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 2007/08/26(日)  「コミティア81レポート」

本日は東京ビッグサイトで開催された、創作系オンリー即売会「コミティア81」に一般参加してきました。GWに開催された80回記念開催には、土曜祝日開催だったため残念ながら参加できなかったし、先週の夏コミに全日参加できなかった反動もあって、私にとってはかなり気合の入ったイベントだったわけですが…はてさて、イベントとして躍進し続けるコミティアの真価とは?

経験則ではコミティアの列形成はいつも朝8時頃なので、40時間連続勤務明けなのに4時間半しか眠らず8時20分に現着。その時点ですでに300名以上が列を形成している事に驚愕。10時過ぎに友人に電話してみると、列は館内を突き抜けて「東館の見える野外」まで伸びていたそうな…コミティアに参加するようになってまだ4年目の私ですが、コミティアを昔から知る友人に言わせると行列するイベントになるとは夢にも思わなかったそうです。

確かにコミティアの世間一般の注目度の高まりには目を見張るものがある。次々に商業デビューを飾るベテラン作家陣…同人誌で発表してきた作品をそのまま単行本になるケースも増えているし、「コミックエール」に至ってはその大半がコミティア出身者で占められていることにも見られるように、コミティアが理念として掲げてきた「本気の作家を支援したい」がやっと実現できる環境が整いつつあるのだと感慨深いものがあります。それは単なるオタクブームという時流に乗ったからではない。81回もの回数を重ねて「発表の場」を護って来た、中村代表やスタッフが築き上げてきた「信頼」が正当に評価されるようになった。ただそれだけのことですが、その気の遠くなるような時間を賭けられる情熱は誰にでもできることではありません。

ただ、イベントとしての拡大に運営規模が限界を迎えているのも事実です。今回は見本誌読書コーナーをエントランスに「はみだす」という裏技を使って限界までサークルを配置したものの、初めて抽選による落選を出さざるを得ない状況になってしまい、増え続ける参加者を捌き切れないほど開場直後の外周は混雑してしまい…すでにビッグサイトのスケジュールが確定している11月と2月については増館対応は困難だと思うので、もしレギュラーで2館開催にするとすれば、来年のGWからになるのではないだろうか?

閑話休題

全体論はこのくらいにして、案外日記の需要が高いらしい開場後の自分行動備忘録をば。本日の最難関ミッションは、きららフォワードの連載がもうすぐ単行本になる「こもれびのーと」さんのコピー本と、今回のティアズマガジンの表紙絵を飾った「Kaned Fools」さんのコピー本。知名度の向上はファンにとっては嬉しい限りですが、それは同人誌を製作する時間がなくなることと、行列必至で入手が困難になることと同義でもあるので…結果は1勝1敗。どれほど綿密な作戦を立案しても「遅刻による販売開始待ち」のようなイレギュラーには対応できないから仕方がないですしね。

その後は既存と新規を含めたチェックサークル約50を高速巡回。やはり前回の見本誌読書会で8時間かけて全巻読破しておいたのが効いたようで、相当な数の「良質な既刊」の確保に成功しました。さすがにこれほどコミティアの知名度が上がってしまうと、どの編集者も知らないような新たな才能「ノーマンズランド」は無いのかも知れませんが、個人レベルでの視野を広げるには十分すぎる内容の作品ばかりでした。2時くらいまで全スペースをチラ見チェックして、将来が楽しみな作家さんも何人かいたし、特に約束はしてなかったけど会えるだろうと思っていたマイミクさんにも会えて、夏コミに行けなかった分もお話ができたし…とても充実した時間を過ごすことができました。

本日の収穫は66冊でした。夏コミ直後であることと前回の既刊を含めた作戦でもあったので、オフセット本率が8割を超えるという、すごい結果になりました。夏コミの本の消化がまだ終わっていない段階なのでまだ十分な吟味はしていませんが、取り急ぎ今回の注目作をピックアップしておきます。機会があれば是非読んでみてはいかが?

・ノースノマド 「蜜月旅行記」
・プリオを敬う会 「大魔法使い柊さん」
・HAPPINESS 「nosebleed」
・Plastic Age 「十年トラップ」
・ザクロ伝説 「魔女が飛んだり飛ばなかったり」
・Studio FZ 「毒が降る街」
・LEVE-X(代理 FAIR CHILD) 「NANA HIKARI」

 2007/08/23(木)  「今日の買い物」

修羅場続きで終電を逃してしまったので、モノは試しと自宅まで徒歩で帰ってみることに。距離にして約3km…最大戦速で動き続ける即売会で鳴らした健脚をもってすれば、ただゆっくり歩くだけなら1時間くらいは楽勝だと考え、実際に50分で踏破できたわけですが…翌日には膝がガクガクに。筋肉痛ではなく膝に来るあたりに寄る年波を感じますなぁ…

閑話休題

まだ夏の本の読み込みも終わってないのに、追加物資が大挙して襲来。どうしろと?週末にはコミティアだし…

・まんがタイム むんこコレクション
・まんがぱれっと 10月号
・コミックエール!vol.2
・ハヤテのごとく! ボクがロミオでロミオがボクで〜特別版〜
・朝倉涼子オンリーイベント「無駄なの★」カタログ
・オタめしクッキング
・鋼の錬金術師 17
・こち亀 156
・かんなぎ 3
・それでも町は廻っている 3
・妄想少女オタク系 3
・かりん 12
・情報環境論集 東浩紀コレクション

「まんがタイム むんこコレクション」
単行本発行前の恒例行事となったコレクションには、嬉しいお知らせが。祝!むんこ先生ご懐妊!それにともない、「だって愛してる」はしばらく休載ということですが、実生活での経験が必ず漫画をもっと面白いものにしてくれるものと確信して気長に連載の再開をお待ちしております。「らいか・デイズ」を読んでいれば分かることですが、この漫画は幸せの実感の無い人には絶対に描けない。本当の優しさや温かさは、分かりやすい言葉で現す形ではなく、騒がしくも楽しい当たり前日々の中にあるもので、ふとした瞬間に「それ」を意識することはしんみりとした感じでもある。だからこそ、さりげない幸せを描けるこの作品は、今の私の中で常に変わらずぶっちぎりの傑作であり続けるのでしょう。単行本6巻は10月6日。未読の人も是非!

「朝倉涼子オンリーイベント「無駄なの★」カタログ」
どんだけ手の込んだカタログなのか!と驚きました。カタログ用に投稿されたカラーイラスト、コミック、ノベルのランキングを載せるためにページ数をこれほど使うとは…こんなことをやるのはオンリーはカナコミくらいだと思ってましたが(^^;これはいいイベントになりそうな予感。美術部さんとティンクルスターさんの合同サークル名は…そうきましたか!相談の場に居合わせていた身としては、とてもシンプルでいい名前だと思いますよ。

 2007/08/18(土)  「2日目お疲れ様でした。」

2日目お疲れ様でした。

今夜も終電帰り。総武線の車窓からお送りいたします。そういえば昼飯さえ食べてなかったと気付く。体重は3ヶ月前のピークからマイナス7kg。仕事ダイエットというと聞こえはいいが、実際にはとんでもない目標を背負った上に、武器も食料も兵員も現地調達という、それはどこのやり込みゲームなのか?と疑うような戦線を抱えるストレスから来るものなのでしょう。普通の神経なら胃に穴どころか吐血しかねない。なんだかんだで持ちこたえている私は十分普通じゃないのかも。

それはさておき、昨日に比べて一転して涼しく過ごしやすい1日となった2日目。女性向けとマイナー漫画系のみの配置ということもあり、3日目に備えて体力温存に努めた方が多かったようですね。私も本当ならきらら系やビーム系をジャンルで攻めてみたかったところですが…イチゲンさんの発掘までは頼めないし、会場に足を運べない身としては、3日目に頼める数を確保することの方が優先事項なので…

明日からは夜勤(も)対応という名の24時間シフトに突入します。人間ちょっとやそっと食わなくても眠らなくても死にはしませんが、心の栄養補給だけは必要です。今回は代理をしてくれている友人にも、取り置きをお願いしている作家の皆様にもお世話になりっぱなしなので、せめてこの人知れぬ戦いを勝ち抜くことで、わずかでも恩返しができればと思います。

それでは、予報とは一転して降水確率0%になった3日目を、皆様暑さに気をつけてお楽しみください。

 2007/08/17(金)  「1日目お疲れ様でした。」

1日目お疲れ様でした。

もはや毎年のことですが、残念ながら私は仕事のため会場に足を運ぶことはできませんでしたが、平日開催なのに推計17万人のとてつもない人出と、ひどい暑さだったようですね。特に企業ブース、特になのはブースの「朝5時に並んで買えたのが昼3時半」という阿鼻叫喚さは…友人に特攻を頼まなくて良かったと…今に始まったことではありませんが、ホンマにつくづくな物販運営ですなぁ…

終電仕事上がりで友人に電話で断片的にサークルの状況を聞きましたが、既刊の在庫処分セールがほぼ完売ペースだったようです。何年も前の本をお手に取っていただき恐縮です。新刊を落としてしまったことについても、「期待してます」「待ってます」と売り子さんに声をかけていただいたようで、これも嬉しい限りです。本業が酷忙期(繁忙期の比較上級)のため、岩清水かドモホルンリンクルかというくらい、再び執筆ペースが落ちてしまっていますが、この期待に応えるためにも、なんとか体制を立て直さなくては…

それでは、皆様の2日目以降が楽しいイベントになることを、仕事場からひっそりと祈っております。

 2007/08/14(火)  「修羅の国から」

さすがに週に2度も夜勤対応→そのまま早番、という無茶なシフトはそろそろご勘弁願いたいお年頃。技術者の現役は35歳までと言って憚らない私としては、とっとと後任を育てて楽隠居させていただきたいものですが…でも、そこはやっぱり修羅の国なので(^^;「成功」の次は「もっと大きな成功」を求められるだけなんでしょうけどね…

とりあえず、夏コミ作戦を発動する前に倒れてしまったら心の栄養補給さえできなくなってしまうので、調子の悪いときは無理だけはせず、人と時間の使い方をもう少し上手くなろうと思います。そうでもしないと、原稿を書く時間と気力がこれっぽちも確保できませんから…

さて、これから買い物代行リストの仕上げに入りますかね…

 2007/08/13(月)  「今月のきらら」

 1 三者三葉
 2 うぃずりず
 3 ふおんコネクト
 4 棺担ぎのクロ
 5 ドージンワーク
 6 かみさまのいうとおり
 7 あねちっくセンセーション
 8 TW2 (最終回)
 9 姉妹の方程式
10 ねこきっさ
11 猫耳のミコ譚
12 -そら-
13 まーぶるインスパイア
14 Honey×Honey×Honey

全27本中で、単行本購入基準を満たしていたのは14本で、打率に換算すると.518。単行本作業により「ふーすてっぷ」が休載している中でも、+1本新人が出てくる安定感はさすがと言える。とはいえ、「TW2」「レベルワン」が同時に最終回を迎え、「1年777組」にも終了リーチ気配があり、今後も新人発掘とヒットの模索の手を休めるわけにはいかないでしょうね。

その中でも、読みきり感覚の2本立てでゲストをテストすることは非常に有効な手法だと思います。「Honey×Honey×Honey」は初ランクインですが、単体の掲載であれば「見」に回っていたところでした。ネタが上手いだけなのか、作風そのものが面白いのか、その見極めをする上で比較対象があると非常に分かりやすいものです。特に同人出身作家さんが今後の方向性を探るゲスト掲載の場合は、読者にとっても編集側にとっても、確率を上げるために有効な手法だと言えるでしょう。

で、今月の首位には「三者三葉」が返り咲き。ネタを強烈に牽引するサブキャラの存在感がこの漫画の醍醐味なのですが、能面元メイド薗部さんの次は、何かにつけて葉山ちゃんにつっかかって来る西山さんと、その友達近藤さん編に突入。水と油な二人が動物好きが勝って行動を共にすることになり、面白…いや楽しい展開がこれからしばらく楽しめそうです。それを心配…といより面白がっている近藤さんもなかなか…

「うぃずりず」は集計開始以来最高位の2位を獲得。しんみりした空気を不器用に盛り上げようとするひのきが高ポイントでした。「ふおんコネクト」はふおんと夕ちゃん先生の戦闘記述など独特の演出が光る安定株。「ドージンワーク」は同人とあんまり関係ないところの方が面白いような気がする。だるいとかグダグダな緩さをアニメの前向きちゃんのなじみでは再現できないだろうなぁ…

時間がないのでその他の書評はまた機会があれば、ということで…

 2007/08/12(日)  「ワンフェスに行ってきました。…日焼けをしに」

ワンフェスに行ってきました。表題から想像できるかもしれませんが、イベントレポートとしては何の役にも立たない負け犬の遠吠えなので、まともなレポートを期待されておられる方はスパッと読み飛ばして下さいませ。

さて、のっけから敗戦報告宣言してしまいましたが、今回の戦果は実に酷いものでした。良い悪い以前に「ゼロ」。いかに今回は本の制作費に手とつけるわけにはいなかったので、財布の紐がガッシリ固かったとはいえ、1円も使わなかった(使えなかった)イベントなど前代未聞です。表題の通り日焼けをしに行ったようなものですよ。

りんかい線の始発でビッグサイトに到着したものの、配置は出会い橋のビックサイト側のトイレの数m前方…という恐ろしい状況。どんだけ徹夜組がいるんだと呆れてしまう。いや、徹夜組どころか連泊テント組までいるのだから、まともにやって勝算があるわけでもなく…

会場に入れたのは10時12分。可動ヴィータを求めてリキッドストーンに特攻するも、着列した時点でシャッターの外で、スタッフさんの「並んでいただいてもまず間違いなく買えません」との宣告で、わずか1分で終戦。徹夜組でも無理なんじゃないかと思うほどの瞬殺っぷりに言葉もない。ディーラーダッシュを狙ったダミー紛いのディーラー(同人で言うサークルのこと)が増えるのも無理からぬことでしょう…「横浜と神戸のイベントで必ず再販します!」と並ぼうとする人に頭を下げて回るスタッフさんの対応に誠意を感じられたので、供給側に対するわだかまりは何もありませんが、ワンフェスというイベントそのものが、巨大化しすぎて何かを見失っているのかも知れませんね…

その後、LIVEDOMさんの抽選販売に並ぶも、列整理が行われず割り込みし放題のひどい状況で、私の直前で抽選券さえもらえず終了…がっくりして企業ブースを覗いてみたら、グッスマとアルターに強烈な行列が…げんなりして海洋堂が無料で配っていたニッパーと新生エヴァのチラシをもらっただけで、とっと帰ることにしました。せめてデジカメを忘れていなければ、写真を撮って回ったところでしたが…

あまりにもガッカリ感が強すぎて、今は冷静な分析ができそうにないのであまり深い論考はしませんが、ビジネスとしてのホビー業界の不健全さの一端を見てしまった気がします。企業力がありながら「限定」でしか話題を作れないこと。限定や人気があることにしか反応しない客層。メーカー流通品を遥かに凌ぐ圧倒的なクオリティがありながら、人気原形師個人のブランドでしか製作されない作品群…希少性に群がる転売屋…ワンフェスというイベントが何万人集めようと、海洋堂が潤おうと、それがホビー文化の裾野の広がりに正しく機能していくものなのかというと疑問がある。

立体歴の浅い門外漢が何を言うかと思われるかも知れませんが、少なくとも新しく入ってくる人が真剣に何かを希求する場として健全だとは思えない。正式な論考は後日、時間が出来たときにでも…

 2007/08/10(金)  「夏コミ第一次概算要求リスト」

宅配搬入の発送が終わって一段落…というわけでもなく、休む間もなく夏コミ買出し依頼リストの作成に着手。もうすでに恒例のこととはいえ、3日間すべてコミケに「だけ」は参加できない私とって、この作戦リストの精度がすべての戦果を左右してしまうので、何度やっても慣れることもないし、いくらやってもやりすぎということはありません。

しかも、広がり続ける守備範囲とは裏腹に、買出しを頼む友人のマンパワーはむしろ高齢化とともに減っていく一方であり…よって、膨大な数に上る第一次概算要求を最終的に1日あたり最大「50」程度まで絞らなくてはならないのです。しかして、今年の夏の第一次概算要求は…

1日目:97
2日目:25
3日目:276
企業:3(きらら、一迅社、なのはproject)
合計:401

…予想通りでしたが、おとといきやがれ!な数字が出てしまいました。事前に50近くのサークルの「間引き」をしても、まだこれだけ「必買」のサークルがあるのは異常と言えます。ここから全サークルの情報収集を行い、会場限定の頒布物や書店委託の有無、コピー本の有無に至るまで調べ上げて、豪快にぶった切りをかけます。

少なからず交遊のある作家様には不躾なお願いで心苦しいですが取り置きの打診をしてみたり、虎のまとめ予約を利用して当日買いの数を少しでも減らしたりと…手は尽くします。自分の足で回れるものなら、500でも1000でも回りますけど、お願いする立場としては「いくつ減らしたか」で誠意を見せる必要もあるので…

最大の難関は、企業ブースをどのタイミングにするべきか…悩みんぐ。

 2007/08/09(木)  「大忙殺と宅配搬入」

9-23がデフォルトで職場では「仕事の鬼」とか「鉄血参謀」とか呼ばれている私ですが、さすがに9-28の超深夜残業、そして仮眠をとって4時間後に再び早番…という大忙殺はさすがに堪えました。世は全て事もなし。その裏では人知れず平和を護る技術者がいる。まぁ、そんなカッコイイものではありませんが…

で、帰宅後には夏コミの宅配搬入の荷造りをして近所のampmへ。最近はペリカンを扱っているコンビニや窓口が激減しているし、超重量級のダンボール箱を運搬するのも一苦労なので、休みが取れるなら徒歩30秒の距離でも、集荷対応にしてしまいたいところですが…

今回は新刊なし、ということでせめてものサービスとして、在庫一掃セールを開催します。vol.5以外はすべて100円均一で大放出!既刊在庫の書店委託はこの先まずありえないので、未入手の方はこの機会に是非!

搬入一覧:
GM研通信vol.5 60部 500円
GM研通信vol.4 25部 100円
GM研通信vol.3 20部 100円
GM研通信vol.2 20部 100円
GM研通信vol.1 20部 100円

 2007/08/05(日)  「可憐放送部サイン会」

本日はヨドバシAkibaの7Fにある本屋さん「有隣堂」で開催された、「カレン坂高校可憐放送部」の発売記念サイン会に参加してきました。「マリみて」つながりで、ひびき玲音先生の名前買い状態だったので、サイン会当日の未明に本を読むのはいかがなものか?と自分にツッコミを入れたりもしましたが、実際に読んでみて普通に面白い・続きを読みたいと思える作品だったし、休みと予定が合うことも珍しいので、とても楽しみにしてイベント当日を迎えました。

今回も待機列は整理番号順での整列でしたが、津田沼の時とは違って今回は整理券が先着の20名を除いては「レジでの受取順」で採番する方式でした。ヨドバシAkibaの構造上、階段を使った導線形成が難しいことと、電話受付のみという少々不可解なサービスカウンターでのオペレーションもあってこういう方式になっているのでしょうけど…当日来場して本を受け取る人にとっては、自分が何番なのか分からないのは時間の無駄が生じるリスクが高いと思うのですが…

14:45が集合時間だったので、14:15頃から現地入りしてしばらく有隣堂をうろついていると、田中芳樹の新刊「月蝕島の魔物」を発見。田中芳樹までヴィクトリア朝ですか!?ハードカバーだったので待ちにしましたが…多分メイドさんは出てこないと思います(^^;

第一次集合時間になったので61番で整列。店内に導線を形成するのは多少不安はあったが、そこは超巨大本屋さんだけあって、100人程度の行列があっても不自由しない。前回のマリみてin津田沼とは異なり、男性比率が8割以上で、薔薇などのお土産や差し入れ・読者からのトークが少なかったのも秋葉原の土地柄によるもの?アンケートもマニアックな内容に関するものというより、「どういうきっかけでこの作品を知りましたか?」という主旨のものが多い、といった微妙な違いがあったのは、期待のルーキーへの期待の現われなのでしょう。サインを終えてからは、いつも即売会でお会いする方々とカレントークをしていたので、1時間半はあっという間でした。正確なカウントではありませんが、目測で参加者は約150名。サイン会の相場はよく知りませんが、好調なスタートと言える規模だと思います。

この日は、明日に夏コミ本の〆切を抱えている多くの作家さんたちも、家を出る直前まで原稿をやっている状態であっても「この日だけは特別!」ということで、サイン会終了時間ギリギリに滑り込みで駆けつけて、2週間前の津田沼サイン会の再現ともいうべきメンバーが集結。むしろ今では居ない人の方が珍しいかもしれない(^^;

初お目見えの鈴本先生はめがっさ知的美人さんで、人前でのトーク経験値の高いひびき先生のようにとは行かないまでも、その不慣れな感じがかえって新鮮だったり。ひびき先生の「それでは皆様、2週間後に(笑)」というオチが付いて滞りなくサイン会は終了。ちょうど私の一人前の方が質問していましたが、続刊は11月発売予定とのこと。冬コミには可憐放送部本も期待できる…かも?


その後、マイミクさんからネタお菓子をいただいたり、自由時間で「かりん」の影崎先生が1996年に描いたエヴァ本を見つけたり、肉の万世で焼肉でスタミナをつけたり、デザートで「オレンジ」というキーワードに反応してギアスネタで笑いを取りに行ったら、オレンジ丸々1個の中身をくり抜いた季節のシャーベットに驚いたり…と、とても充実した一日でした。サインをいただくのはもちろん嬉しい事ですが、こういう人のつながりがそこに生まれるのも醍醐味だと思います。


さて、明日からは原稿はもちろんですが、夏コミの買い物代行リストを作成しなければなりません。私の守備範囲

 2007/08/03(金)  「エンジン再始動」

マイミクさんの作家さんたちの間で絶賛開催中の修羅場生活がいい刺激になったのか、しばらく停滞気味だった原稿執筆ペースに復調の兆しが出てきました。

諸事情により早々に夏戦線から脱落してしまった私ですが、一度切れてしまった緊張の糸を張り直すのは容易なことではないし、加速度的に拡大する戦線のシステムを単騎で支えて指揮を執らねばならない本業との兼ね合いもあり…私にとっては、仕事場が毎日修羅場であり戦場なので、家に帰ってもレビューを書いて脳内で戦争を繰り広げるのは、オーバーワークにもほどがあるというものです。

しかし、改めてこの本に収録する1本1本の作品にいかなる思いを込めて作家さんが描いたものなのか?を考えてみれば、これしきのことで弱音を吐いている場合ではありません。前人未踏のこの戦いは、私が今のポジションで出来る最後の戦いになるだろう。もう一歩先に進めるかどうか、それはすべてこの本の出来次第なのですから…

◆現在の進捗
完成原稿:42本
着工中原稿:32本
リテイク原稿:19本