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 2001/08/31 (金)  「月刊GM研9月号入稿完了!」

なんとかギリギリで間に合いました。通常、前日までに原稿をあげて、最終日は校正と推敲に費やされるものなのですが、今回はアップロード直前まで原稿を書いていて、アップロードしたあとに校正作業をするという前代未聞の突貫編集となりました。誤植は順次修正していきますので、しばらくはご容赦くださいませ。

今日は疲れている上に酔っぱらているので、とてもまともなことは書けそうに無いので、もう寝ます。疲れた…もう眠らせてくれ…(by スコット(FF2))

 

 2001/08/30 (木)  「アクセス向上委員会2」

めずらしく何もネタがないので、第2回アクセス解析レポートを行ってみました。ちなみに前回の調査は8月17日だったので、約2週間ぶりの調査になります。【Edgeworth Box】との相互リンクや夏コミ同人誌経由での来訪者の増加の影響はいかに?

・1位は「それはエノキダ!」188ヒット(前回比+13)
・2位は「ティアリングサーガ」141ヒット(前回比+27)
・3位は「歴史教科書」139ヒット(前回比+36)
・4位は「GT3」113ヒット(前回比+32)
・5位は「トラいち2」86ヒット(前回比+13)
・7位は「素敵だね」78ヒット(前回比+55)
・8位は「FF10」68ヒット(前回比+40)

注目はタイムリーな話題の2作品の激しい2位争いと、赤丸急上昇中のFF10コンビ。特に「素敵だね」の伸び率はすごい!ゲーム本編よりも人気があるんですから! 意外なところでは、「少女ネム」40ヒット(前回比+27)。大羽さん経由からのアクセスが始まれば、今後さらに伸びる可能性も?

全体的にまんべんなく数字が伸びているのは、レビュー集を改装した効果が出ているようだ。意外に人気がないのが所長講演。毎回かなり力を入れているコーナーなんですが、常連さん以外の閲覧はほとんどないみたいです。気合が入りすぎて読むのも大変ですけど。あと、もっと読んで欲しいのはBOOKレビューの「まんが化学式がわかる」です。わずか13ヒット(泣)!やはり鈴木みそはマイナーなのか?それとも、本当に化学本だと思われているのか?謎だ…

※ちなみに、月刊GM研6月号以前のページには集計機能を搭載していなかったため、集計対象外としています。

 

 2001/08/29 (水)  「どこまで続く?偏見報道の嵐」

週刊女性という雑誌に、先日幼女誘拐事件で逮捕された、夜ノ森一輝こと藤田容疑者の描いた同人誌が5ページに渡ってそのまんま掲載されている…という話を大羽なおさんの「おとぼけ日記」で知った。大羽さんがあまりにも面白おかしく書いていたので、気になってコンビニで立ち読みしてみたら…大爆笑!思わず記念に買ってしまいました。?週刊女性の思うツボ?

何がそんなに大爆笑なのかというと、雑誌記者の取材の後がまったくみられないし、精神科医もその記者の湾曲した情報をもとに真面目に分析。かくして、誤解だらけの歴史的バカ記事ができてしまいました。これが笑わずにいられましょうか?えっ?これってギャグじゃないんですか?………正気ですか、週刊女性??

まずなにより、記者が取材する気がまったくないのに驚く。Kanonをゲームじゃなくて「追復曲」だと思っているし、マンガのページ割りすら知らないし、ツッコミとイジメの区別もつかない。その体たらくで一丁前にオチが弱いとか、後半になると絵が雑だとか、ジャンル分けするなら不条理ギャグだ…などなど厚顔無恥に堂々と語っているのだから、本当に笑うしかない。婦人誌なので書店で買うのはかなり抵抗があると思うので、コンビニで立ち読みしてみましょう。

それと、最近の報道の混乱振りからなかなか実態の掴めなかった「日テレの柴田亜美漫画に対する偏見報道」についてだが、これは、藤田容疑者がHP仲間の1万ヒット記念に描いたパロディイラストの元ネタが、柴田亜美先生の「ドッキンばくばくアニマル(週刊ファミ通)」でよく使われる「囲炉裏を囲む亜美キツネと小沢ネコ」という構図なのだが、このカットを日テレは、「藤田容疑者の不安定な精神状態を現す作品」であると、あたかもこれが藤田容疑者のオリジナルであるように解釈して報道したのだ。

この件に関して公式の反応はまだ示されていないが、ここまで報道の不理解が酷いともう笑っていられません。マスコミ関係者たちにはジャーナリストとしてのプライドはないのでしょうか?

 

 2001/08/28 (火)  「追悼と決意と」

同人誌サークル「チキンなげっと」の大羽なおさんのWEB日記「おとぼけ日記」を読んでいて思わず「あっ!」と声が出てしまった。28日の日記に書かれていた「ある漫画家の死」とは、実名こそ伏せられていたが、文脈から推定して明らかに「木崎ひろすけ」氏のことである。そして、それを知るきっかけになったのは、月刊GM研のレビュー「少女ネム」によるものだったようです。

来月号の同人誌レビューに紹介用表紙画像の使用許可を申請していた関係で、大羽さんの目に触れたのでしょう。大羽さんは木崎先生を大変尊敬されていたようであり、かなりショックを受けておられるようです。私自身、木崎先生の死去を1ヶ月近くたってから、コミックビームのメールマガジンの奥村編集長のコラムで知りました。その時は、まったく実感が湧きませんでした。

しかし、その後、先生の死を悼む多くの追悼文をネットで読んでいるうちに、改めて失ったものの大きさに気付きました。私自身も追悼レビューを書いて、自分の気持ちに整理をつけたつもりでしたが、今こうして反響をいただくということは、正直言って複雑な気分です。どれだけ言葉を尽くしても、それは決して死者には届かない。だけど、こうして何処かの誰かとその想いを共有することはできる。

かのヤン・ウェンリーも言っています。
「言葉では伝わらないものが確かにある。だけど、それは言葉を使い尽くした人だけが言える事だ」と。

だから私は書き続けます。言葉以上の何かを伝えられるその日まで…

 

 2001/08/28 (火)  「掲示板での議論のありかた」

GM研発行の同人誌「それはコミケだ!」の原作漫画「それはエノキダ!」の作者:須賀原洋行先生の公式ファンHP「須賀原洋行大先生の部屋」の漫画ネタ掲示板が無期限閉鎖になってしまいました。本来この掲示板は須賀原洋行先生ご本人がレスをつけてくれる貴重な交流の場であり、「それはコミケだ!」の宣伝活動もこの掲示板から始まりました。その思い出の場所がなくなってしまい非常に残念です。

事の発端は、数日前から始まった「今の須賀原漫画はつまらない」発言に対して肯定派が「具体的にどこがつまらないのか言おうよ」と反論。その後は粗探しとその反論という肯定派と否定派の泥試合になってしまいました。ついには「掲示板での批判のありかた」そのものに飛び火して論争の収拾がつかなくなり、論旨が尽きて感情的な中傷が出てくるようになりました。

私はこの論戦に加わることなく、ずっと静観していました。言いたいことは山ほどありましたが、私は沈黙を続けました。なぜなら、掲示板は議論の場には向いていないからです。不特定多数を相手にするので、誰を向いて発言してよいのか分かりません。相手の反応を覗いながら論旨を進めることもできないので、冷静さを失った独り善がりな論理になってしまいます。そんな状態では、どんなに理を尽くして説得しても効果はありません。火に油を注ぐだけです。

掲示板の閉鎖という決断は止むを得ないものだと思います。そもそも、この掲示板は議論を趣旨としたものではないし、これ以上意味の無い泥試合を続けて、S先生を不快にさせるようなことがあってはなりません。寛容で繊細な精神を持つS先生が、この件によってネットワークコミュニケーションそのものに失望されてしまうのではないかという危惧すらあります。

私はHP管理の大変さも、漫画を描く大変さも知っている人間です。掲示板の閉鎖を決断した管理人さんの苦悩も良く分かりますし、読者の反応が楽しみであり怖くもある漫画家の心理もよく分かります。サービスを提供する側がこれほど気を遣っているにも関わらず、利用者のモラルが低すぎるのは問題だと思います。「モラルの基準を定義しろ」と反論する人もいるでしょうけど、私はこれは基準以前の問題だと思います。相手に殴られたら痛い。相手を殴ったら心が痛い。そんなことはちょっと想像力を働かせれば分かることです。

結論:
ファンだから何をしても許されるわけではありません。場とルールを見極めて、自分の発言がもたらす影響を良く考えた上で、自己の責任において行動してください。

 

 2001/08/27 (月)  「白い原稿」

さて、今月も残り5日間となりました。困ったことに、月刊GM研の原稿がまったく進んでいません。テキスト進行度は7%。クオリティ進行度を考慮すると0%と同じです。しかも、今週の木曜と金曜は仕事関係で編集時間が取れないため、実質的に今日を含めた3日間で書かねばならない。前代未聞の過密強行編集である。

ネタは固まっているのになかなか執筆に取り掛かれない最大の要因は、プレシャーの飛躍的増大によるものである。ここしばらくの広報活動によって200人近い読者を抱えるWEBマガジンに急成長した月刊GM研だが、その期待に応えようとするあまり、書くことが怖くなってしまったのかも知れない。私は精神的なMですが、プレッシャーにはあまり強いほうではありません。

更に困ったことに、私は追い詰められるとあらぬ方向に逃避してしまう性質を持っています。2002年夏に向けた極秘プロジェクト草案を書いたり、昔のレビューや日記の誤植修正をしたり、意味も無くゲームをやりこんでみたり… 逃避なのに全力を尽くしてしまうので、ちっとも息抜きにならないのが難点です。

はてさて、無事に完成するのでしょうか?

 

 2001/08/26 (日)  「Summer Dream 冬の奇跡2」

悠久の古都:京都、平安神宮にほど近い京都市勧業館「みやこめっせ」にて、この地にまったくもって場違いなイベントが開催された。「SUMMER DREAM 冬の奇跡2」というジャンル限定同人誌即売会である。関西ではジャンル限定イベントはそれほど多くない。特に今回のような「AIR中心Key系」イベントはごく稀にしか開催されない。今回のイベント規模は176SP。当初120SPの募集だったが、応募者多数のためコスプレスペースを廃止してスペースを拡張。ごく一部にこれを歎くマニアがいたとかいないとか。(私のことじゃありませんよ!)

朝7時に会場に着くと、すでに20人ほどの一般参加者がいたが、スタッフが全然居ないので整列がまったくできない。スタッフが来たのは朝8時(遅すぎ)。そもそも11時30分の開場というのが非常識だと思うのだが… 開場時には300人程度が集まっていた。開場後のピーク時には600人程度に。男女比は99:1くらい。ただでさえ湿気の強い京都なのに、さらに不快指数は上昇。汗臭いったらありゃしない!

だが、そもそも会場の選定がおかしい。隣の会場はバーゲンセールなので善良な一般市民が家族連れで来場し、行列に好奇の目を向ける。(こんな大人になるんじゃないぞ、子供たち!)道路を挟んだ京都会館には合唱コンクール(?)があったようで、バスで女子中学生が団体でやってきて、野外で発声練習を始めた。あぁ、そんな澄んだ声がオタクの腐った精神に痛すぎる… 物騒なことに、道路の間にはパトカーが止まって睨みを利かせていた。やはりあの事件の影響?過剰反応だぞ京都府警! …やはり即売会は湾岸の人気の無いところでやるべきなのかも。

今回は176サークルを丹念に回り無名サークルの発掘に専念。小規模すぎてコピー本しか出していないところが多かったので、これといた注目株は見つからなかった。こういう限定イベントのメインは、新刊販売というよりもスケブとか交流のほうにこそあるのかも知れない。ドリンクとお菓子の無料配布コーナー「武田商店」には黒山の人だかり。「青汁最後尾」とか札があってちょっとだけ笑えた。

ミッションは1時間で終了。なんかいろんな意味で疲れてしまった。苦労が報われるような良い買い物が出来なかったし、連日の朝5時起きで眠さ爆発。帰り道の日本橋の虎の穴で物欲を満たして帰宅即就寝。やれやれ…週末だというのにちっとも休みになってないぞ。(好きでやってるんだから仕方ないですけどね)

 

 2001/08/25 (土)  「Super Comic City in 関西7」

インテックス大阪で開催された「Super comic city in 関西7」に一般参加してきました。2日間で24000SP、約8万人を動員するという西日本最大の同人誌イベントです。コミケ直後ということもあり、夏コミ新刊を携えて名の通った同人作家も多数参加しています。別名「西のコミケ」

よく「コミックシティは女性率が高すぎて異世界だ」というような声を聞くが、実際に通常のコミックシティの男女比は男1に対して女9。だが、Super Comic City になると1日目が男性向けのジャンルになるので「男3女7」くらいの比率になる。2日目はいつもの通りだろうけどね。

始発電車で朝6時に会場入りすると、すでに100人くらい居た。(時刻表で土曜日用の始発を調べたのに、イベントのため増発平日ダイヤに変更されていたので、厳密に言うと始発から2番目)。何にしても、徹夜組がいないのは清々しい。関西人のモラルは高いのか? 待つこと1時間。前回同様館内待機列に誘導される。くそ暑い中日差しに晒されることもなく、クーラーの効いた館内でカタログのサークルチェックを開始。

コミックシティのカタログは前売りされないので、どんなサークルが来ているのかは会場に行ってカタログを買うまで判らない。昨日作成した同人誌リストのサークルを片っ端からチェックしていくと…結構名の通ったサークルが来ていた。検索結果は「17/4000」。前回の「1/1200」に比べれば相当ヒット率は良い。

開場まであと1時間になったところで再移動。待機用館内がいっぱいになってしまったためであるが、屋外の炎天下に晒されることになり、こんがり日焼けしてしまった。妙に顔色のいい健康的なオタクの出来上がり。…日焼けの理由を聞かれたらどうしよう?

11時に予定通り開場。先頭集団だけど焦るほどの本もないのでゆっくりとチェックサークルを回る。さすがに壁サークルは小行列ができているが、列の制御をしてくれるスタッフが皆無なので、どれがどこの最後尾なのかさっぱり判らない。警備員はやたらと多いんだけどね。あんな事件があったばかりだし…

汗臭い男どもの行列に飽きれ、壁サークルは後回しにして3FのGPMゾーンに移動。その後は1Fに戻って恋愛ゲーム系ゾーンを攻める。片っ端から見本誌を見るが、なかなか琴線に触れるようなものはない。絵の上手さには多くを求める気は無いが、表紙は立派なのだが内容が無さすぎる本が多すぎる。無名サークルが無名なのにはそれなりの理由があるのだと実感した。(これは自分自身に言い聞かせる言葉でもある)

約1時間でミッション終了。コピー本を中心に24冊を購入。可能な限り出費を抑えた。何しろ明日もイベントだから(むしろ明日が本番)!いざ京都!!

 

 2001/08/24 (金)  「世の中には知らない方がいいこともある」

なにやら意味深なタイトルですが、特に他意はありません。言葉どおりの意味です。(そもそも、このHPの趣旨自体が「あなたが知らない世界」に引きずり込むためのものなんですけどね…)

【知らなきゃ良かったストーリー1】
先日帰省した折に、親に半強制的に漫画を処分させられた話は日記に書いたが、具体的に何冊売ったのかは書かなかった。数えようが無いほど多かったし。でも、買取のレシートを見てみたら何冊売ったか分かることに気が付いた。…ただいま計算中…1226冊?…あぁ、数えなきゃ良かった。こんな冊数をいつかは買い直すのかと思うと眩暈がしてきます。

【知らなきゃ良かったストーリー2】
先日のコミケで買った本のリストを作成。読むのは後回しにしてひたすらエクセルファイルに登録。物品管理マニアの私としては本をダブって買うなんてプライドが許しません。コミケ前は300冊だったこのリスト、さて、どこまで増えているのかな…500冊…おいおい、わずか3日間で200冊も買ったのか?一体いくら使ったのでしょう?500円平均としても10万円?…我ながら天晴れな狂いっぷりですね。

【知らなきゃ良かったストーリー3】
同人誌を一度でも作ってみると、他人の同人誌を見るときについつい原価を計算してしまいます。「フルカラー表紙○色分解で○○ページで何部刷ったら一冊あたりの原価はいくらか?」そんなことまで分かってしまいます。たまに原価にまったく見合わない値段設定をしている本を見かけると、それだけで購買意欲が萎えてしまいます。いや、値段分の内容があれば薄かろうと高かろうと買いますけどね。

 

 2001/08/23 (木)  「黒磯・誘拐事件の余波」

栃木県黒磯市立東原小2年、秋元美穂ちゃん(7)が2人組の男に連れ去られた事件で、未成年者略取容疑で無職、藤田竜一容疑者(22)が逮捕された。普通なら子供も無事で犯人も捕まってめでたしめでたし…で終わるのだが、今回の事件は誤解と偏見に満ちた報道の悪意によって思いもかけない方向に余波が及んでいる。

若者が犯罪を犯すと、すぐに生い立ちや趣味・環境にその原因を求めようとするのは、今も昔も変わらないマスコミの悪癖だが、今回は「待ってました!」とばかりに騒ぎ立てた。なぜなら、藤田容疑者は重度のゲーム・アニメオタクであり、「夜ノ森一輝(よのもりかずき)」というペンネームで同人誌活動もしていたからだ。かねてから同人業界・オタクに対して悪意と敵意を持っているマスコミ関係(特にフジテレビ)は、ここぞとばかりに攻勢に出てきた。攻撃の矛先はオタク文化そのものに向けられている。

もし行政や民間抗議団体が動くようなことになれば同人業界が受ける打撃は計り知れない。最悪の場合コミケ中止を求める声があがって開催を自粛せざるをえない事態を招く可能性もある。唯一の救いは、事件が殺人や強姦・監禁などの実害に及ばなかったことだ。コミケの米澤代表には「これはあくまで一部の例外的な事例である」と断固主張していただきたいものだ。状況は非常に厳しいけど、マスコミの横暴には決して屈してはなりません。

よく「現実と仮想の境目がわからなくなる」と言いますけど、私に言わせれば、それってとっても不幸なことですよ。現実とのギャップがあるから仮想が楽しい。仮想が楽しいからつまらない現実も乗り越えられる。何かに夢中になっている自分を楽しめるくらいの余裕を持って欲しいものです。

 

 2001/08/23 (木)  「恐怖のラーメン」

会社の昼休みに先輩と「天下一品」(通称:てんいち)のラーメンを食べに行った。前々から「濃い」とは聞いていたが、本物を食べてみて思った。…これは本当にラーメンなのだろうか?今までのラーメンの常識をはるかに越える特濃スープは、油が浮きまくりで最早ゲル状。見ているだけで胃腸がもたれそうな強烈な存在感。

夏バテ気味だったので「ニラネギラーメン」を頼んだが、これは本当にシャレにならない!油が濃すぎて何味なのか分かりません!食べているときはなんとかなるけど、問題は食後。すぐ胃がもたれて、ネギくさい口臭の合わせ技だぶるぱんち。「これを昼時に食べると早退したくなる」という先輩の言葉は本当だった。

美味しいことは美味しいのだが、あまりにも破壊力がありすぎ。久しぶりに体を張った取材ができて、ネタとしては面白いけどね。…でも、月に1回くらいで勘弁してください。

 

 2001/08/22 (水)  「調子悪い…」

台風一過。関西にまた夏が戻ってきました。熱帯夜は少なくなったけど、まただるい日々が続きそう。よくもまぁ、歴史的猛暑をクーラーなしで乗り切ったものである。夏生まれとはいえあきれたものだ。それにしても、夏痩せするどころか、5キロも太ったのはどういうことだろう?それでも標準体重には全然足りないんだけどねぇ…

さて、絶不調真っ只中の月刊GM研の編集ですが、ようやくネタが決まりました。同人誌レビューは、「大羽なお」さんのサークル「チキンなげっと」の「微睡みの中、凍える翼。」に決定。…って、夏コミ新刊じゃないですね。…買いすぎて読む時間がないなんて、本末転倒もいいところです。まだ半分以上読んでない本があります。もっとも、「今すぐにこれを書きたいんじゃぁぁぁ!」と思わせる作品がないのも事実ですけど。

あ、なんか目が痛い。パソコン画面の白が目に痛い。身体の調子も悪い。もしかして夏バテ?それとも夏休みボケ?あーいかんいかん!やる気出ない!やっぱり疲れているときに日記を書くと、ろくなことにならない。日記は仕事をサボって書くもんだ!(大暴言)

 

 2001/08/21 (火)  「月刊GM研9月号編集開始」

気付けばもう21日。そろそろ月刊GM研の編集に入らなければ。ネタとフォーマットさえ出来ていれば、最短で3日もあれば書けるのだが…今月はコミケや帰省で取材不足である上に、ネタも決まっていない。

一番難航しているのはゲームレビュー。とりあえず、DC版「こみっくパーティー」のレビューは10月号に延期します。さすがに1回もクリアしていないのにレビューなんて書けません。どうしてそんなに時間が取れないのかというと、すべて「Missing Blue」のせいです。38時間もやってるのに、まだ3人クリアしてないし、ルート達成率も48%…コンプリートするのに単純計算で70時間?おいおい、勘弁してくれよ…

GM研のレビューというのは、ゲームに点数を付ける性質ではないので、点数に責任を取るという意味でゲームをクリア(コンプリート)する必要はありません。網羅することより、特異点を見つけ出すことに重点を置いています。そこから製作者の意図を読み取り、私自身が何を感じたのか…というように話を広げていくわけです。それが「紹介者」としての私の信念なのです。(詳しくは所長講演「レビュー論」にて)

※月刊GM研は9月1日午前0時発行予定です。

 

 2001/08/20 (月)  「リンク集の改装について」

現在、リンク集の改装に着手していますが、これは単なる再編ではありません。今後GM研の進むべき方針を左右しかねない重大な作業なのです。これは「今後は積極的に相互リンクを増やしていこう」というリンクの質的転換を図るものなのです。

従来のリンクは99%無断リンクであり、リンクというよりブックマークのようなものでした。外部とのやりとりが制限されていた大学サーバーの間借り時代が長かったためか、外部宣伝活動に慣れておらず、自然と「無宣伝」というスタイルが身に付いてしまいました。顔見知りの常連さんだけを相手にしていれば気楽だし、ターゲットを絞り込んだテーマで文章が書ける。誹謗や中傷に曝される危険もない。しかし、その副作用として、そのぬるま湯状態が「ネットワークコミュニケーションへの不信」という偏見を作り出してしまったのかもしれません。

そんなある日、大きな転機が訪れました。同人誌「トゥルーラブは世界いちぃぃぃ!」の作者:大神氏がWEBマンガに載せたGM研のURLをたどって、大量の新人読者さんがなだれこんできました。跳ね上がるカウンターに比例して増大するプレッシャー。精神的Mの気がある私にはこれが良い方向に作用し、作家魂に火がつきました。やはり、読者様あっての批評活動ですからね。リンクも正しく使えば世界を広げる力がある…そう実感しました。

で、ここからが本題です。
本日付で【Edgeworth Box】というレビュー系HPとの間に相互リンクが成立しました(※正確にはまだ相互ではありませんが、メール上では双方が合意しているので一足先に実行しました)。普段他人の文章をあまり褒めない私ですが、MU-6(むしっくす)さんのレビューは文句のつけようがありません。でも、一番人気のコーナーは日記だったりする。ひとりボケつっこみを交えながらオタク道を爆走するこの日記…面白すぎ。そして痛すぎ。明日は我が身?

 

 2001/08/19 (日)  「夏コミ補完計画」

久しぶりに(と言っても10日間だけど)日本橋巡り。今日の目的は夏コミで買い逃したブツを補完する事である。虎の穴、エルエルパレス、メロンブックス、ぱらだいす…日本橋の同人誌屋を手当たり次第強襲する。戦果は上々。

渡辺製作所:「Party's Breaker」
いつものところ:「Wインパクト」
うたたねひろゆき:「鈍色の空の下」

いずれもウン千人単位の行列のできる超大手サークルばかりである。相当の財力かコネか根性がないとイベント会場で入手することは不可能なのだが、意外と委託の方があっさり買えたりもする。委託でなくても、中古同人誌屋で少々お金を積めば手に入る。(その本にどの程度の価値があると感じるかは個人差があるので、いくらなら高いとか安いとかは問題ではない)

しかし、こんな早い時期に中古に流れるということは、明らかに転売目的で本を買った人間がいるということだ。なんとも嘆かわしい…あっ、私のように買う人間がいるから駄目なのか? う〜ん… 希少価値が発生するというのは商品経済の当然の理なのだが、同人誌は商品であると同時に作品であり、コミュニケーション手段でもあるから問題は複雑になる。商業の論理だけで割り切れるものではないが、かといってイチ読者が声高に叫んで何が変わるというものでもない。

同人誌とは、あらゆる価値観とあらゆる表現が許容される自由なフィールドである。でも、だからこそ、最低限のルールは自分達で作り、自分達で守らなくてはならないと思う。

…日記なのでオチはないです。

 

 2001/08/18 (土)  「靖国問題の顛末」

ちょっとネタが古くなってしまったが、小泉総理の靖国神社参拝について一言。「13日に前倒し参拝」という、いかにも日本的な限りなく灰色に近い決着をしたこの問題は、多くの国民の失望を買い、周辺諸国に不信感を与える最悪の結果を招いてしまった。

国民が心配していたのは、日本が再び軍事大国の道を歩むことではなく(今の日本人にそんな根性も愛国心もない)、A級戦犯が祀られているからでもなく(記憶も興味もない)、過去の戦争を美化するためでもない(美化する必然も動機もない)。小泉総理が外圧に屈することなく行動できる人物なのか…つまり総理個人の資質を心配していたのだ。

旧体質の自民党の腰抜け折衷案でお茶を濁そうとした総理は、結局ただのホラ吹きだった(と思われても仕方がない)。こんな人に「構造改革の痛みに耐えてくれ」と言われても誰がついて行くだろう? こんな人物に本当に日本1000年の大計を左右する構造改革を任せていいのか?のんきに夏休み取っている場合か?息子を芸能界デビューさせてる場合か? …やれやれ、本気で海外で永住権でも取ろうかな?

閑話休題。

はっきり言って、今や過去の戦争責任というものは外交のカードでしかない。中国・韓国にとっては対日外交の最強のカードである。限度額無制限のクレジットカードである。しかも返済不要で謝罪まで付いてくる。そのカードを無力化しようとする行動に対して激しい妨害を加えるのは当たり前のことである。外交は戦争なのだ。そして、戦争が外交だった時代もあったのだ。殺られる前に殺る。当たり前のことだ。

こんな事を書いていると誤解されそうだが、私は左翼でも右翼でもない。軍事主義者でも平和主義者でもない。ただ単に、他人よりちょっとだけ冷静に物事を考えられるだけ。だから正義とか真実とかいう言葉が、いかに身勝手なものであるかが良く分かる。正義も真実も相対的なものでしかない。しかし人間の弱い心は寄る辺を求める。自分で考えることなく、自の心の闇に目を瞑り、わかりやすい正義を求めるのだ。

もっとも許されない卑劣な行為とは、事実を隠蔽し歴史を歪曲しようとする行為である。歴史とは単なる記録ではない。民族の物語なのだ。ゆえに、民族の盛衰や戦争によって歴史は滅びもするし歪曲もされる。歴史は真実ではないのだ。だからと言って、わざわざ自らの手で祖先を辱める無責任な謝罪外交を続けてきた日本政府と知識人とマスコミの罪が許されるわけではないが…

結論を言うと「戦争の対義語は平和ではない」のだ。

 

 2001/08/17 (金)  「アクセス向上委員会」

コミケと帰省でしばらくHPの更新をサボっていたら、すっかりアクセスが減少してしまった。やはり読者様の反応は正直である。更新されないHPなんて読む価値はない。特に私のHPは読み物中心なので、日記でもなんでもいいから日々更新を欠かさないのが大切なのだ。

で、この数日のアクセスをページ閲覧数から推察してみると…(下の画像参照)「それはエノキダ!」のレビューが順調に数を伸ばしている。これはコミケで本を買ってくれた人からのアクセスであろう。あと、タイムリーなネタなので「歴史教科書」も伸びている。…だが、よくわからないのが「ティアリングサーガ」。いくら「それはエノキダ!」と同じ号に掲載されていたとはいえ、この伸び方はくらなんでも妙だ。ゲーム自体は40万本売れたし、裁判沙汰でタイムリーなネタであるとはいえ、ここまで伸びるとは考えにくいのだが…(謎)

全体の傾向としては、常連さんは月刊誌単位で全ページを読み、一見さんは目的のページだけを読む傾向がある。見たいものだけを選べるのがWEBマガジンの長所だが、興味のない作品との偶然の出会いが失われるという副作用もある。基本的に「紹介者」というスタンスで書いているので、なるべく色々なジャンルに触れて欲しいというのが、作者の本音です。

現在、更なるアクセス向上に向けて秘密プロジェクトが進行中です。現段階ではその成否について具体的に述べることはできませんが、後日改めて発表いたします。こうご期待!

 

 2001/08/16 (木)  「本日より通常業務です」

やっと大阪に帰ってきました。ただいま、我が街大阪!…暑い、暑いぞ、暑すぎるぅぅぅ!田舎と違って最低気温が下がらないので、体感温度が全然違う。ああ、安眠できる日はいつ…

コミケから自宅に送っていた荷物を受け取る。都合ダンボール4箱!(下の写真参照)着替えや売れ残り在庫や展示用小物も含まれているとはいえ、とんでもない冊数であることには変わりはない。何万円使ったのかは…うっぷ、考えたくない。計算不能ナリ。

更新していなかったHPに手を加えつつ、溜まった日記とメールの処理で1日が潰れてしまいました。買ってきた同人誌を読む時間も、ゲームをやる時間もなし。明日からは仕事です。6時45分起きです。1時間10分電車通勤です。さーて、冬コミに向けてバッチリお仕事して、蓄財に励むとしましょう。(イヤなサイクルだなぁ)

 

 2001/08/15 (水)  「灯篭流し」

送り火と灯篭流しをやるために、車で30分の川まで移動。田舎といえども最近は環境保護意識が五月蝿くて、灯篭流しのできる川は限られているのだ。なるべく水溶性の材料で作るだけで回収したりはしないけどね。

その帰り道、街灯すらない真っ暗な道路を歩きながら、空を見上げると満天の星空。星明りで夜空が白くなりそうなほど敷き詰められた星空。しばらくぼーっと眺めていた。私は星が嫌いだ。いつも決意を鈍らせるから。遠いくて弱い輝きが夢を遠く感じさせる。普段詩的とは程遠いリアリストの生活をしている私にとって、純粋すぎる星の光が痛い。大嫌いなロマンチストの自分、弱い自分を思い出させる。だから嫌いだ。

どんなに遠くても背伸びする道を私は選んだ。その手がいつか天に届く日まで…

 

 2001/08/14 (火)  「無」

特に何もない1日だった。寿司を喰らい、酒を飲んで、寝た。

不思議なもので、驚くほど何もする気が起きない。まぁ、したくても何もできないのだが、私にとって暇というのは退屈でしかないのだが…こういうことすら考えられなくなる。田舎の魔力は恐ろしい。

 

 2001/08/13 (月)  「帰省と規制」

嵐のようなコミケから1夜明けると、時間の止まったような田舎生活。初盆といっても、要するに親戚が集まって喰ったり飲んだりするだけなのだが…私は運転手代わりなので、あまりお酒を飲まされずにすんだ。酒は嫌いではないが、たくさん飲むのは好きじゃない。弱くはないが、酔ってもちっとも愉快にならない体質だし、量を飲むとご飯が食べられない。酒はどこで飲んでも同じだが、家庭の味は実家でしか食べられないのだから。どちらを取るかは自明の理というものである。

かねてからうるさく言われていた漫画の処分を行う。実にダンボール21箱。約1000冊を古本屋に売った。絶版になって手に入らないものだけを残して、8割近くを削減。本に命を懸けている私にとって、これは断腸の思いでの決断だった。引き取るだけの生活力は今の私にはない。そして、地元に帰って仕事をする意思が全くないのだから、親に貸しはつくりたくないのだ。

ただでさえ、帰省するたびに「結婚しろ」と五月蝿い。困ったものだ。私は女性恐怖症でも2次元コンプレックスでもないが、遊びで女性とおつきあいできるほど器用な人間ではない。それに今の私は道半ばである。今は必要も必然もないから誰ともつきあえない。ただそれだけ。それが私の夢を守るために身を引いたあのコとの誓いなのだから…

 

 2001/08/12 (日)  「コミケ60(3日目)」

東京駅からのバスで朝7時に有明入りして、仲間と合流。差し入れの滋養強壮剤と朝食を渡す。そして、さっそく作戦会議。大手本の行列の分担を決めていく。今回は私も1つ担当することになった。それは「こるくぼーど」というサークルである。ここは大ヒットPCゲーム「Kanon」のシナリオ担当者の個人サークルであり、その道の人にとっては死ぬほど貴重な品なのである。だが、今回は新刊はなくて再販のみだから、大行列が出来ることはないだろうと予想していたのだが…

10時の開場から5分で入場。西ゲートから競歩で進撃開始。会場に轟くスタッフの「走らないで下さい!」という怒号。競歩は走るより疲れるんだけどなぁ。わき目も振らず東館の外周に出て「こるく」に到着。最後尾を探すが…見つからない。スタッフに聞いてみると…あれか?列が3列しかないんですけど?ここが伝説の大手サークル??とりあえず冊数制限上限の3冊を購入。これで1stミッション完了。

急いで反対側の東館に移動し、島本和彦・新谷かおる・八神健のプロ作家ゾーンを攻める。その後はチェックサークルを高速移動し、品定めもそこそこに買いまくる。クオリティは既に保証済みだからね。みるみる増えていく本と袋。東館を制覇して西館に移動するときには、すでに手では持てない重量に…それを根性で担いで西の健全ギャルゲーゾーンを絨毯爆撃。その様はまさに勇者か、それともどこぞのブルジョワ。一般人が見たらただのキ○ガイかも知れないが。…次からはカートとダンボールを持参すべきかも。

身動きできないほど荷物が増えてしまったので、1時には宅急便に荷物を詰める。だが、クロネコヤマトの対応が非常に悪かった。今まではフットワーク(通称:犬)が独占的に取り扱っていたのだが、負債を抱えて撤退してしまったので、今回からペリカンとクロネコの分担になったが…係員が素人丸出し。宅急便待ちの行列が出来ているのに右往左往するばかりだし、列の整理もなってない。箱のサイズが1種類しかないものいただけない。次回はもう少しましな対応をしていただきたいものである。

2時前には会場を後にして、東京駅へ。そこから地上ルートで8時間かけて実家の鳥取県まで帰りました。親には「東京で夏冬年2回会社の同期会があるんだよ」と言ってある。さずがに25才にもなって「同人誌作家始めました」なんて言えない。反対されたら親子の縁を切るくらいの覚悟はあるが、自分から進んで親不孝を告げる気にはならない。世の中には知らないほうがいいこともあるのだから。

 

 2001/08/11 (土)  「コミケ60(2日目)」

朝靄煙る欲望の街:大東京。まだ眠りの中にあるこの街の朝の風景は、この3日間だけは一変する。日本全国から集まってきた猛者たちが始発とともに大移動を開始するのだ。目指すはひとつ、臨海副都心有明、東京ビックサイト。

私は今日はサークル入場なのでゆっくりと出撃。要は遅刻さえしなければいいのだ。7時半〜9時の間に会場入りしないと遅刻とみなされ、一般待機行列に回されてしまう。しかし心配性な私は朝6時半にはバスに乗って7時には会場入り。早すぎるかと思ったが、スタッフの人が入場を早めてくれた。無人の会場はやたらと広く感じる。いつもは通行もままならない大混雑の会場だが、今は嵐の前の静けさか…

自分のサークルスペースに着くと、まずは山のように積まれたチラシを処分。印刷所のチラシは取っておくが、あとは全部ゴミ箱行き。イス2脚を下ろして設営に入る。テーブルクロスを敷き、本を並べ、値札を立て、ディスプレイ用のスタンドを立て、両替用金庫を用意。そのうちコスプレしたコミケスタッフ(女性)がやってきて、見本誌を提出。ウチの本は18禁でもなんでもないので心配はしていなかったが、やはり目の前で本を読まれるのは緊張するものである。

そうこうするうちに、仲間が到着。無駄話で時間をつぶしていると、お隣さんが到着。気になっていた「須賀原洋行非公認FC」さんである。…が、売り物を見ているとどうも変だ。まるで須賀原本の気配がない。尋ねてみたところ、サークル創設時に須賀原本を描いていたらしいが、今は別のジャンルにはまっているらしい。須賀原本はもう何年も描いていないとのこと。うーむ、残念。お隣のよしみで本を交換。痛い系の替え歌(CD付き)の本でした。…ディープ過ぎて私にはよくわかりませんけど。

10時の開場と同時にスペースを仲間に任せて出撃。本日の最大手:赤松健先生のLEVEL−Xに向かう…が、すでにそこには長蛇の列が!おいおい(怒)、サークル入場者は10時の開場まで自分のスペースで待機している決まりだろう!すでに行列2週目の奴もいる。明らかにルールが守られていない。苦虫をかみ殺しつつ、結局30分待ち。唯一の救いは、赤松健先生が女の子が行列をしないで済むように女の子に本を売り歩いていたのを目撃できたこと。一歩間違えばナンパですぜ。先生の切実な結婚願望を知る読者としては、微笑ましいやら哀愁を感じるというか…

結局、45分かかって東4・5・6館の攻撃目標を完遂し、自分のスペースに戻ってみると、すでにかなりの冊数が売れていた。話によると、開始早々からすごい勢いで売れたらしい。最初の1時間くらいは暇だろうと思っていたが…記念すべき販売第1号に立ち会えなかったのは残念である。が、そんなことを嘆いている暇もなく、断続的にお客さんが来てくれてた。目の前で本を吟味される緊張感。こちらがじーっと見ていると読みにくいだろうから、何気に視線をそらしつつ、横目で反応を伺う。あっ、笑ってる笑ってる。あっ、お買い上げですね、ありがとうございます!代金を受け取る。お、重い。かつて500円にこんなにも重みを感じたことがあっただろうか?こ、これはたまらん!

出足は絶好調!あっという間に30部を売り、イベント販売目標を達成してしまった。それに、嬉しい訪問者もありました。私が同人誌を好きになるきっかけになった「その後のEVA」の作者「しづきみちる」さんが私のスペースに来てくれて、本来ならば進呈して当然の立場なのに、太っ腹にもお買い上げいただきました。同僚のE氏も来てくれたし、ネットで知り合った「しどら」さんともお会いし、じっくりと話すことができました。こういう交流もコミケの醍醐味ですね。コミケが「同窓会」と呼ばれる理由がやっとわかりました。

午後からも客足は途絶えることなく、閉会30分前の撤収までに70冊を販売しました。これは販売目標の2倍以上であり、印刷原価回収を達成する大戦果。通販と後日の専門店委託を合わせれば、初版150部完売! デビュー作としては大勝利といえます。未開拓のテーマに挑み、独占的ジャンルで、最高の宣伝戦略。我が事ながら恐ろしい企画力である。この卓越した企画力に画力と生産能力がついてこないのが歯痒い… 

在庫と買った本をダンボールに詰めて、宅急便で発送。ゆりかもめに乗って有明を離れようとしていたら、急に夕立が。危ない、危ない。閉会まで粘っていたらえらい目に遭っていたところだ。コミケをやると必ず雨が降るという伝説(ジンクス)があるが、その伝説のお陰で関東地方の水不足が解消されてしまうのだから驚きである。

その後、新橋から池袋に移動して中古同人誌漁り。プロ作家の貴重本を多数入手。…いくら使ったかは聞かないで下さい。秋葉原のカプセルホテルに戻ってもう1泊。1泊4000円と安くはないが、交通の便がいいし、新しい場所を見つけるのも面倒だったしね。疲れよりも興奮の方が大きかったので、なかなか寝付けなかった。さぁ、明日は最終日。70サークル以上を回る超強行スケジュール。…心配なのは体力よりも財力?

 

 2001/08/10 (金)  「コミケ60(1日目)」

日本最大(=世界最大)の同人誌即売会「コミックマーケット」。今年で61回目を迎えるこのイベントは、3日間で40万人を動員する史上空前のオタクの祭典である。21世紀最初のコミケは私にとっても特別なものである。同人誌との出会いからわずか1年…まさか自らサークルを率いて参加することになるとは、夢にも思いませんでした。

私のサークル参加は2日目だったが、1日目にも何冊か欲しい本があったので初日の朝イチの新幹線で上京し、東京駅からの臨時増発バスで10時ごろに会場入りしようと思っていたが…バスを待つ300メートル以上の大行列に早くも戦意喪失。結局30分待ち。バス自体は渋滞もなく時間通りに会場に着いたが、一般行列の最後尾がちっとも動かない。炎天下の中、1時間10分…ようやく列が動いて会場入り。圧倒的に物量の大きいコミケなのだから、他のイベントに比べて非常に優秀な誘導だとは思うが…規定のルールに則って一般入場したのは今回が初めてだったが、こんな体たらくでは徹夜組が発生してしまうのも無理もない。大手希少本を狙う者にとって、この出遅れは痛すぎる。

今日は大手サークルは狙っていなかったので、「壁」(※行列が出来る大手は外周の壁沿いに配置されている)でもぜいぜい10列くらいの小行列でお目当ての本を買うことが出来た。だが、入場前の行列での体力の消耗が激しく、とても未開拓発掘絨毯爆撃をする気力も起こらず、せっかくデジカメを持ってきたのにコスプレ激写をする気力もなく、早々に切り上げて仲間と合流することにした。

仲間というのは、前回の冬コミで知り合った人達であり、昨日電話が掛かってきたのでサークルアルバイトを頼んだら手伝ってくれることになったのだ。最悪の場合単身売り子も覚悟していたので、これは私にとっても渡りに船。合流してサークルチケットを渡す。裏市場では1万円はするプラチナチケットが無駄にならなくて本当に良かった。

その後、私は宿泊先の秋葉原へ。カプセルホテルに荷物を預けて、秋葉原で中古同人誌探し。基本的に同人誌は「完売=絶版」なので、過去作を探すのは死ぬほど大変。日本橋・秋葉原・池袋・中野を網羅してもなかなか揃えられない難度の高い世界。それこそ千金を積んでも買わねばならない一期一会の逸品なのだ。衝動で万円単位の金が乱れ飛ぶが気にしてはいけない。それがマニアの道なのだから。

カプセルホテルに帰って風呂に入り、まだ夜8時だというのに就寝。疲れ果てて泥のように眠りこける…が、次々と知り合いから祝電が掛かってきて、断続的に起こされる。嬉しいやら眠いやら…私がサークル参加すると言ったらみんな驚いていた。って、おいおい、ちゃんとHPチェックしとけよ! あぁ、眠くてつっこむ気力もない。むにゃむにゃ…

 

 2001/08/09 (木)  「いざ往かん、修羅の道へ…」

記念すべき同人誌作家デビューまであと2日。サークル参加は2日目だが1日目も一般参加するので、明日朝一の新幹線で上京します。よって、明日から16日までWEBの更新は全面停止します。日記は書き溜めておくので、後日まとめてアップします。

さて、今回はやたらと荷物が多い。本は搬入なのだが、小物や衣装(単なるスーツだけど)、暑さ対策やサークル資料、そして次回の資料撮影用のデジカメに暇つぶしのゲームボーイ…準備魔の私にとっては楽しい作業なんだけどね。本当に遠足気分だな、おい。

ウキウキする自分の反面、とても冷静な計算を弾き出す頭脳を持つ自分もいる。今回の販売目標・採算ライン・今後の作品展開と宣伝戦略…初めての同人誌でここまで考える人はまずいないだろうなぁ。でも、私は負ける戦はしない主義だ。勝算は在る。何を持って「勝利」とするかは内緒だが…

私はいたって冷静である。狂っている自分を楽しむ余裕すらある。手探りの未来を手繰り寄せ、今でも昔でもない何かを掴むために。我が往くは自分を信じるための試練の道。たとえ、それがどんなに遠くても、いつか辿り着きたい場所。敢えて修羅の道に挑む。

それが、世界の選択である。

 

 2001/08/08 (水)  「昼下がりの事情」

平日の昼間に家にいると、普段の会社員時間帯では見えない世界がみえてくる。暑くて昼過ぎに起き、「笑っていいとも」をぼーっと眺め、くそつまらないお昼のワイドショー…専業主婦にでもなった気分である。

そして、セールスや勧誘もやって来る。蒸し風呂のような部屋でパンツ一丁の生活をしているので、Tシャツとパジャマズボンくらいは履いて出るけど、そうすると決まってセールスマンに「お父さんかお母さんはいませんか?」と聞かれる。…どうやら寝起きの高校生に間違われているようだ。

髭さえ剃っていれば、私は未だに中学生に間違われることすらある。取り立てて童顔だとは思わないが、年の割りにツヤツヤすべすべな肌と、鋭いのか鈍いのか良く分からない眼光と、体脂肪率5%の痩身。他人目にはどう見ても25才には見えないのだろう。

髭を伸ばそうかとも思ったこともあるが、剛毛なわりに本数が少なくて不恰好にしかならない。強いて例えるならば「戦国武将髭」。まぁ、今のところ威厳を示す必要のある立場ではないので若く見られるのは構わないのだが…

 

 2001/08/07 (火)  「Missing Blue(2)」

「Missing Blue」攻略第2回目。とりあえず3人クリアしました。最大の特徴はプレー時間の長さかもしれない。すでに20時間を越えています。コンプリートには50時間以上が必要かもしれません。

その要因は、非常に丁寧に作りこまれた物語にあります。展開が非常に多彩で使いまわしや重複がほとんど無い。ひとつの結論への収束型ではなく、末広がり型の構造をしたシナリオなので、必然的にプレー時間が長くなってしまうのだが… このタイプはシナリオの密度が薄くなり、論点が拡散してしまいがちなのだが、Missing Blueは上質な作り込みでそれを感じさせない。むしろ、饒舌すぎてお腹いっぱいになってしまうくらいだ。

このゲームを単に「ギャルゲー」として始めた人は、このゲームに不満を抱くかもしれません。強烈な「泣き」や「萌え」はありません。全体的に静かで内罰的です。それに、ひとつの選択が世界全体に複雑に影響を及ぼすので、ひとりのヒロインのシナリオだけを追う事ができません。この特殊な構造を鬱陶しいと感じる人もいるかも知れません。

クリアしたときの充実感よりも、他のキャラの「可能性」に思いを馳せざるをえない、というのは、物語としていかがなものか?と思わずにはいられませんが、それが設計者の意図だとしたら………

うーん、考えがまとまりません。このレビューは難しそうだ…

 

 2001/08/06 (月)  「印刷!発送!急募!」

夏コミケ発行のコピー本「増刊GM研」の印刷のため、近所のコンビにへ。A4の原版を横に繋いだA3サイズを、A4サイズに縮小し、それを二つ折りにしてA5サイズにする… という手法なので、相当文字が小さくなってしまいました。老眼の人には辛いかも…って、そんな年配の方は本の内容自体についていけないと思う。とりあえず通販分も含めて30部刷りました。もし足りなければ現地生産?

さて、同人誌通販(正確には進呈だが)の発送第一号として、原作のS先生宛てに発送。といっても、先生の住所は知らない(というより、知るべきではない)ので、モーニング編集部経由になる。そのため、数日のロスが予想されるため可能な限り早く発送したのだが、実際に先生の手元に届くのはコミケ後になるかも知れません。

コミケまであと4日。気分はまるで遠足前の小学生。準備しているだけでも楽しい。でも、一番心配なのは、未だに誰も名乗り出ないサークルアルバイトの募集。最悪の場合ひとりでもやりますけど、その場合、個人的な買出しが著しく制限されてしまい、売り場を留守にする時間も増えてしまいます。最後の最後まで募集は続けますが、最悪の事態が発生した場合は販売時間の緊急変更を発動する可能性があります。コミケに来られる方は、この日記をこまめにチェックしておいて下さい。

 

 2001/08/05 (日)  「Missing Blue」

怒涛の13連休2日目。といっても、世間様も日曜日で休みなので、なにやら損した気分。しかも、コミケの大散財を控えて節約のため、むやみに日本橋に遊びに行くわけにも行かない。…というわけで、家でおとなしくゲーム三昧。これが一番金が掛からない。クーラーの無い部屋でゲーム機が熱暴走しないか心配だが…

さて、未開封のままだった「Missing Blue」を開始。かつて「Lの季節」というサウンドノベル系ゲームの世界観を受け継いだ続編で、非常にマニアックなファンを持つ隠れた名作である。しかし、私がこのゲームを買った理由は、ただひとつ!ヒロインの声を演じている声優:宮村優子さんとのサイン会&握手会のため!(イベント自体は発売日前だったので、予約をすっぽかすという手もあったが、それは私の義理人情が許さない!)

そんなわけでゲームを購入するには十分な動機があったけど、ゲームをやる動機は全然沸かなかった。でも、ここで思わぬ好奇心が沸いてきた。「beat shock(5.1チャンネルスピーカー)だったらどんな声になるんだろう?」…どれどれ、聴くだけ聴いてみますか… ああ、ごめんなさい、みやむー!完敗です!

声はまんま惣流アスカラングレー(エヴァ)。配役ぴったりの演技がツボにはまりまくり。みやむーの演じるヒロインのシナリオをクリアするのに7時間もかかったけど、悔いなし!ゲームの出来はともかく、これだけでも買った甲斐があったというものである。

…さすがに声だけでゲームを評価してはダメですか?いや、実はシナリオも結構いいんだけど、今はまだ評価できないのです。というのも、いろんなヒロインのシナリオが複雑に結びついているため、世界の謎を解明するには、そうとうな回数が必要なのです。というか早く知りたい!うーん、レビューは後日!

 

 2001/08/04 (土)  「印刷完了!」

印刷所に同人誌の原稿と手持ち分の引き取りに行く。普通は原稿は自宅に発送し、本は全部会場搬入するものなのだが、私の場合、定期で印刷所まで行けるから引き取りに来た方が経費削減できるし、通販の関係上、イベント前に本を確保しなくてはならなかったのだ。

でも、本当の理由は、一日でも早く刷り上った本が見たかったのだ。はやる心を抑えて「くりえい社へ」…おぉ、入り口や階段に所狭しと積まれた印刷物の山!印刷所も修羅場に突入しているようだ。今日の引取りのことは契約時に言ってあったので、スムーズに受け渡しは終了。

おぉ!こ、これが私の記念すべき初同人誌なのかぁぁぁ! イメージ通りの素晴らしい仕上がりである!

表紙を水色ベースにしたことは、今までまったくWEBには書いていなかったが、これは、白黒だとコピー本に間違えられる恐れがあるため契約時に急遽変更したのです。写真では分かりにくいけど、PP加工のおかげでツヤもバッチリ。いい仕事してますねぇ〜(by 中島誠之助)

さて、中身もチェック…なにしろ入稿から3週間も経っているので、不安後悔ばかりが先走っていたのだが…

「面白いじゃないか!」

帰りの電車内ですっかり読みふけってしまいました。まさか、自分が描いた漫画をここまで素直に自画自賛できるとは思いもよらなかった。あぁ、苦労して漫画を描いた甲斐があった…バーコードの1本、ドットレベルのはみ出し修正にまでこだわったデジタル処理…その地味な作業が報われた!

さぁ、あと本番まで1週間! 自信を持って乗り込むぜ!!

 

 2001/08/03 (金)  「エアポケット」

今日はエアポケットのような1日でした。会社は明日から怒涛の13連休を控えて、気分はすでに夏休みモード。同人誌も明日の原稿返却と手持ち分の引き取り待ち。どんな出来になっているのだろう?ドキドキ。遠足前の小学生のような心境である。

ついでに、夏コミ発行のコピー本「増刊GM研」も完成しました。レーザープリンタで出力したので、むやみに綺麗です。はて?ウチにレーザープリンタなんてあった? …いや、それは、モゴモゴ… まぁ、いいじゃないですか、あははは(笑って誤魔化す)

今やっているゲームも、なにやらエアポケット状態。「みんなのGOLF3」は楽しいけど時間的に短いし、通勤に慣れてすっかり熟睡できるようになったので「風来のシレンGB2」はやってないし、「Missing Blue」は隣人(同室の会社の同僚)がいないときにしかできない(要するに平日はできない)。うーん、暇なら暇で時間が上手く使えない。いや、ただ単に私が貧乏性なだけか?

 

 2001/08/02 (木)  「GM研全国デビュー!」

本日発売の週刊モーニングに連載中の「よしえサンち」内の作者近況欄の中で、ついにGM研の名が全国デビューを果たしました! 正確には同人誌「それはコミケだ!」の宣伝告知なのですが、詳細はgmken.comで…ということになっているので、HPの宣伝にもなっています。さて、どの程度の反響があるのかな?

出勤前のコンビニでモーニングを買って、通勤電車の中で、この告知を穴があくほど眺めて、ひとりニヤニヤしていました。いや、これでも一生懸命歓びをかみ殺していたんですよ。小躍りしなかっただけでも上出来です。あぁ、もうこれで思い残すことはない…もう本なんか売れなくてもいいや〜…って、そんなわけにはいきませんね。過大なる期待に応えるためにも、なんとしてでも結果を残さねば。

私は漫画雑誌は立ち読みで済ませる主義ですが、今回5年ぶりくらいに雑誌を買ったので、普段立ち読みでは絶対に読まないような作品も、ついでに読んでみることにしました。………う〜ん。やっぱり途中から読んでも面白くない。初めから読んでいればそれなりに面白いかもしれないが… でも、他の雑誌に比べたら読んでいる作品は多いと思う。「よしえサンち」「OL進化論」「蒼天航路」「バガボンド」「黒鉄」「ジパング」…(それぞれの詳細については、また後日)

誤解のないように言っておきますが、私は新刊漫画を月に20冊以上買う漫画バカ一代です。少年漫画も青年漫画もオタク系漫画もギャンブル漫画も、果ては少女漫画までカバーしている私の読書方法では、雑誌を買っていたら切りがないですし、物を捨てられない性格なので、雑誌が溜まっていくと非常に困ります(金銭的にはむしろ安く上がると思いますけど)。

網羅することよりも、選別する目を磨く方に重点を置いています。お金も時間も限られていますからね。それに無目的に消費するだけでは、もったいないですから。むぅ、うまくまとまりません。後日「読書論」にまとめることにいたします。

 

 2001/08/01 (水)  「嗚呼、夏休み」

夏休みの日程がようやく決まった。なんと、8月4日〜8月16日までの怒涛の13連休!本当は12連休のはずだったが、1日休みが増えてしまった。派遣先の社員が誰も出社しないので、契約上休まざるをえなくなってしまったのだ。こんなにのんびりしていて大丈夫なのか、この会社?

まぁ、上手い具合にお盆前型の休みなので、コミケのために有給を取るという非社会人的行為をしないで済むのはありがたい(どちらにしても休むけど)。これで同人誌原稿CD−ROMと手持ち分の引き取り日は当初の予定通り8月4日に行えます。須賀原先生への進呈分と、通販分の発送準備も始めなければ。増刊GM研も作ります(今から?)。なんだかんだと忙しい夏休みになりそうである。

さて、明日はいよいよ週刊モーニングの発売日です。「よしえサンち」の作者近況欄に、同人誌「それはコミケだ!」の告知が掲載されます。史上最大の宣伝作戦の発動を前日に控え、さすがに緊張してきました。おそらく1日の最多アクセス記録「93」を更新するのは間違いない。未体験領域なので、どのような種類の反響が出るか分かりませんが、コミケ当日まで、あと10日!できることはすべてやっておこう。