちんけな即売会だけど…これだけの企業ブースを呼んでおいてこの体たらくでは、次回以降の開催にも影響するのでは?

AM 10:30

ようやく一般開場。今日の第1攻撃目標は「星狩座」。委託予定なしの新刊「らぐな月夜」と未入手の「みすずちんパニック!4th Remix」を速攻で入手し、すぐさま企業ブースの「ねこねこソフト」を目指す。売り物はすべて冬コミの余りもの(通販予約のキャンセル分)とは言え、腐ってもねこねこ。コミケでは1時間待ちは当たり前!…しかし、「こみトレ」ではわずか5分並んだだけで買えてしまいました。うーむ…

この2件だけで本日のミッションは終了〜
所要時間わずか10分。

このまま帰るものアレなので、せっかくだから全サークルの総流しとイベントウォッチングに興ずることにする。いや〜たった500SPだと、見て回るもの楽ですね(しかも人出が少ないので通路も歩きやすいし)。初耳のサークルが妙に多かったのは、「男性向け」を標榜しているためなのか、コミックシティの名残で女性作家が多いからだろうか?一般参加者のほぼ100%が男性の即売会なので、一般とサークルとの温度差がすごく目立ってしまったと思います。

無料のコーヒーサービスコーナーには行列ができていました。そのバーカウンターにいたのは、「はーとふるDiary」でお馴染みのBOSEさん。どうやら関西同人界からの協力は一応しているみたいですね。赤豚の社員然としたやる気の無いスタッフでは、イベントそのものが成り立たなかったかも知れません。彼奴等は目の前に行列があっても、上の支持があるまで行列の整理すらしませんからね…

企業ブースは、「ねこねこソフト」「ジーパラ.com」以外は閑散としていました。講談社のKストアですら閑古鳥が鳴いています。「赤松健ラブひな原画展」(講談社が勝手に受けた仕事)はファンとしては写植の貼ってある生原稿を見れてそれなりに楽しかったけど、ただ立っているだけの警備員のおじさんの意味はあるのだろうか? 「minori」も「とらのあな」も、売り物に魅力が無さ過ぎます。参加する意義自体を疑われても致し方が無いでござるよ!

隣のホールに移動。

そこではラジオの公開録音のリハーサルをしていました。AM神戸の「青春ラジアニメ」という番組だが、私はラジオは聞かないし、出演する声優さんも魅力薄だったのでそのまま素通り。コスプレコーナーは実はこのイベントで一番賑わっていたのでは?といっても、コミケのコスプレ広場のようなすし詰め無法地帯の賑わい方とは全然違って、コスプレイヤーは撮影用の壁に並んで、そこに撮影者が列を作るという極めて整然としたものです。カメラが登録制のためか、撮影者のカメラはやたらと気合の入った高級カメラばかり…

私は、もうあまりコスプレには興味が無いのでデジカメを持ってくることさえしませんでしたが、なんだかコスプレイヤーのレベルが低いような気がします。それに、衣装のセレクトも女性本位の物が多くて、元ネタが分からない物が多すぎます。やはりコスプレ界にも東西格差というものがあるのかも知れません。

この後、12時ごろに会場を出たのですが、その時にもゾロゾロとコスプレ専門の女性客が来場して来ていました。彼女たちはだたコスプレをしに来ただけで、同人誌即売会をやっている会場には見向きもしないんでしょうね。撮影がメインの男性撮影者についても同じことが言えます。5000人規模のイベントとは言っても、実質的に同人誌即売会として機能していたのはその5割以下でしかないんですけどね…

一応、すでに第2回開催は決定しているようですが、募集の1200SPが集まるかどうかは微妙でしょうね。企業ブースも今回の閑古鳥ぶりに呆れて撤退してしまうかも。結局のところ、同人誌即売会はサークルに参加してもらってナンボなのですが、赤豚が過去に引き起こしたあの事件の記憶と、その後も事あるごとにずさんなイベント運営を続けてきた赤豚への不信感は簡単には拭い去れるものではない。

 

 2003/01/29 (水)  「大寒波到来」

ああ、寒くて死にそうです…
現在の気温はマイナス5度。近畿地方中部以南では6年ぶりとなる低温注意報が発令されるという、今年一番の冷え込みです。ちなみに、今日の奈良の気温は…

朝6時:2度
朝9時:0度
昼0時:−2度
昼3時:−4度
昼6時:−5度

というように、日中になるほど気温が下がるという恐ろしい事態になってしまいました(しかも快晴)。雪が降らないだけまだマシですが、我が家にはまっとうな暖房器具がないので、この寒さは堪えます。いや、自殺行為かもしれません。パソコンを新調する金はあっても、暖房器具を買う金はないらしい…我ながら厄介な性格ですね。

 

 2003/01/28 (火)  「我、作戦に成功せり!」

しばらく日記が滞っていましたが、今日ようやく自作パソコンの起動に成功しました。この日記は、新マシンのXP上から書いています。まだ環境の移行作業は山のように残っていて、現段階ではHPの更新は、ブラウザ上で記述できるこの日記だけです。まだしばらくは通常更新再開まで時間がかかりそうですが、どうぞ気長にお待ちくださいませ。

自作の詳しい経緯については、後日「自作への道」のコラムとしてまとめたいと思いますが、とりあえず主なスペックだけご紹介しておきましょう。

CPU:Pentium4 2.53GHz
メモリ:PC2700 DDR333 512MBx2
HDD:Maxtor 6Y080P0 80GBx2 ATA133 7200rpm 80GBプラッタ 8MBキャッシュ
マザーボード:GIGABYTE 8PE667 Ultra2
CDRW:YAMAHA CRW-F1(Rx44,RWx24,Rex44)
ケース:Faithオリジナルアルミケース
モニタ:NANAO FlexScan L565(17インチ液晶)
グラフィック:MSI Ti4800SE 8X 128MB DDR
OS:Windows XP Profetional SP1(OEM)

「すべてを4倍に」をコンセプトにして、ハイエンド一歩手前の性能とコストパフォーマンスを両立させた、納得の買い物だと思います。総額で約24万円。パッと見のスペックだけだとメーカー製やショップブランドよりも割り高に見えますが、RAIDやHDDの基本性能、最高画質の液晶モニタ、1GBメモリなどなど…性能に妥協しないこんなモデルは、ショップではまずありえませんからね。これぞ自作の醍醐味!

ケース以外は、すべてビックカメラで揃えました。ポイントカードによる還元率を含めると、日本橋のどのパーツショップよりも安いんですよ。検品もしっかりしているし、サポートも充実しているしね。ただし、店員の専門知識が薄いことと、現金かデビットカードで支払わないとポイント還元が受けられない、というのが難点ですが…

初の自作でいきなりRAIDに挑戦したのは、我ながら無謀な試みだったとは思いますが、コンピュータ技術者としては確実にスキルアップにはつながったと思います。さて、今夜は久しぶりによく眠れそうだ…

 

 2003/01/26 (日)  「自作(??)」

朝5時に起きて同人誌即売会「こみっくトレジャー」へ…(レポートは後日)

帰宅したら自作の続きを始めたのですが…どうにもこうにも上手くいかない。慎重な組み立て作業を中腰でやっていたら腰をいわしてしまったし、「なんかケーブルの長さが足りない」「コネクタの形状が違う」など疑問難問が続出。

肉体的にも精神的にも疲労の極地です。このまま通常更新をするような気力は残されていません。明日は仕事だというのに…起き上がれるかどうかさえ不安です。ああ、せめて日記だけでも、と思ってパソコンに向っていたら、どうにも腰が痛くなってきました…

どうなる?自作への道??

 

 2003/01/25 (土)  「自作(?)」

突然ですが、現在、PC自作の真っ最中です。

総額17万円を投じた怪物マシンのパーツは、すべて揃えました。でも、第1行程のマザーボードの固定すら、まだ終っていません。なぜから…「ネジが合わない」からです。

PCケースに同梱されていたマザーボード固定用のネジの1個が、明らかに小さいのです。プラモデルならパーツが1個欠けても何ともないが、精密機械のパソコンはネジ1本で取り返しのつかない事態に陥りかねない。明日、PCケースを買った店に乗り込んでネジの交換を要求しますが、それまでは何も出来ません。詳しいマシンのスペックなどは、明日、すべてを組み上げてから報告します。

 

 2003/01/24 (金)  「千と千尋の神隠し」

金曜ロードショーでテレビ初公開された「千と千尋の神隠し」を初めて見ました。世界中で絶賛されればされるほど、生来の天邪鬼(あまのじゃく)の私は、「意地でも見るかい!」と思っていたのですが…まぁ折角無料で見れるんだから見ておこう、そう思ったわけですが… まず、日テレの局を挙げての過剰大宣伝には閉口。そして、実際に作品を見てさらにテンションが下がりました。正直言って、「宮崎アニメ」としては、周囲が騒ぐほど素晴らしい作品ではないと思いますよ。今更ネタバレも何もあったものではありませんが、とりあえず箇条書きで「なぜダメなのか?」を検証してみましょう。

・色味が変!
DVD版で問題になっていた「全体的に赤味が掛かっていて色味が変」という現象は、結局改善されないまま「仕様」として押し通されてしまったようです(非を認めれば、史上空前のリコール騒ぎき発展してしまうからねぇ…)。緻密で鮮やかな宮崎アニメの「色彩マジック」という職人芸は、アニメの完全デジタル製作時代を迎えて、遂に過去の伝説へと追いやられてしまったのか…(哀)

・CMが入りすぎ!
今回のテレビ版は、とにかくCMが入りすぎでテンポが悪かった。ただでさえ「中身のないお話」なのに(詳しくは下記にて)、こんなにブツ切りにされたら観ることに集中なんてできやしない。テレビに担ぎ出すのに、一体いくら金を積んだのか知りませんが…(日テレは製作段階から出資参加しているし)。「ぐるナイ」のゴチレース4の新メンバーを番宣のダジャレで決めるなんて…視聴率40%がそんなに大事ですか?

・中身のないお話!
いやはや、こんなに盛り上がらないラストシーンは初めてです。ちゃぶ台をひっくり返せるだけ、まだ「劇場版エヴァ」の方がマシですよ。千尋の心の成長物語としても、異世界の住人との心の交流も、ハクへの親愛の情も…なんだか中途半端で釈然としない。すべての要素が「世界観」を描くことに優先されてしまって、「娯楽映画」のスタイルに無理が生じていると思うのだが…(批判されない大先生というのも、悲しい物だと思うのだが…)

他にも言いたいことは多々ありますが、キリがないのでこの辺にしておきましょう。「ここまで文句を垂れるなら、批判スタンスのレビューを書けばいいじゃないか」、と思う人もいるかもしれないが、今回は心が冷え切っているので、いつものように憤慨をパワーに出来ません。アカデミー賞でもなんでも勝手に取ればいいじゃないですか。でも、これを宮崎アニメと一括りに評価することはできません。「○○以降の」とか「○○の初期作品」という風にしか評価できない、ということは、とても残念なことなんですけどねぇ…

まわる〜まわるよ、時代はまわる〜♪
はぁ…

 

 2003/01/23 (木)  「魁!クロマティ高校レビュー改訂」

2001年4月に書いた「魁!クロマティ高校(以下、クロ高)」のレビューの改訂版をアップしました。ふと気がつけば、このレビューを書いてから約2年も経っているんですね… そのレビューが未だに多くの方に支持されていて、GM研レビューの最多ヒット記録を更新し続けています。その実績に対して何らかの形で応えたい…旧くても良いものは良い。温故知新。それが、現在推進中の「過去レビュー改訂」の主旨なのです。

さすがに3300ヒットを超える人気レビューだけあって、元々レビューの論理や着眼点もしっかりしていたし、誤字脱字もなかったので、本文自体は多少の加筆修正に止めておきました。しかし、改訂版を名乗る以上、もっと何か書かなくてはならない…いつもギャルゲーでやっているようなキャラクター選評も企画として挙がっていたが、そんなものは他の人がいくらでも書いているし、文字ベースであのキャラクターたちの魅力(?)を表現できるとも思えない…

そこで、「漫画家(?)野中英次 いいかげんデータベース」と題して、とてもいい加減なデータ集を書くことにしました。このデータは単行本の中で野中氏が語っていたものなので、どこまで本当の事なのかは全く保証できません。題名にもあるように、あくまで「いい加減データベース」なので、真に受けないようにしましょう。略歴の中にほんのちょっぴり仕込んであるネタの微妙さに、小さく笑ってもらえれば幸いです。

 

 2003/01/22 (水)  「MP3高音質化計画」

久しぶりに買った「PC JAPAN」のMP3高音質化特集を参考にして、MP3エンコード環境の再構築に挑戦。今までは市販の「MP3 Audio Magic」の一発変換機能を使っていたのだが、それなりに音質には満足していていました。記事の通りに手間隙をかけてエンコードしてみると、あまりの音質の違いに愕然としてしまいました。聴き慣れた曲が完全に別物になっていました。いや、もうCD音源との違いを見つけるのが難しいくらいの高音質です。

これまでは「iPod使い」として曲数を手軽に増やすことだけを追求してきたから、日本語CDDBサーバーを使える市販のエンコードソフトの一発変換を重用してきたわけだが、「大容量を高音質に使う」という発想の逆転が必要になりそうです。可変ビットレートの高音質化したMP3ファイルの容量は2倍近くにもなるのだが、その音質の差は歴然。128Kの固定ビットレートで満足していたあの頃には、もう戻れません!(日本語CDDBサーバーが使えないため、ID3タグを手動入力しなければならないのが難点ですが…)

 

 2003/01/21 (火)  「よつばと!」

本日発売の電撃大王3月号で連載が始まった、あずまきよひこ氏の新作「よつばと!」。空前の大ヒット作品となった「あずまんが大王」から10ヶ月…膨れ上がる一方の新作待望論に対して出された答えは、48Pのストーリー連載漫画という意外なカタチでした。

電撃大王の紹介文によると---

『好奇心旺盛なとびきり元気なヒロイン・よつばちゃんの日常を描く笑いと感動と不思議がいっぱい。あずま作品独特のついつい笑ってしまう“あの”テイストが、イイ〜感じにパワーアップされている超楽しいコミック作品』

---と言う事になっています。「あずまんが大王」と同じようなノリを期待していた人は、この新作に少々戸惑ってしまうかも知れない。かくいう私も、ついつい「あずまんが大王」のキャラと新作のキャラとの符合を考えながら読んでしまいましたからね。

でも、私は「これはこれでアリ」だと思いました。4コマ漫画じゃなくてもちゃんと「あずまんが」になっている。元々画力の高い漫画家だったから大コマになっても違和感が無いし、コマ割りもスムーズなので長尺のページにも対応できている。こうして贅沢に大コマを使えるような大先生になれたからこそ描けるようになった作品だと思います。

作品として面白いかどうかは、現時点で判断するのは時期尚早なので保留にしておきましょう。これからどんな作品に育っていくか、月に一度の楽しみがまたひとつ増えました。

 

 2003/01/20 (月)  「平成の大横綱引退」

平成の大横綱:貴乃花が遂に引退してしましたね…怪我を押しての異例の再出場の時点で、既に引退を決意していたのだろう。かつて、千代の富士が引退を決意した相撲(貴花田戦)のように美しい引き際ではなく、周囲から「痛々しくてもう見ていられない」と嘆願される形での引退となってしまったのが、とても残念です。絶大な人気と強さで一時代を築き、そして時代に殺された大横綱…極端に無口で求道的に相撲道を突き進んだため、周囲から何かと誤解されることも多かったが、引退会見での重圧から解放された清々しい顔を見ていると、いかに本人がこれまで苦しんできたかが良くわかります。

相撲協会や横綱審議委員会や伝統や国技やら…いろいろと言いたい事はありますが、今は、ただ「お疲れ様でした」それ以外は言葉になりません。この続きは、今週末の週刊GM研のコラムあたりで考察したいと思います。

 

 2003/01/19 (日)  「初めてを始めよう」

今日は大阪港の海遊館…の隣にある「なにわ食いしんぼ横丁」に観光へと繰り出すことに。私はもう3年近く大阪に住んでいる(通っている)のに、観光らしい観光は今まで全くしていなかった。つい先週、初めて串カツを食べたばかりだし…最近は仕事も趣味も新しい発見が薄れてしまって停滞気味だったので、今年は自分の殻を破るために、何でもいいから「とにかくやってみよう」と思います。「初めてを始めよう」これが2003年のキーワードです。

「なにわ食いしんぼ横丁」とは、昭和40年前後の大阪の街並みを再現して、そこに関西の食の老舗を集めた食事型のテーマパークです。KO氏の希望で「自由軒」のカレーを食べようとしたのだが、これが凄い行列!「これは何処の大手サークルだ?」と思わせる通路を埋め尽くした待機列。しかし、高い交通費を払ってまでして来ているので、根性で並んででも食べることに決定。食べ物のために並ぶなんて初めてですよ。

30分ほど並んでようやくお店に入って「名物カレー」を注文。名物カレーとは、カレー味のチキンライスみたいなものであり、「混ぜカレー」という種類のものらしい。ちなみに、この店では普通のカレーのことを「別カレー」と形容している。山の真ん中のクレーターに生卵が落としてあって、それを潰してかき混ぜて頂くのが作法らしい。店員さんが「ソースを加えると味がまろやかになります」と言っていたが、「ソースを入れないと味が足りない」と言った方が正確だと思う。一見すると量が少なくて貧相に見えるが、具が全部溶け込んでいるし御飯オンリーなので意外とボリュームがあるし、しっかりと後から効いて来る辛さもある。「カレーとして美味しいかどうか」はこの際問題ではなく、「そういうもんだ」と解釈するべき料理なので、過剰な期待を持たないほうがいいかもしれません。

その後、土産を買ったり、初めての「いか焼き」を食べたりした後に、心斎橋に移動して、普段はまったく行かないHMVでの買い物に付き合うことに。ずっと捜していた「オリバー・カーンのテーマ(by PRINZEN)」のCDをゲット。そして、なぜかゲーム系のお店のどこにも置いていなかった「ファイナルファンタジー オーケストラコンサート」のCDを発見。その後、アジア音楽のコーナーをフラフラとしていると、韓国のアイドルグループ「SHINVI」のCDをジャケ買いしてしまいました。ジャケットの真ん中の子(リーダーのSoo Jin(スジン)というらしい)が美しい!カワイイと言うより美しい!あの造形美はTLDのキャラ作りの参考資料にぜひ使わせていただくことにしよう。

そして、もうひとつ私には捜しているものがあった。FF10の主題歌「素敵だね」を歌った「RIKKI」さんのCDである。でも、いくら捜しても見つからない。そこで、HMVの検索パソコンで捜してみると…「RIKKI(中野律紀)、ジャンル:ワールド(アジア)」…道理でいくら捜しても見つからないわけだ。店員さんに場所を尋ねると「ああ、沖縄の?」とすぐに案内してくれました(正確には奄美なんですけど)。ここぞとばかりにCD4枚を大人買い。うん、思わぬいい買い物ができました!(思わぬ出費でもありましたが)

そういえば、昨日は初めて日本橋の「まんだらけ」に行って宝の山に狂喜乱舞。やはり、発見の喜びとは良いものである。そういう要素が根本的に欠けているから、遊び方そのものを開拓できていないから、ゲームという娯全体が停滞しているのかも知れませんね。

 

 2003/01/18 (土)  「友遠方より来るあり」

この日記にも何度か登場している、小学校以来の友達KO氏が突然大阪に遊びにきたので、いつものように日本橋で合流。今回の大阪遠征は、本当に突然決まったそうだ。昨日の0時過ぎになって「明日大阪に行くことになったんだけど、暇?」と、電話が掛かって来たくらいですからね。

元(?)アイドルのライブのチケットを突然貰ったらしく、ライブ後に合流した時にはヘロヘロ状態になっていました。その足で、道頓堀のお好み焼き屋「ぼてじゅう」に行くも満席だったので、もう一軒目星をつけておいた「千房」に行ってみることに。10分ほど並んだけど、なんとか入店できたので、「千房焼き」と生中を注文。ここで教訓。「お好み焼きは何処で食べてもそんなにかわらない」「値段が高いからといって、その値段分だけ美味いとは限らない」「こういうところで酒を頼むと割高だ」。やっぱり、お好み焼きで2人で4600円は高いよなぁ…安くても、下手でも自分たちでワイワイ焼かせてくれるお店の方が、絶対にお好み焼きに合っていると思うのだが…

サッカーゲーム好き(というより、サッカーゲームしかしない)KO氏に「ワールドウイニングイレブン6・ファイナルエヴォリュ−ション)を見せてもらったが、氏曰く「ダメな方向にリアルに進化しちゃった」ということだ。とにかく点が入らなくなった。やたらとシュートがバーに弾かれるし、キーパーもファインセーブを連発。そのくせ、時々信じられないような凡ミスをして、それが失点に直結するという…確かに、高次元でのサッカーというものはそういうものなのだが、ゲームでそれをやてしまうとストレスが溜まるだけだと思うのだが… 結果、明日には日本橋で売り飛ばされることが決定。うーん、リアルとゲームのバランスは難しいねぇ〜

 

 2003/01/17 (金)  「ほろ酔い気分で衝動買い」

麻生先生の名前が「優子」だったとは!
…ちくしょう、あの姫君は過去の思い出まで台無しにする気か?

閑話休題

大阪に住んで約3年、初めて串カツなる物を食しました。いや、いつも天王寺から難波まで歩いているので、その途中に横切る「ジャンジャン横丁」を横目で眺めてはいたんですよ。でも、午前中から串カツ屋や立ち飲み屋が満員御礼という”呑兵衛天国”の異常な町にはどこか近づき難い雰囲気があり、ひとりでフラリと立ち寄る度胸もなかったわけです。

今回、会社の先輩たちと新年会を兼ねて3人で「ジャンジャン横丁で串カツを食べよう!」と、息巻いて乗り込んだのですが…夜のジャンジャン横丁は、なんだか普通の飲み屋さん街みたいで、ちょっとガッカリ。照明のない午前中のどんよりとした空気と雑踏の方が「らしい」と思ってしまうのは気のせいだろうか? どうやらこの街は飲み屋街には珍しく「朝方」の街らしく、平日の花の金曜日だというのに、半分近くの店が午後8時には閉まっていました。

なぜか午前中よりも行列の少ない「八重勝」の隣の「ちとせ」という串カツ屋さんに入ることに。(「八重」といい「ちとせ」といい、なぜか「ときメモ3」のキャラの名前なのは単なる偶然なのだろうか?)。いかにも「大阪のおばちゃん」な威勢のいい女将さんが揚げてくれる串カツは、生ビールに本当に良く合うし、1時間たっぷり飲んで喰って2400円と値段もとってもリーズナブル。「ソースの二度漬け厳禁」などの作法はテレビで知っていたので、気軽に酒宴を楽しむことが出来ました。先週末も会社のお偉いさんと新年会があったのだが、心置きなく飲み食いできなかった。堅苦しくて高級な料理よりも、安くても楽しく飲める酒の方がいい。

その後、「ホルモン道場」をハシゴして、酔い覚ましがてらに難波駅まで歩くことに。いつも毎週土曜日に歩いている巡回路なのだが、こんな夜中に日本橋を出歩くのは初めてだ(開いている店はコンビニかナカヌキヤ(午前5時まで営業というクレイジーな電器店)くらいだが)。しかし、この散歩を提案した私には、まったく別の思惑があったのです。堺筋のセブンイレブンに立ち寄って、今日から予約の受付が始まった「ファイナルファンタジータクティクスアドバンス+ゲームボーイアドバンスSP同梱版」を予約する、という裏ミッションを兼ねていたのです。バイトの女の子店員から「なんですか?そりゃ?」という視線を受けながらも、無事に予約に成功。何しろ、奈良県にはセブンイレブンもイトーヨーカドーもないんでね!(逆ギレ)。

それにしても、バックライトつきの折りたたみ式:GBA-SP、3月21日にはゲームキューブに接続してテレビでGBAが遊べるGBAアダプタ…いずれにしても、通勤時間15分の私の場合は家で遊ぶことになるので、携帯用の意味が何処にあるのか、大いに疑問なのですが…これを機に、GBAのゲームにも目を向けてみるのもいいかも知れない。「逆転裁判1・2」とか「マリーと(以下略)」とか面白げなゲームは結構ありそうだ。キャラ萌えにも美麗なゲームにも疲れてしまったゲーマー魂の洗濯には、途中下車の旅:湯けむり旅情編いいかもしれないなぁ…

 

 2003/01/16 (木)  「ときメモファンド結果発表」

http://www.dengekionline.com/news/200301/16/n20030116gamefand.html
「ゲームファンド ときめきメモリアル」償還金額決定。1口あたり10,088円に

さすがはコナミ、最後の最後に帳尻を合わせてきました。まかり間違っても額面割れなんて出したら会社としての社会的信用問題に発展することは避けられないですからね。実はこのファンドには「からくり」があって、ソフト発売から6ヶ月後までの「出荷本数」に応じて、償還金額が決定される仕組みになっている。つまり「実売本数」は問題ではないのです。

http://www.monex.co.jp/free/fund/konami/FND_VFundSpotItems_konami_Disp.html
フォンド公示時の資料によると、「ときメモ3」の出荷本数が約15万本で既に確定しているから…原価割れを起こさない最低ラインまで押し上げるためには「ときメモGS」を20万本出荷しなくてはならない計算になります。ときメモGSの出荷本数は正確には把握していないが、実売はどう考えても10万本は行っていない筈だ。では、残りの10万本は何処に消えてしまったのだろうか?

全国の小売店に独自の営業網を持つコナミは、小売店の迷惑も省みずに強引に商品をねじ込んで、不良在庫になるのを知りながら出荷したんでしょうね…これは推測の域を出ないが、十分ありえる話です。面子を保つためならやりかねない。あな、恐ろしや、大手の横暴かな…

原本割れこそ免れたが、金利に換算すると0.88%。損が出なかっただけマシですが、世の中にはあのファンドに100万以上もブッ込んだ輩もいたので、彼らが目を覚ますきっかけを失ったことは残念に思います。参考までに、minoriの酒井プロデューサーは、コナミ株を1000万円以上・ときメモファンドを160万円買ったそうですが、エンディングクレジット(出資額順)には酒井氏よりも上に何人もいるんですよ。こ、怖いですねぇ〜(ガタガタブルブル)

 

 2003/01/15 (水)  「アクセス向上委員会(21)」

今年1回目の「アクセス向上委員会」は、アクセスログの消失という大事件で幕を開けました。不幸中の幸いで、このアクセス向上委員会のデータ収集のために保存しておいて2002年12月15日時点でのデータが残っていたため、先月までの伸び率を参考にして消失した期間中のアクセス数を推測してデータの復旧に成功しましたが、これでは完全に正確な統計とは言えません。週1回のアクセスログのバックアップ体制で、今後、このような事態が起きないように留意したいものです。

 1位 −( 1) 3318 (+536) 「魁!クロマティ高校」
 2位 −( 2) 2668 (+548) 「鳥の詩」
 3位 −( 3) 2366 (+260) 「遠い約束」
 4位 ↑( 5) 2326 (+728) 「EVER17」
 5位 ↓( 4) 1952 (+299) 「ファイナルファンタジー10」
 6位 −( 6) 1697 (+156) 「最終兵器彼女」
 7位 ↑( 8) 1511 (+331) 「AIR」
 8位 ↓( 7) 1474 (+104) 「少女ネム」
 9位 ↑(10) 1318 (+160) 「素敵だね」
10位 ↓( 9) 1312 (+136) 「かまいたちの夜2」
11位 −(11) 1235 (+199) 「MONSTER」
12位 −(12) 1155 (+174) 「月姫」
13位 ↑(14) 1096 (+218) 「ファイアーエムブレム紋章の剣」
14位 ↑(15) 1020 (+154) 「ガンパレードマーチ」
15位 ↓(13)  965 (+ 59) 「御旗のもとに」
16位 −(16)  960 (+160) 「メタルギアソリッド2」
17位 −(17)  930 (+141) 「ひがしんが大戦3」
18位 −(18)  866 (+ 93) 「Missing Blue」
19位 −(19)  852 (+ 93) 「ときめきメモリアル3」
20位 ↑(25)  819 (+219) 「あずまんが大王」

というわけで、今月のTOP20は前回発表時の増加分を参考に推算されたものなので、大きな変化は見られない…はずなのですが、意外な動きが出ています。相変わらず大人気の「EVER17」が猛烈な勢いでゲームレビューNo.1の座に駆け上がり、ご本家「あずまんが大王」が初めてのTOP20入りを果たしました。電撃大王でまもなく始まる新連載の影響だろうか? 順当に票を伸ばしている「君が望む永遠」も来月にはTOP20入りしそうな勢いです。2003年は下克上の予感?

同人ゲーム製作のため、レビューの量産ペースの低下が避けられない。そこで、過去のレビューの改訂を積極的に進めて行くことで質と量、その両面を補完していきたいと思います。常に手を加えていくことで、レビューを一過性のものではなく、時流に流されないものにしていきたい。

冬コミ限定発行のコピー本「年鑑GM研2002」に収録した、「年間アクセス統計グラフ」が意外と好評だったので、近いうちに日記とは別のコーナーで紹介したいと思います(エクセルで作ったグラフなので、画像としては扱いにくいです)。今回のデータ消失の一件でも再認識させられたのですが、データという物は本当に大切なんですね。ネットで検索すれば大抵の情報は手に入ってしまうから情報の価値というものを軽んじてしまいがちですが、その情報が生み出された背景、目的、真意を大切にしたいものですね。

 

 2003/01/14 (火)  「ゼルダの伝説」

新年一発目のレビュー「想い出にかわる君」が、GM研史上最強の憤慨レビューになってしまい、軽いゲーム不信に陥りかけていました。そんな状況の中、買ってから丸1ヶ月放置していた「ゼルダの伝説 風のタクト」を始めたのですが…

正直言ってあまり期待はしていませんでした。業界内外の人間が口を揃えて絶賛すればするほど、生来の天邪鬼の私は懐疑的になってしまうし、あのアニメ調のグラフィックは、私が大嫌いなディズニーアニメを髣髴とさせる。それに、私はN64版からゼルダを始めた新参者であって、ゼルダ信者でも宮本茂信者でもない。

しかし、百聞は一見に如かず。新生「子供リンク」を動かし始めると、すべての不安は吹き飛んでしました。ただ草を刈る、ツボを叩き割る、縁の下に潜り込む…ただ動かしているだけで楽しくなってしまう。操作は難しいがテキトーでもなんとかなってしまう難易度といい、想像力を働かせれば直感的にわかる謎解きといい、徹底的に構築された町・人・自然・空気・風といい…任天堂の底力・宮本イズムの底力を思い知らされましたよ。

私のポリシーとして、ゼルダは「発見の楽しみ」がすべてであり、攻略本を見てはいけないゲームなので、クリアしてレビューを書ける日がいつになるのかは全く予想できません。ま、ここはひとつレビューには固執しないで、たまにはのんびりとゲームをそのまま楽しむのもいいかもしれませんね。

 

 2003/01/13 (月)  「雑記ンポップ」

ハッピーマンデー法によって、1月の第2月曜日に成人の日が変更されたわけですが、祝日が毎年かわるのはどうにもしっくり来ないですね。私は三連休という物が好きになれない。土曜日に日本橋に買出しに出かけてネタを仕込んで週刊GM研を書き、日曜日は洗濯・掃除・食料の買出しなど家事をこなしながらまったりと過ごして、翌週からの仕事に備えるわけですが、月曜も休みだと調子が狂ってしまう。朝7時55分に目が覚めてしまうし、起きてもすることがない。陽の高いうちからゲームをやる気にはなれないので、ただ黙々と冬コミの新刊同人誌を読み耽る…個人的には、仕事の疲れの出てくる水曜日あたりに祝日があると一番嬉しいのだが、日付固定式だと「土曜日が祝日」という可能性も出てくるわけであり…(この疑問には落ちはない)

「機動新撰組 萌えよ剣」のTVCMを初めて見ました。…いやー見事に1画面たりともゲーム画面を見せませんね。ソニーのCMみたいに「画面を出さないことで奇抜な演出効果を狙う」というわけではなく、ただ単に「画面が見るに耐えない」「画面を見せたら逆効果」というだけなんですが… 広井信者と犬夜叉と間違えて買ってくれるのを期待するしかないのかね?ふぅ、やれやれ…

そんな中、CESAの辻本会長は「ゲーム業界は、ほかの業界に比べて明るい話題が多い業界」と述べたのだそうな…昨年赤字転落したカプコンの経営者責任者の口から、よもやそんな言葉が出て来ようとは驚きですね。完全に大手のメーカーのショーと化してしまい、世のゲーマー達から総スカンを喰らったCESA大賞を「実りの多い活動だった」と自画自賛してみたり… 業界のトップに立つ人間がこんな認識では、売り手と買い手、作り手と遊び手の溝が広がるのも無理からぬことです…

 

 2003/01/12 (日)  「久しぶりにイロイロと」

約3ヶ月ぶりくらいに布団を干しました。ウチはフローリングの上にスノコをベット代わりに敷いているので、万年床になってカビが生えたりはしませんが、やはり太陽の匂いというものはいいですね。一日の4分の一は寝て過ごしているのだから、寝具にももう少しこだわりを持つべきなのかも。ああ、テンピュール製のベットマット(約20万円)が本格的に欲しくなってきたなぁ…

2003年一発目のレビュー「想い出にかわる君」の初稿が書き上がりました。「鬼武者」以来となる、怒りの約2年ぶりの全否定レビューになると予告はしていましたが、どうやら本当にその言葉どおりの内容になってしまいそうです。とりあえず一晩頭を冷やしてから校正をしますが、ただ辛いだけじゃなくて「耳に痛くて口触りのいい辛口」を目指してみたいですね。あ、そもそも、レビュー自体が2ヶ月ぶりなんですね(一体、何がメインのHPなのやら分かりませんな、こんな体たらくでは…)。

同人誌の原稿執筆の為、ほぼ丸々2ヶ月に渡って離れていた「トゥルーラブ・ダイアリー」ですが、現在はその離れていた期間で見えてきた様々な問題点・改良点を仕様書に盛り込んで、仕様を再構築する作業をじっくりと続けています。なんとか1月末までに最終仕様を発表して、本格的な製作に突入したいものです。

 

 2003/01/11 (土)  「チェンジ・フォア・ザ・ベター」

以前まで使用していた光学式の1980円マウスのダブルクリックが怪しくなってきたので、実家から持ち帰ってきたLogitech製のコードレスマウスを使い始めました。スクロール式というのが唯一の難点だが、人間工学に基づいて手にフィットするデザインといい、電池が入っているから多少は重いが、その重みがかえって使いやすかったりする。やはり、毎日使う物には良い物を選ぶべきですね。

ビックカメラに注文していたCDラックが到着し、さっそく組み立て。オーディオテクニカ社製のCDラックで、CDを504枚収納可能。今までは3段のカラーBOXを横倒しにして、それをコンポの台とCDラックを兼ねていたのだが、収納が限界を超えてしまっていたし、聴きたいCDを引っ張り出すのも一苦労だった。

私は整理整頓オタクだが、部屋の模様替えはあまりやらない。基本的に「物を動かさなくて済む最適な配置」を念頭に置いて初期配置を決めてしまうし、ひとたび配置が決まってしまうと上に上に積み上げてしまうので、容易には配置換えなんてできないのです。今回は「より収納性を上げる」ために、珍しく正規の収納棚を高い金を出して買ったわけですが…やはり、値段に見合った性能の良さというものは確かにありますね。

でも、「高いから良い」というものではなく、「その価値を実感できること」こそが大切だと思う。ブランドや値段でなく、そのモノの本質を見極めるバランス感覚は、レビュアーの基本姿勢としても大切なので、絶対に無くさない様にしたいですねぇ…

 

 2003/01/10 (金)  「気分は下々」

気分は下々、その1

『小倉監禁「妹殺した」と供述』というニュースの見出しをYahoo!JAPANで見つけて、一瞬ドキリ。スーパーで『小倉あんぱん』を見てピクっと反応。いやはや…どうも最近『小倉』というキーワードに敏感すぎますね。それもこれも、あのゴミラジオのせいで…

ま、電波の届かない奈良県在住の私には関係ない話だから、どうでも…あ、『ウンナンの気分は上々』に出てるよ、例のアレが…(もはや、実名で書くことすら嫌になってきたので、とりあえず「りんこ姫」と皮肉を込めた呼称で表記します)。あの番組での「りんこ姫」のポジションとは、「可愛い顔して不思議ちゃんキャラ特有のずれた会話で小さい笑いを取る」というもの。西村知美路線を狙っているのだろうか?(TBSの浅知恵だからしょうがないか)

気分は下々、その2

「想い出にかわる君」をようやく全クリアしました。最後に残っていた「トゥルーストーリー:音緒編」を終えた私の第一声は… 「これ、ホントにレビュー書くの?」 …2003年一発目からこんなレビューを書くのは気乗りしないのですが、どうやら「鬼武者」以来の「怒りの全否定レビュー」になるのが確定してしまったようです。

破綻した対立構造によるルート分岐、 どう考えても理解できない主人公の思考形態、 テーマに押し潰されたキャラクター達の想い…

金を返せとは言わない。私の見る目が無かっただけですから…でも、このゲームのために費やした時間は、返せるものならば返して欲しい。「メモオフ」というブランドを信じて、修羅場の合間を縫ってまでして遊んだあの時間を…

泣き言を言っても始まらない。私ができること、それはこのゲームで私が感じたことをすべて伝え切ることだけです。そう、ギャルゲーが小手先の進化の果てに辿り着いてしまった、自らを滅ぼしかねない深刻な問題を顕著に表しているこの作品を、せめて反面教師として役立てるために…

 

 2003/01/09 (木)  「データ消失!」

毎月15日に「アクセス向上委員会」で発表している、全レビューページのアクセスカウンタのデータが、消失しました。トップページのカウンタが消失することはこれまで何度かありましたが、レビュー用のカウンタのデータが消失したのは今回が初めてです。消失時期の特定は難しいですが、再開されたカウンタの数字から推測すると、この3日以内…そういえばその時期に、妙にサーバーが重い時期があったような気がする…

とりあえず、12月15日時点でのデータは残っているので、そこから先月までの月間伸び率で今日までのアクセス数を推算してデータを復旧させることに。まさか、毎月発表するために定期的に残しておいたデータが、こんなカタチで役に立つとは…

(復旧作業のため、今日の日記は短めです)

 

 2003/01/08 (水)  「想い出にかわる君(6)」

ようやく風邪も治ったことだし、今年初めてゲーム機に電源でも入れましょうかね… 冬コミ原稿のため半月以上中断したままになっていた「想い出にかわる君」の攻略再開です。

ゲーマーとしては、まったくヤル気はないんですが、一応レビュアーとしてはゲームをコンプリートしなければならない、というのが辛い所です。しかも、ただのレビューではなくて、「この作品が何故駄目なのか」徹底的に吊るし上げなくてはならないのだから、攻撃するためのネタは一部の隙も見逃せないのです!

と、こんな事を書くからよく誤解されるのですが、世間はどう思っているかは知らないけど、私は作品の悪口を書くのがとても苦手なんですよ。私は本当に嫌いな作品には怒ったり憎んだりしません。トコトン冷めてしまって毛の先ほども興味がなくなってしまう性質なんですよ。

しかし、そんな私でさえも、このゲームは本気で怒らせてしまった。ゲーム本編もなかりキツかったが、今日攻略したトゥルーストーリー(正ヒロイン:かなた編)のとんでもない展開ときたら…2時間半の間に、27回もコントローラーを布団に叩きつけてしまいましたよ。さすがは、コンプリート前なのに「2002年GM研大賞:ワーストゲーム賞」を駆け込みで受賞しただけのことはある!

一応、あと1つだけルートが残っています。そもそも、正ヒロインシナリオがどう考えてもマシな展開になるとは考えられなかったので、敢えてもう1人のトゥルーストーリーを残したのですが…それでも作品評価の逆転までには到らないだろう。せめて、一服の清涼剤くらいの存在価値があって欲しいのだが…

 

 2003/01/07 (火)  「引き続き、風邪でダウン中…」

引き続き、風邪でダウン中…

素人診断ですが、これはおそらくインフルエンザですね。それも、かなり重度の… 薬が効いている間はなんともないのだが、薬が切れた途端に抑制されていたウイルスが五臓六腑を駆け巡る。薬に頼って抵抗力が低下した身体ではひとたまりもない。仕事をしながらでは根本的な治療は無理です。奈良の今日の最低気温は−4℃だったそうな…病人には辛すぎる環境ですよ、まったく…

そんな中、Cレヴォ33の申込用紙の作成完了。そして、冬コミで会場限定受付していた「それはコミケだ!2」のコピー本版の印刷も完了。メロンブックスに書店委託する本も発送したし、これでコミケ関係は一段落かな… あ、まだコミケ関連のメールの返信が残ってる! やれやれ、TLDの製作に専念できるのはいつになることやら…

 

 2003/01/06 (月)  「ノックアウト・キング」

奈良に帰ってきてからずっと体の調子が悪かったのですが、とうとう完璧に風邪を引いてしまいました。お昼休みの時に節々が痛いなぁ、というくらいに感じていたのだが、3時を過ぎて容態が急変。眩暈・腰痛・嘔吐・関節痛・発熱… 鼻や喉などの前兆がまったくないまま、一気に攻め込まれてしまったのです。しかし、これ以上有休を使いたくないので早退もできない…そこで、根性だけで定時まで粘ることに… 

定時と同時に一目散に帰宅して、対風邪フルコースの夕食を摂る。鍋焼きうどん+C1000タケダ+みかん+パプロンS。この最強メニューなら大抵の風邪は12時間以内に完治するはず…です。名探偵コナンスペシャルを布団に包まりながら観ていたら、2時間後にはすっかり元気になりました。でも、まだまだ油断は禁物。薬が切れる明日の朝が峠です。

ああ、Cレヴォの申込期限が迫っているというのに…速達確定?

 

 2003/01/04 (土)  「帰奈→ダウン」

夕方8時過ぎに、ようやく奈良に帰ってきました。倉庫のように死ぬほどモノが多いこの部屋…ああ、落ち着く〜 とりあえず、パソコンを立ち上げて、溜まりに溜まったメールをチェック。「新着メール:139件です」…無言でその8割以上のダイレクトメールをゴミ箱に追いやる。すっきりしたところで、友人知人から頂いたメールをじっくり拝見。対応が遅れてしまい、誠に申し訳ありません。うーむ、やっぱり帰省用にノートパソコンくらいは持っておくべきだろうか?

とりあえず、停滞していたHPの更新を再開しなければならないのだが、まずは中断中の日記から手をつけることに…終らない。書いても書いても終らない… 途中で腰が痛くなってきたので、12月31日分までで一区切りをつけたのだが… この腰の痛みは、腰痛の類ではなく、寒気による脊髄からのSOS! ぬくぬくとした実家の暖房から、一転してコタツのみの極寒の我が家への環境移行による拒絶反応か!

そのまま何も出来ずに就寝。ぐはー、や、やらなければならぬ事は山ほどあるというのに…

余談:
エンターブレインの失作「機動新撰組 萌えよ剣」が、発売わずか10日あまりで早くも日本橋の中古価格で3880円に! スタートダッシュで思いっきりコケた「アンリミテッド・サガ」は新品なのに2980円! 嗚呼、兵どもが夢の跡…南無〜

 

 2003/01/03 (金)  「=旧きを訪ね新しきを知る」

寝正月も3日目となると、もう寝ること自体に飽きてしまう。仕事中毒&娯楽中毒の私にも、そろそろ禁断症状が出てくる時分である。あまりにも暇なので、倉庫の整理でもしてみること…あ、「ゲーム企画資料」の箱じゃないか!なつかしい!今にも消えそうに擦れて来た鉛筆書きで、学校のプリントの裏にびっしりと書き込まれた企画たち… あぁ、本当に若かったんだなぁ…

その当時は夢物語だと思っていた10年以上も昔の企画たち…でも、ゲームの未来を的確に予見していて、ちょっと怖いくらいです。ファミスタした無かった時代に、すでにパワプロのサクセスモード(のようなもの)を考案し、「遥かなるオーガスタ」に感銘を受けて「みんなのGOLF」(のようなもの)を考案し、真・三國無双(のようなもの)まで考案していた(しかも、それは実際に光栄にその企画を送っていた…)。今考えて見れば、その当時から私には同人の資質は十分すぎるくらいあったみたいですね。

中学時代、首謀者として夢中で作って遊んでいた「テーブルトーク・サイコロSLG」の残骸… 高校時代、行き場を失った創作意欲が負のパワーになってしまい書き殴った創作物の欠片… あれからもう10年か…あの日から、ずっとずっと、年を経て積み重ねてきたものは無駄ではない。そう証明するために、私は挑戦を始めます。

 

 2003/01/02 (木)  「蟹は人を無口にする」

今日は、車で1時間の所にある賀露港にある蟹料理屋「山田屋」で豪勢に家族新年会。私は「松葉蟹」で有名な山陰地方に住んでいながら、こうしてちゃんとしたお店で蟹のフルコースを食べるのは初めてだったりする。コースで1人1万5千円!地元民だからと言って、おいそれと口に出来る料理ではないのですよ、「本物」の松葉蟹は…

まず出てきたのは、今朝漁港で上がったばかりの蟹を生でいただく「蟹の刺身」。正真正銘の純生であり、貧乏舌の私ですら味の違いは歴然。「特上の本松葉は1匹2万円を超える」とは、女将さんの言。独自の裏ルートで競にかけない上物を仕入れているからこうしてコース料理が成り立つとのこと…うむ、プロの仕事ですなぁ…

次は冷凍生蟹を炭火で炙る「焼き蟹」。これも初めて食べたが、塩味だけで蟹がこんなに美味いとは!続いて蟹鍋、蟹雑炊でフィニッシュ。約2時間、ろくすっぽ話もしないで夢中で蟹を貪り食いましたとさ…(桜玉吉先生も「蟹は人うを無口にさせる」と書いていたように、宴会にこれほど向いていない料理はないだろう。でも、美味しいからいいや)

父が酒を飲んでしまったので、帰りの車は私が運転することに… 私は帰省するたびに運転手として割りと車の運転はしているのでペーパードライバーではないのだが、運転することは正直言って好きではない。何が気に喰わないって、制限速度一杯で走っているのに後ろの車から煽られる事。「+10kmくらいなら許容範囲」などという曖昧な交通法規は何とかならないのか!それと、私は運転に集中しすぎるため、極端に瞬きが少なくなって目が疲れるし、肩も異常に凝ってしまう…次の帰省の時には、免許をわざと忘れていこうかな?

 

 2003/01/01 (水)  「あけましておめでとうございます」

新年、あけましておめでとうございます。
今年もGM研をよろしくお願い致します(と書いているのは、すでに1月5日だったりしますが…)

我が家のお正月は完璧な寝正月。コミケ帰りで憔悴しきった次男と、前日まで終電仕事に追われていた長男と、風邪でダウンした母…で、元気なのは父だけ。もうお爺ちゃんと言っていい年齢なので、ひとり早起き。でも、ずっと亭主関白だったので、食器の置き場すら分からないので御節の準備も出来ない。ぼーっと社会人駅伝を眺めている父の背中に、年月の重さを感じてしまいました。

湿っぽくなってしまいましたが、気を取り直して、ここからがメインイベントです。今日唯一のイベントとは『幼馴染との再会』。あ、そこのアナタ、「幼馴染」と聞いて身を乗り出したりしないように。幼馴染は幼馴染でも、男の幼馴染ですから。彼の一家とは、ウチと家族ぐるみの付き合いで、物心ついた時には既に三兄弟みたいな関係になっていたわけです。年も兄と私のちょうど中間だったし。しかし、兄が大学に行って地元を離れてから疎遠になっていて、こうしてちゃんと会うのは約10年ぶり。しかも、彼は数年前に結婚していて、奥さんは既に妊娠5ヶ月とのこと… うーん、時間は確実に過ぎているんですね〜

この日の再会で、結婚に対する焦りとかは全くありませんが、人生設計に対する焦りというものは強くなった気がします。今、この日記を書いているこの瞬間も、「こんなことしていて、一体何になるんだろう?」という思いが頭をよぎることもある。分からないから書いているのか、書いているから分からないのか… どうも暇だと人間はイロイロと考えすぎるみたいですね…

今年、GM研は新しい挑戦を始めます。その挑戦の先に何が待っているのか…それは現時点では全く分かりません。それがどんな結果になろうとも、後悔だけはしたくない。そのために、今私できることのすべてをぶつけてみたいと思います。