過去ログ
2008年   1月  2月  3月  4月<  5月  6月  7月  8月
2007年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2006年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2005年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月
2004年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2003年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2002年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
2001年   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月

    

 2004/01/31 (土)  「日本橋Fate紀行」

金曜の夜に届いてすぐに始めたFateの攻略で徹夜したにも関わらず、今週もいつものように土曜日は日本橋へ買出しへ。習慣というものは、げに恐ろしきものなり。そんなわけで、今週の買出し物件は以下のとおり。

ドリマガ
週刊わたしのおにいちゃん(3)
ねこきっさ(1)
月姫ごちゃまぜ(3)
マジキューvol.0(無料配布)
---以下同人誌---
あゆまんが大王(涙)
SPICE GIRL
Peter paid the piper(長いので略。Malcolm.Xさんも参加してるマリみて本))
薔薇がなくちゃ生きていけないかもだ。
白桃革命
世界の中心で愛を歌う

私にしては随分と大人しい物件数ですが、今週は通販でいろいろ購入したブツが届いたので、使った金額に換算するといつものほとんど変わらないんですけどね。「Fate」については、ソフマップと虎の穴にも予約を入れていたけど、テレカのためにゲームを買って即売り飛ばすなんてのは、経済効率が悪いだけじゃなくて作品に対しても失礼だと思い、キャンセルすることにしました。今回は数が数だけに、中古テレカショップで法外な値が付くこともないだろうから、どうしても欲しい絵柄があったら後日チェックすればいいし…販促営業努力としての予約テレカは有効な手段だと思うけど、買う方の身になったらいい迷惑ですよ。多くの中古流通を招いて、実像の無い販売実績が残るというのは、真っ当なメーカーとしての今後の作品作りに悪い影響を与える恐れもあるのではないかと危惧してみたり…

私はパソコンエロゲー雑誌をまったくチェックしていないので、PCエロゲ市場の規模を把握していないし、「月姫」が何万本のヒット作だったのか正確な数字も知りません。Fateの発売日は金曜日だったので、1日後の今日では店頭の盛況ぶりで類推することも難しい。東京方面では0時販売を行ったりして盛り上がっていたようですが…関西での実感としては、公式発表されていた初回限定版の予約締切日を過ぎても、発売日直前の週末までお店レベルでの予約受けは続いていたし、ソフマップのギャルゲー階のレジには、明らかにFate目当てとおぼしき列ができていましたが、発売日の翌日の今日も売り切れているお店は皆無でした。やはり、月姫信者以外は、TYPE-MOONの実力を未だ測りかねている「見」の状態のようですね。

私も相当な「あまのじゃく」気質ですから、世間が騒ぎすぎると「なにするものぞ!」と反発してしまう心理も良く分かります。それが「同人」という局所的なフィールドでの声ならば尚のこと。強く勧めれば薦めるほど、彼らは引いてしまいます。Fateが月姫と比較評価されるのはヒットゲームの宿命であり避けられませんが、「同人界が生んだスター」という称号と現象、それのみに囚われてしまうことは作品面でも商業面でも大切なものを見誤ってしまう危険性があります。私もひとりのレビュアーとして、このゲームをどう評価するべきなのか…頭を捻る必要がありそうです。

さて、日記はこのくらいにして、Fateの続きでもやりましょうかね…

 

 2004/01/31 (土)  「Fate攻略中につき手抜き」

表題の通り、Fateの攻略中につき土曜日恒例の日本橋買出し紀行の原稿は後日アップさせていただきます。週刊ミニレビューも4本規定のところを3本に削減してるし…今しばらくご勘弁を〜

お話上ではバーサーカー戦を終えて、次のキャスター戦に突入するところまで行きました。まだ物語全体の尺を把握で規定なので、あと何時間くらいでクリアできそうなのか検討もつきませんが…すでに15時間近くが経過していますが、この15時間はものすごく濃密で、緊張感があって、そして酷く疲れました。シナリオとしてどんな評価を出すかどうかは最後まで見てからでないと判断できませんが、少なくとも、物語に引き込むチカラは相当なものだと言っていいでしょう。

現在進んでいるルートは、おそらく「セイバー」ルートだと思いますが、どこでどう分岐しているのか想像できないんですよね…前作「月姫」から類推すると、選択肢による重み付けの累積をあるポイントで、各ヒロインのシナリオに分岐させてい、と考えるのが自然ですが、この殺し合いの大局を変えることで生き残る手段があるのかどうか、ちょっと疑問です。一応、すべての選択肢のセーブファイルを録ってあるので、時間さえ掛かれば攻略解析することも不可能ですけど…

うーん…とりあえず、攻略サイトには頼らずに、自力でファーストエンドまでたどり着いてみる事にしましょう。それがどんな結末なのか、もうある程度の予想は立っていますが、その願望に限りなく近い予想がどこまで叶えられるのか、楽しみでもあり不安でもあり…そう、本気でゲームにぶち当たるこの感覚…やめられないね!

 

 2004/01/30 (金)  「通販生活&Fate始動!」

↑といっても、例の有名通販カタログのことではありません。SEが本職の私は、基本的にオンライン決済というものの安全性を信用していないので、クレジットカードが必要になるような通販サイトは利用しませんが、例外的に「おたく」な買い物については投資も手間暇もリスクも惜しみません。今日もクロネコヤマトで3件も一気にブツが届きました。TYPE-MOONオフィシャル通販に予約していた「Fate」、ねこねこソフトの冬コミ販売物の通販予約分、オーガストの冬コミ通販セット、の以上3点。明日辺りには、ガストから特典グッズの「御椀」が届くはずだし…まったくもって、便利な世の中になったもんですなぁ…

「月姫」で同人ゲーム界に革命を起こしたTYPE-MOONによる、商業ブランド移行第一弾「Fate/stay night」をいそいそと開封して早速インストール。最近はもっぱら積みゲーまみれの私が、ここまで待ち焦がれてウキウキしてゲームを始めるだなんて、いつ以来のことだろう?体験版での感触も非常に良かったので、クオリティへの期待値は開戦前から120%を遥かにこえていました。さて、製品版の第一印象たるや…

すばらしい!

としか言いようがありません。体験版をほぼそのままなぞる形で導入部は進んでいくのですが、まずシステム周りの出来の良さに驚きました。文字送りを「↓」ボタンにも割り振ってあって、「↑」ボタンでバックログが出てくる直感的な動作が非常に分かりやすいし、メニューを開かなくても、「S」がセーブ・「L」がロード・「F」がスキップ、というようにショートカット機能も充実。自動ページ送りは0.1秒間隔で、メッセージの表示間隔は0.005秒まで、これでもかと言わんばかりに細かく設定できます。セーブファイルにはコメントまで入れられるし…うん、良く出来てるよこのスクリプト。他のPCソフトメーカーにOEM供給で商売が出来そうなほどです。

とりあえず、本編のさわりの部分までをちょっとだけやりましたが、早くも私の中で「桜」と「藤ねえ」株が急上昇しております。私は本当に楽しみにしているゲームについては、前情報を極力仕入れないようにしていたのですが、「人間ジェットコースター」の異名を持つ「藤ねえ」の意外すぎる弾けたキャラクターにカウンターパンチをもらってしまいました。絵柄の印象で一番好みだった「桜」は予想通りの実力を発揮してくれていますが、それだけにこの先に待つであろういわくありげな展開が楽しめそうです。

とりあえず、今夜は不眠不休で行ける所まで行ってみましょう!

 

 2004/01/29 (木)  「復活への狼煙」

1月はコミケの戦後処理の混乱や極秘論文の執筆を抱えていたこともあって、1本も新規レビューを書けないまま終わってしまいそうですが、2月にはGM研HPが3周年を迎えることだし…このままではいかん!と思い立ったが吉日。2月からは心機一転して、レビューを週2本、中2日の原稿量産体制に突入します!すでに2月いっぱいのレビュー日程を組みましたし、新規同人サークルのレビュー2本についても、すでに画像使用許諾申請のメールを出してしまったので、もう後には引けません!GM研史上最多の月間8本ペースで、夏までに何が何でも「GM研通信vol.2」に必要なページ数を確保しなくてわっ! しばらくの間は、コンテンツの製作と提供を優先させるため、デザインのリニューアルにまで手が回らないと思いますが、ご了承下さいませ。

この1ヶ月間は、レビューの執筆から離れて、ただのイチ読者・ただのイチゲーマーとして遊び呆けていました。時間が許す限り遊んで、いくつもの新規作品のネタを仕込むことができた反面、締め切りもなく無計画・無目的にゲームを遊んでいても、本を読んでいても…何か物足りないというか…張り合いがないというか…作品に対する評価がものすごく甘くなってしまうような気がしてならないのです。つまらなければ止めればいいや。そういう「逃げ口」を用意していると、レビューを書くための最低条件を満たせなくなってしまうし、レビューを書きたいという意欲もなくなってしまうのです。

作品の良い部分を評価するためには、悪い部分も含めてその作品のおおよそ全てを体験しておかなければなりません。しかし、これは「量的な体験」だけがすべてではありません。全ルート・全台詞・全アイテム・レベルMAX、というようなやり込み道に至るほどの時間を1本にはかけられませんから…そこで、重要になってくるのが、たったのひとことで作品を形容できるような「本質」を見極めることです。自分がその作品に何を求めて、何を得たのか。その自分なりの答えを導き出すために、作品を楽しむ際にリアルタイムで個々の要素を評価分類できるように、常に心を戦闘態勢にしておかなくてはならないのです。私にとってのレビューとは、作品との真剣勝負でもあるのです。

むぅ、久しぶりにまともなレビュー論を展開してしまいました。GM研通信創刊号の所長講演に付け足したいくらいええ事言ってますなぁ…極秘論文を書き上げた余韻がまだ冷めていないんでしょう。では、今のうちに書けるだけ書いておきましょうかね…(アレとかコレとか)

 

 2004/01/28 (水)  「血便」

(今日の日記はちと下品です。お食事中の方はご遠慮下さい)

ここ数日、便に血が混じる「血便」が続いていました。さすがに心配になって、ネットで血便について調べてみましたが、どうやら、私のは単なる一時的な切れ痔だったようです。便そのものに赤黒い血が混じっている場合は、直腸からの出血が原因であり、大腸癌の疑いがあるので、速攻で入院手術が必要なのですが、便は通常で鮮血がポタポタ落ちるのは切れ痔の症状なのだそうな。

私は慢性的な痔持ちではなのですが、便秘と下痢の両極端が激しいので、肛門の筋肉が鍛えられていなのでしょう。旅先では4日5日出ないのは当たり前で、日常でもなぜか会社の和式でないと大便は出ないんですよねぇ…どっちにしても健康に悪いのは確かなんですけど。

ただし、今回はストレスから来るものという側面もあったのかもしれない。ここ数日、極秘論文の仕上げ作業に魂を吸い取られていましたので…その論文は今日私の手から離れましたが、もし、あと数日でもこの論文を手元に置いておいたら、どうなっていたことか…とにかく、人事は尽くしました。後は人命(天命などというあやふやなものではない)を待ちたいと思います。(それが何かはまだ秘密)

 

 2004/01/27 (火)  「脅威の大質量とんかつ」

上司がこぞって出張でいないのをいいことに、昼飯の際に社員さんに車を出してもらって、ちょっとばかし足を伸ばしてみることに。お目当ては、車で10分ばかし行った郡山にあるとんかつ屋さん「とんまさ」。何が評判なのかって?まずは何も言わずに、下記のURLをご覧下され。

http://www.geocities.jp/pff02325/nara/tonmasa/

…どうよ、これ?ちなみに、このURLの写真はあくまでも「並」です。この店の本当の恐ろしさは、次のURLを見ればよーく分かりますよ!…写真を見てるだけでお腹が一杯になりそうですぞ!

http://www.geocities.jp/pff02325/nara/tonmasa/t_wakal.html

サークルGM研の販売協力員であるI氏は、かつて奈良の先端科学技術大学院大学(長いわっ!)にいたことがあって、彼から「郡山にすごいとんかつを出す店がある」と聞いていたので、ネットで「大和郡山 とんかつ」で検索したら一発で出てきました。どういうわけか、私の仕事場には大食いの人が多いので、この情報を教えてみたらノリノリで連れて行ってもらえる事になったわけです。とりあえずお約束で「若鶏かつ定食(並)」を注文すると、ランチメニューの方がお得でいろいろ付いてくるし、かつの量も同じですよ、とおばちゃんが教えてくれました。普段980円の定食が、いろいろ付いて750円とな?…ホンマに大丈夫なのか、この店?

待つこと10分。定食の器なのでURLの写真とはちょっと違ったけど、かつが三段重ねになっていて、とてつもない大迫力です!どう考えても2.5人前はありそう。しかし、この店がすごいのは量だけではなく、独特のかつの揚げ方にもあるのです。かつと衣の間に卵とマスタードを練りこんだ層があって、見た目は分厚く見えるけど中身はサクサクで溶けるような食感を演出しています。油のしつこさもなくて食が進みます。食べている途中、隣のテーブルの人が「若鶏かつ定食(大)」を注文すると、写真の通りおやじさんが手でかつの山のてっぺんを押さえながら運んできました。さすがに、あれを完食する自信はありませぬ。

このお店は食べ切れなかったからといって罰金というわけではなく、無料でお持ち帰りのタッパをくれます。私は最初からちょっと残しておいて今晩のおかずにするつもりで食べていたのですが…ここのお店のかつは、時間が経ってから温め直しても美味しくないし、残すとおやじさんから「いくじなし」と(にこやかに)なじられるので、多少無理してでもその場で食べるように頑張りましょう。

全国の大食い自慢の皆さん、奈良にお越しの際には、大仏だけではなくてこちらもお楽しみ下さい。

 

 2004/01/26 (月)  「レビュー前線停滞中」

土曜日の日本橋買出し紀行でもちょっと触れた、同人音楽CDの「EMBRYO PIANO WORKS」ですが、これは本当に素晴らしい!すでに10回以上聴き込みましたが、まったく飽きません。聴けば聴くほどにピアノ演奏の凄みに圧倒されてしまいます。打ち込みであるにも関わらず、ピアノの指を離すタイミングでの音の切れ味まで再現し、人間技を超越した連弾による音の厚みと迫力、ゲーム曲のアレンジにもセンスの良さが伺えます。うーん…出来れば今すぐにでも作者様にコンタクトを取って、レビューを書きたいところなのですが…

いよいよ金曜日に迫った、TYPE-MOONの商業移行第一弾「Fate」発売ですが…公式HPのカウントダウンTOP絵に「クリア時間は推定60時間」と書いてありました。これまたどえらい大作でござんすねぇ…レビューはかなり難航しそうです。究極のやり込みゲームの「ファントム・ブレイヴ」も抱えていて、「EVA2」の攻略も遅々として進んでないというのに…

でも、これ以上レビューを溜めてしまうと、夏発行予定のGM研通信vol.2のネタが足りなくなって、書き下ろしの量が増えて地獄を見る羽目になるので…2月に迎えるGM研HP3周年に向けて、少しずつペースを取り戻していかなくては…

 

 2004/01/25 (日)  「200円チューンナップ」

100円ショップで買ってきた自転車用の空気入れと、潤滑油で自転車の整備をする。スプレー式の空気入れは今回初めて使ったけど、これは死ぬほど便利ですね!空気穴につっこむだけで勝手に空気が入ります。「空気が抜けきった状態で約5回使えます」と書いてあるけど、その計算でも1回20円。自転車屋さんで何も買わないのに店頭で空気入れを借りるのに抵抗がある人にオススメしたい逸品です。これと潤滑油まで100円で売っているんだから、えらい世の中になったもんだのぅ…

さっそく試乗してみたら、まるで別の乗り物のようにペダルが軽い!まぁ、大阪に来てから中古で買った自転車で、その後3年近くまったく整備していなかったとはいえ…ここまで違うものなのか?あ、でも、こんなにペダルが軽いと、トレーニング効果が低くなってしまうのではなかろうか?それに、スピードが出すぎてしまうので、劣化したブレーキでは制動距離が長すぎて危険です。わずか200円で最盛期のパワーを取り戻したマイ自転車ですが、それゆえに他の部品も交換する必要に迫られそうです…

 

 2004/01/24 (土)  「日本橋買出し紀行」

今週の日本橋買出し紀行は、これといった副題を思いつかなかったので、そのまんまのタイトルでお送りしましま(苺衣ラジオ風に)。…とまぁ、非常に分かりにくいオープニングトークはこのくらいにして、とっとと今週の買出しリストと分析に移りましょう。

週刊わたしのおにいちゃん(2)
PALETTA vol.10
吼えろペン(10)+島本和彦コミックス100冊到達記念小冊子
無限の住人(15)
トランジスタにビーナス(6)
ファントム・ブレイヴ(限定版)
Remember11(体験版)
雲のようにやさしく、強く、抱きしめる(栗林みな実:シングル)
スタジオジブリ アカペラソングス
魔法先生ネギま!神楽坂明日菜
アニメ店長ドラマCD(アニメイト冬のAVまつりポイント交換)
マリ・アン・ゼロ
コハクリコ(4)(経験値ランド)
MWSSIAH-IV(HEAT☆WAVE)
SATSUKI BLOOD ROCK'N'TOLL(四畳半一間)
犬猿(ヤゴの穴)
EMBRYO PIANO WORKS(EMBRYO)

「吼えろペン(10)」は、島本和彦先生のコミックス100冊目となる記念本ということで、全国のアニメイトでこの本を買うと先着でアニメイト特典として小冊子がもらえます。わずか8Pの冊子ですが、中身は漫画関係者からの祝辞や全作品年表などで大充実!島本和彦ファンなら逃さずにゲットしておきましょう。

ソフマップで予約していた「ファントム・ブレイヴ」の限定版を入手。多くのお店では限定版の予約が困難な状況だったし、発売から一年が経つ「ディスガイア」も虎の穴謹製のトレーディングフィギュアが最近になって発売されるなどの相乗効果もあり、大変良く売れているようです。初週販売本数で7万本に迫る数字を出す可能性も?ゲーム自体はまだやっていない(やれない)状態なので、何とも言えませんが…「ディスガイア」が伝説的な面白さだったゆえに、それを超えるものを望んでしまう私がいて、期待値が始めから120%になっています。これをわずかでも下回れば駄作というイメージを持ってしまうことでしょう。これは名作の宿命とはいえ、日本一ソフトウェアならきっとやってくれるだろう、と信じて遊び狂える日が来るのを楽しみに待ちたいと思います。

アニメイトで衝動買いしてしまった「スタジオジブリ アカペラソングス」、これは失敗でした。アカペラって合唱のことなんですか?ゴスペルは無音複数で、アカペラは無音独唱、だと俄か知識で思い込んでいたので、ちと面食らいました。シンプルな音を好む私には、声の多重奏というものは最悪に相性が悪いことが分かった、収穫といえばそのくらいです。

一方、虎の穴で衝動買いした同人音楽CD「EMBRYO PIANO WORKS」は大変素晴らしい掘り出し物でした。ピアノの音が大好きな私は、ピアノと名が付くアレンジ版は欠かさず買って聴き込んできましたが、この1枚は別格です!演奏を聴いていれば素人の耳にもその差は歴然です。文字レベルでその感覚を表現するのは難しいのですが…強いて言うならば「音の切れが心地よい」ことでしょうか。このCDのブックレットで楽譜を参照しながら展開されている確かなピアノ理論は、音楽の専門知識のない素人にも楽しく読めますし、アレンジCDを作るということ、そのものの悩みや葛藤を綴ったサークル活動記録も大変興味深いです。ピアノの音が好きな方には、是非オススメしたい名盤ですよ。

Andy山本さんの煩悩日記に刺激されて、今日の昼食は珍しく吉野家へ。いつも頼んでいる特盛はすでに販売が中止になっていたので、新メニューの「カレー丼」を試してみることに。400円という価格が微妙だが、それはいつも牛丼の並(280円)を頼んでいる人の発想であって、いつも特盛(540円)を頼んでいる私にとっては、むしろ安く感じる。普通の外食屋でカレーライスを400円で食えないしね…注文から1分もしないうちにカレー丼が出てきました。早速食べる…うーん…感想としては、「悪くはない」けど「カレーライスではないな」といったところですね。まず、「辛さ」というものがありません。汁気が強くてダシベースのカレーうどん用のカレーに近い味付けです。汁気に対する具の量が少し物足りないようにも感じました。もうちょっと豚肉の率を増やして食べ応え感を出した方がウケると思うのですが…

 

 2004/01/23 (金)  「しばれるねぇ〜(2)」

朝、あまりの寒さで目が覚める。鉄筋マンションの最上階で、しかもフローリングなので底冷えするんですよねぇ…冗談抜きで凍死しそうです。夜は夜で、キーボードを打つ指がかじかんで…まともに文書が打てません。コントローラーも冷たすぎるので、息抜きのはずの「みんゴル4」でミスショットを連発してストレス溜まるし…あまりの寒さに、ここは本当にまともな社会人の暮らしようなのか?と真剣に疑ってみたり。ああ、誰か、こんな商品作ってくれないかなぁ…

【HOTキーボード】
キーの隙間から暖かい空気がかすかに噴出してくる。電源はUSBのみでOK。USB扇風機があるんだから、その逆もできそうなもんだ。「暖かいマウス」もあるといいなぁ…

※冷静に考えたら、そんな特殊な周辺機器を買う金があるのなら、ハロゲンヒーターのひとつでも買ってきて部屋全体を暖めた方がいいと思われ。こうも寒いと頭の方も調子が出ないようですな…

 

 2004/01/22 (木)  「しばれるねぇ〜」

今朝はいつにも増して寒いなぁ…と思っていたら、始業前のYahoo天気予報を見て愕然。なんじゃい、この「奈良市:最高気温-2℃」ってのは!しかも、日中になるほど気温が下がり続け、夕方6時には-5℃にまで下がるという…いくら暦の上の「大寒」だからといっても、ここまでタイムリーに寒くなるとは…我が家にはコタツ以外の暖房器具が存在しないので、この寒さは骨身に堪えます。こんな日は布団に包まって暖を取り、そのままウトウトと眠りこけたいところですが、そうはいかない事情ができてしまいました。

最重要機密事項なので、まだ詳しくは書けませんが、これから数日間勝負を賭けます。これからしばらく、すべてのHP更新作業に甚大な遅延が発生することになるでしょう。すべてが決まってから報告しますので、それまでしばらくお待ちを…(ああ、そういえば、まだ2004年に入って1本も新規レビューを書いてないのに…週末には「ファントム・ブレイヴ」も到来するというのに…今は全ての欲を押し殺して原稿に向かわねば…)

 

 2004/01/21 (水)  「新世紀エヴァンゲリオン2(3)」

2周目に「アスカ、来日」編をクリアしましたが…うーん、まだこのゲームが「面白い」のか良く分かりません。ATを上ることだけが目的なので、アスカらしく「アンタ、バカァ?!」と他人をなじりまくるわけにはいかないので、とにかく外面良くスマイルを振りまき続けるのは、ちょっと…加持さんは出てこないわ、最後はシンジ編と同じ展開で(なぜかミサトさんとリツコさんの役回りが逆になっていたけど)、エヴァ量産機にボコボコにされてBADエンド…この最終戦に勝つ方法なんてあるんかいな…

2周目のクリア後には、さらに追加シナリオが4本(「最後のシ者」「アナザー・ワールド」「トウジふたたび」「VSゼーレ」)出現しました。「アナザー・ワールド」には結末が存在しないエンドレスモードみたいだし、「VSゼーレ」は加持さんが主人公で面白げです。うーん、これは全部見てからでないとレビューは書けそうにないですね…

1シナリオあたりのプレー時間は4時間程度と短めだけど、やってることが日常生活のパターンをトレースするだけで、コミュニケーション手段も定石以外の行動を取りにくいし、その効果を手応えとして予想することも難しいので、経過時間以上に疲れるゲームです。特定のキャラクターと親密になることで結末が変化するとか、そういう要素があるのかないのか…完全攻略本の発売はまだまだ先なので、それまでゲームのテンションを維持できるかどうか…

 

 2004/01/20 (火)  「大魔神日本球界復帰へ」

朝寝起きに「とくダネ」の小倉智昭のコラムを聞いていたら、仰天のビックニュースが!「大魔神日本球界復帰へ」! かつて、みずしな孝之の「ササキ(様)に願いを」を読んで横浜ファンになり、37年ぶりの優勝を果たしたあの奇跡を目の当たりにし、最近の横浜の低迷振りに心を痛めていた私としては、佐々木投手の日本球界(横浜)復帰は素直に喜びたいです。

佐々木投手は、数日前のトークショーで「もし日本球界に復帰することがあるとすれば、横浜以外には考えられない」と語っていましたが、それはあくまでもリップサービスだと受け取っていたのですが…まさか急転直下、今日の午後には記者会見で正式にマリナーズ退団を表明するとは…しかも、マリナーズ側も退団を容認する考えだとは…(実際問題として、マリナーズの抑え投手陣は佐々木抜きでも行けるような補強をしていたが)

しかし、日本球界復帰への道は簡単ではありません。優先交渉権は大リーグ側にあり、トレードの権利もマリナーズにあるわけですから。どこからもオファーがなかった場合にのみ、日本球界との交渉が可能になります。もっとも、今回のケースでは、佐々木投手が「家族のいる日本でのプレーを希望している」ことが明確になっているので、家族をすべてにおいて優先するアメリカ人の美学の上からも、道義に反して獲得に乗り出すようなことはしないだろう。

となると、佐々木の希望通り横浜に復帰するのか?というと、これまた微妙。何しろ、佐々木の年棒は約8億8千万円。横浜在籍時の最高年俸5億円を遥かにこえる金額です。抑え投手が喉から手が欲しい巨人が、もしマネーゲームを挑んできたらどうなることやら…残り少ない現役生活、その言葉どおり義理を最優先するのか、それとも、複数年巨大契約でだまくらかして静かな現役生活をひっそりと過ごすのか…かつてのファンとしては、最後の選択を誤って、晩節を汚すことがないよう願いたいものです…

 

 2004/01/19 (月)  「テレビのみかた」

毎日ゲームの話ばかり日記に書いていると、ごく真っ当なオタクさんみたいですけど、私の夜の時間の過ごし方とは…

「ニュース7」
(ゲーム)
「ニュース10」
「ニュースステーション」
「日経ビジネスサテライト」
(深夜番組)

…というように、案外と社会派番組が多いんですよ。「その時歴史が動いた」「明日を読む」も良く観ますしね。ドラマの類は、唯一の例外「てるてる家族」を除いて一切観てません。バラエティ番組はゲームの裏番組として録画して早送り視聴して時間を圧縮。しかも、常にパソコン作業と並行してテレビを観ています。落ち着いて笑えるのは深夜番組くらいのものですが、この前「内村プロデュース」にアシスタントで登場した小倉優子は酷かった…番組の笑いの空気が完全に変質してしまい…すごい破壊力ですね(悪い意味で)

そういえば、NHKの大河ドラマの新選組も酷かった…そもそも「新選組」という時点で間違ってます。正しくは「新撰組」だろうがっ!人物考証も曲解甚だしいし、時代劇言葉の考証もおかしいし…新春時代劇「SMAP太閤記」はもっと酷かった。なんじゃい、あの現代そのまんまの時代劇言葉はっ!あまりにも安っぽい合戦シーン(出演者に予算を使いすぎちゃった?)!あんな早回しのダイジェストで、秀吉の偉業の何を語れるというのか…もうちょっと自国の歴史に誇りを持てるようなアレンジとかできんのかぃ、テレビ屋どもは…(情けない)

(リアルタイム)
ああ、小倉優子のいない内Pはやっぱり面白いなぁ…

 

 2004/01/18 (日)  「新世紀エヴァンゲリオン2(2)」

数日前の日記で、散々文句を書いた「新世紀エヴァンゲリオン2」ですが、とりあえず1回目のクリアを迎えました。「ガンパレの進化形としてどうなのか?」という部分はバッサリと斬り捨てて、エヴァのワールドシミュレーターだと割り切って遊んでみると、それなりに面白いかもしれません。空腹や尿意などの生活臭の強い要素による行動の拘束はあるものの、コミュニケーションにおける自由度は相当なものです。カヲル君にいきなり唇を奪われそうになった時は思いっきり驚かされたし、レイに抱きつかれてドキドキしたし、ミサトさんと仲良くなればキスだって…

…とまあ、それなりに楽しめる部分もありますが、それだけにこのゲーム全体の「バランスの悪さ」が余計に目立ってしまうんですよ。まずは戦闘シーン。ミサトさんが立案する作戦はどれもこれも落第ものです。エヴァを分散配置してしまうので各個撃破されてしまいます。おかげで、アスカは登場後にすぐに弐号機大破で意識不明の重態で、その後入院しっぱなしでゲームに復帰せず。なのに、なぜかラストの量産型エヴァシリーズとの対決ではアスカは何事も無かったように戦場投入されてるし…なんでやねん!他にも、報告形式のダイジェストのみで終わる戦闘も多く、拍子抜けです。もっとマシな戦闘システム仕様を思いつかなかったんかい!

私が見たエンディングは、いわゆる劇場版そのまんまのシナリオのラストが無いバージョン(シンジもアスカも補完されちゃった?)でした。ミサトさんの名場面「オトナのキスよ…」もなかったし、なんだか煮え切らないまま終わってしまいました。どこでどう分岐させるのか、手探りではちょっと分からないので、今後は攻略サイトや攻略本にお世話にならざるを得ないでしょう。一度クリアすると、今後はシナリオを選択(主人公を選択)できるようになり、アスカ、レイ、ミサトでプレーできるようになるので、まだまだ先は長そうです…

 

 2004/01/17 (土)  「日本橋初雪紀行」

関西中部以南の平野部では初めての積雪(1cm)だったこの週末。しかし、雪が降ろうが槍が降ろうが、オタクの魂は消せず!お兄さんはいつものように日本橋へ買出しへ出かけたそうな。今週の購入物はこちら。

魔法先生ネギま!(4)
ラブひな(特装版)(13)
探偵学園Q(14)
ORANGE(12)
鋼の錬金術師パーフェクトガイドブック
ひめくりあずかんな2004
週刊わたしのおにいちゃん(1)
(アンソロ)革命の薔薇たち
新刊同人誌3冊

雪の影響なのか、ソフマップで「週刊わたしのおにいちゃん(1)」の入荷が遅れているとの掲示がありました。他店では当たり前のように売っていたんだけどなぁ…しかも「予約分のみで一般販売はありません」だとぉ?別にソフマップだから特別な特典があるわけでもないから、そこまで予約が殺到したとも考えにくい…ただ単に発注担当者が読みを間違えただけ?(週刊という名前だけど、実際はムック扱いで恐らく雑誌委託ではなく買い切り販売方式だから、少なめに抑えたい気持ちは分からないでもないが、エンタテイメント総合百貨店を名乗るソフマップが品切れを起こしてはマズイだろうに…)

マリみての公式商業アンソロ「革命の薔薇たち」は、美月亭の美月さんが描いているという理由だけで買いましたが、なるほど、他の作家さんも何人か知っている人も混じっていて、ちゃんと商業誌向けのネタで描いている(他の作品からのネタをミックスできない制限付)スタイルの違いが感じ取る、そういう見方が新しい発見がありました。こういう比較をすると、潜在的な実力が良く分かりますからね。

昼飯を摂るために、堺筋のめしや丼へ。いつものように肉野菜炒め定食+生卵で3杯飯をかっ喰らおうと思っていたら、出てきた肉野菜炒めを一目見て異変に気がつきました。なんじゃい、この汁気のまったくないオコゲつきの肉野菜炒めは?もやしの水分も抜け切っていてパサパサ。半熟卵は固まりきって完熟に。ご飯はべとべと。ふざけんなよこんちくしょう!メシが進まないことこの上なし。めしや丼のバイトの質には以前から大いに疑問があったのだが、最近は料理人の質まで下がっているのか?肉野菜炒めくらいまともに作れんのかぃ!!

ぷんすかしながら自宅に帰ると、ミドリ電化に注文していたカラーボックスが届けられた。これで同人誌専用本棚は4基に増設…って、あれ?組み立てて並べてみて、なんとも間抜けな事実が発覚してしまいました。間違えて5段組のカラーボックスを買ってしまったのです!いつものお店のいつもの場所で買ったので、てっきり6段組だと思い込んでいたんですね…しかし、組み立ててしまった後ではもう後の祭り。しかも、お店には落ち度は何もない完全な私のミスなので、返品なんてできません。しかし、これを並べて使うのは私の空間整頓美学が許しません!もう一度自分で探し直すしかないのか…

急いては事を仕損じる。策士なら策士らしく、もう少し思慮遠謀を心がけたいものですね。

 

 2004/01/16 (金)  「アクセス統計委員会(32)」

昨日のつづき、というわけで、今日は1月分のレビュー集計結果を発表!

 1位 −( 1) 9469(+1763) 「鳥の詩」
 2位 −( 2) 7633(+ 451) 「魁!クロマティ高校」
 3位 −( 3) 6524(+ 641) 「Ever17」
 4位 −( 4) 5813(+ 182) 「ファイナルファンタジー10」
 5位 −( 5) 5634(+ 387) 「遠い約束」
 6位 ↑( 7) 5599(+1818) 「実況パワフルプロ野球10」
 7位 ↓( 6) 4337(+  99) 「素敵だね」
 8位 −( 8) 3919(+ 399) 「ファイアーエムブレム烈火の剣」
 9位 ↑(12) 3777(+ 653) 「御旗のもとに」
10位 −(10) 3713(+ 371) 「課長バカ一代」
11位 ↓( 9) 3690(+ 197) 「最終兵器彼女」
12位 ↑(14) 3577(+ 702) 「君が望む永遠」
13位 ↓(11) 3313(+ 179) 「MONSTER」
14位 ↓(13) 3219(+ 231) 「ファイアーエムブレム封印の剣」
15位 −(15) 3038(+ 245) 「月姫」
16位 −(16) 2911(+ 184) 「少女ネム」
17位 ↑(18) 2788(+ 200) 「AIR」
18位 ↓(17) 2772(+ 497) 「サカつく3」
19位 ↑(22) 2287(+ 226) 「メタルギアソリッド2」
20位 ↓(19) 2270(+ 125) 「かまいたちの夜2」

続伸止まず!「鳥の詩」がガッチリと首位固めをして、前人未踏の10,000ヒット越えも目前です。果たしてこの勢いはどこまで続くのか?この絶対王者を追いかける者は現れるのか? その他の動きとしては、先月からと同様に「パワプロ10」と「君望」が続伸。Premium Editionの発売したからか、GM研がさんざんしつこくプッシュしてきたからか、「Ever17」や「ディスガイア」「悪代官」も票を伸ばしつつあります。さて、2004年はどんなヒットレビューが出ることやら…楽しみです。

2004年のレビューはまだ一本も書けていない状況ですが、いろいろと準備は進めています。何しろ、1冊作るのに3年かかったのに、今度は8ヶ月で本を出せるだけのネタを用意しなければならないのですからね…正気の沙汰ではありません。しかし、世の中狂気の沙汰ほど面白いものはない、と兵頭会長(カイジ)も言っていますかね。GM研通信創刊号で過去レビューのリテイクをしていて、自分の文章力と考察力の甘さを思い知ったばかり。狂気を宿してこそ一線を越えられる!

さあ、もう後には引けぬ!目標は夏までに新作30本!それでは、2004年もGM研レビューをお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。

 

 2004/01/15 (木)  「アクセス統計委員会(31)」

GM研通信創刊号の編集作業と年末年始のドタバタですっかり忘れていましたが、毎月はじめに発表しているレビューアクセス数の統計「アクセス統計委員会」を日記にアップするのを、2ヶ月連続で滞らせていることに今更ながら気づきました。ログ自体は録ってあったので、今日明日で2か月分を一気に集計して発表したいと思います。まずは、12月1日時点でのトップ20から。この時点でのデータは、GM研通信創刊号の「全レビュー読者レース」と同じものですが、記事中には前月分との差分は載せていないので、より深いデータを知りたい方はこちらも合わせてお読み下さい。

 1位 ↑( 2) 7706(+1814) 「鳥の詩」
 2位 ↓( 1) 7182(+ 642) 「魁!クロマティ高校」
 3位 −( 3) 5883(+ 393) 「Ever17」
 4位 −( 4) 5631(+ 154) 「ファイナルファンタジー10」
 5位 −( 5) 5247(+ 281) 「遠い約束」
 6位 −( 6) 4238(+ 425) 「素敵だね」
 7位 ↑(16) 3781(+1480) 「実況パワフルプロ野球10」
 8位 −( 8) 3520(+ 245) 「ファイアーエムブレム烈火の剣」
 9位 ↓( 7) 3493(+ 140) 「最終兵器彼女」
10位 −(10) 3342(+ 454) 「課長バカ一代」
11位 ↓( 9) 3134(+ 240) 「MONSTER」
12位 ↓(11) 3124(+ 294) 「御旗のもとに」
13位 ↓(12) 2988(+ 193) 「ファイアーエムブレム封印の剣」
14位 ↑(17) 2875(+ 623) 「君が望む永遠」
15位 ↓(14) 2793(+ 267) 「月姫」
16位 ↓(13) 2727(+ 107) 「少女ネム」
18位 ↓(15) 2588(+ 182) 「AIR」
17位 ↑(21) 2275(+ 384) 「サカつく3」
19位 ↓(18) 2145(+  79) 「かまいたちの夜2」
20位 ↓(19) 2096(+  95) 「実況パワフルプロ野球9」

TVアニメ化で再び勢いに乗った「クロ高」を、更なる爆発的な勢いでブチ抜いて行ったのが「鳥の詩」でした。この突然のアクセス増は検索エンジンで上位に載ったことによるものらしいのですが…keyの新作はいつまで経っても発売される気配はなく、すでにゲーム本編の「AIR」の記憶さえセピア色に脚色されようというのに、曲のみが未だに再点火する勢いがあるというのは…驚異的なことですね。

その他の目立った動きとしては、TVアニメ効果が発揮された「君望」と、依然として勢いが衰えることを知らない「パワプロ10」と、「サカつく3」のトップ20入りあたりでしょうか。いずれも世間の流行動静に上手く乗ったわけですが、それもこれも、レビュー自体にキャラ選評やプレイ日記、選手名鑑などのプラスアルファ要素があったからだと思います。読み物として面白いもの、これも今後のレビューの指針として考慮していかなくてはなりませんね。

トップ20以下の分析については、GM研通信創刊号の方にも載っているので今回は割愛します。仕事を溜めるとロクなことがありませんね…日々の更新を着実にこなすこと、これ即ち継続は力なり、ですな。

 

 2004/01/14 (水)  「新世紀エヴァンゲリオン2」

2ヶ月ほど未開封のまま放ったらかしになっていた「新世紀エヴァンゲリオン2」の攻略を開始したのですが…10分後…

だめだこりゃあ

前情報の段階で危惧していた通り、「空腹・尿意・風呂・眠気・喉渇」などのリアルさを追求したのが、すべてめんどくささに直結しています。会話中も時間が流れているのも気に入らない。時間の経過が妙に早いので、少しでもロスを少なくするために会話をボイスで聞かなくなってしまうし…戦闘パートは駆け引きもへったくれもないし…AIロジックもかなり変です。碇ゲンドウがシンジに対して頬を赤らめるのは、どう考えてもおかしい。「ガンパレ」システムの進化系としての期待が大きすぎたのかなぁ…

とまあ、現段階では不満だらけです。アスカが登場したらもう少し面白げな展開になるのかなぁ…正式レビューとして扱うには、数回はクリアしてからでないとダメなんだけど…そこまでヤル気が持つかどうかが問題ですな。

 

 2004/01/13 (火)  「みんなのGOLF4(ぷらす)」

年末年始の戦後処理もようやく片付いたことだし、そろそろ本腰を入れてゲームのネタ仕込みに入ろうと思い立ったが吉日。なにがでるかな、なにがでるかな、ちゃらららん♪「みんなのGOLF4」略して「みんゴルー」…未開封の積みゲーがこんもりと山になっているのに、レビュー執筆予定に入れているゲームもあるのに、なぜ、なお、まだ「みんゴル」なのか…好きなものは好きだからしょうがない(例の女性向け作品のタイトルではありません)んですけど。

というわけで、また再開してしまった「みんゴル」攻略。1日3ラウンドペースでまったりと進行中です。最近になってようやく最後のキャラ「Z」の存在を知り、VSモードに燃えていたのですが…かなり苦戦しました。Zは段位こそ5段だけど、強風とポイント即決の特殊ルールがキツかった。同じスコアでもポイントが高い方が勝ちなので、勝負の分かれ目は、いかにピンまで寄せられるかに掛かってきます。しかし、5段クラスのCPUになると、3m以内のファインショットは当たり前。ミートの目押しが苦手で、これまでショットのブレをパットの腕でスコアメイクしてきた私にとっては、同じスコアでも負けてしまうこのルールは天敵です。

こういう対戦に勝つには、10回に1回あるかどうかの相手のミスを期待するよりも、自分の腕を磨いた方がいい。上達に近道なし。トレーニングモードで同じショットをひたすら繰り返して、ミート率を向上させ、弾道計算の精度を向上させ、コースの起伏を完全に把握し、落下地点の傾斜を加えた飛球をイメージ。ここまでやって初めて神の領域への道が開かれるのです。でも、こういう試行錯誤で確実に上達していくのが実感できるので、楽しくて仕方がないんですよ。どうやら、当分やめられそうにありませぬ。

 

 2004/01/12 (月)  「コミックトレジャー3」

インテックス大阪で開催された同人誌即売会「コミックトレジャー3」に一般参加してきました。悪名高き赤豚通信社が「あの」事件以来手を引いていた男性向けイベントを、青豚通信社ブランドで再度立ち上げたイベントが「コミックトレジャー」なのですが、早いもので、年2回開催ペースでもう3回目。募集の1200SPが未だに埋まった試しがないとはいえ、回を重ねるたびに参加サークル数は着実に増えてきているようです。手探りでやっていた初期のような無茶な企画とかが見られなくなって、こじんまりとした運営に収束しつつある懸念もあるのですが…

さて、私は今回はさしたる目玉もないので、開場の20分前に現地入りすることにしました。始発が当たり前のコミケでは考えられないような、のほほんとしたスケジュールですな。行きしなのニュートラム(無人交通システム)では、向かいの席に座った女性コンビが「鋼の錬金術師」の話で盛り上がっていました。あまりにもデカイ声なので嫌でも話が聞こえてしまいましたが…ふーん、やっぱり女性人気なのかねぇあのアニメは…(そういうミーハー気分のファンは、あの漫画版の展開を読んでどう感じるのだろうか、とチト心配だったりもするのですが…)

予定通り10時38分に現地入り。予想通り、インテックスの玄関前に行列はなし。ゲートを通過したところに一般参加の列を作っていましたが…まぁ、こんなもんでしょう。コミケで1万人単位の群集を見慣れていると、この程度で驚きはしません。目測でざっと2000人といったところでしょうか?後から来る人間が500いたとして、あとはサークル参加が1500とすると…イベント規模は4000人前後。さしたる大手サークルも目玉になる企業ない上に大阪の地で、この集客力があれば及第点といえるでしょう。(企業が運営するイベントとしてはちょっと厳しい数字かもしれませんが)

11時の開場から約7分後に私も会場入り。まずは、コミケではスルーした赤松健先生の「LEVEL-X」へ。コミケでは外周大行列ができるこのサークルですが、なぜかコミトレではまったく並ばずに買えてしまうから不思議です。大阪人には赤松漫画がウケないのか?それとも、ただ単にみんなコミケでもう既に入手しているから?それとも、買い取り価格の暴落で投機目的で買う人間がいなくなったから?…まぁ、私のような普通のファンにとっては理由はどうあれ楽に買えてラッキーですけど。

続いて「マリみて」ゾーンをざっと流してみる。「まじっくすくえあ」さんではFateの新刊を思いがけずゲットできたし、書店委託にもないしコミケでも見かけなかった掘り出し物もいくつか発見できました。これもまた地方イベントの醍醐味というやつです。緊急性の高い要件はあっいう間に片付いてしまったので、忘れないうちに「泥の沼組」の田亜湖さんにご挨拶に伺うことに。今回はいつもとは違うメンバーとの参加ということで「豚キムチ焼まん」というサークル名で参加されていました。アンケート企画のお礼とともに、さっそくGM研通信創刊号を進呈させていただきました。

チェックサークルをブラブラと流していると、「ぐりーんぺっぱー」で妙な行列を発見しました。列があるのかないのか判然としない人だかりの隙間から様子を伺っていると…「11時40分ごろから販売します」の札と、その隣にコピー本の「こげしおり2.5」を発見。なるほど皆の目的はこれか。ほどなく列を作り始めたので、私もそのまま列に入って無事に入手。冬コミで「ぐりーぺっぱー」に予想外の大行列ができていたのは、このコピー本が原因だったようですね。イベントの間隔が短すぎたためコピー本の第2版が用意されたわけであり、大阪の人間はかなり運がいいと言えよう。

その後、20ほどのチェックサークルを回り終えても、まだ12時前。会場の雰囲気も落ち着いてきたので、改めて田亜湖さんにご挨拶をすることに。さっきはまだ回り始めでソワソワしてロクにお礼も言えなかったし…ついでに、ダメ元でスケブをお願いしてみると、ご快諾いただけました。今日はいつものスケブを忘れて来ていたので、青豚の画材屋で現地調達。こういうまったりとした地方イベントこそがスケブに最適な環境なのです。引き取り時間は余裕を持って2時に設定。

というわけで、2時間ほど時間を潰す必要ができたので、全サークルチェックをしたり、ボーズ店長も復帰したメイド隊ドリンクコーナーに行ったり、コスプレゾーンを見学(撮影は登録制)したり。コスプレゾーンでやたらと目に付いたのは、「鋼の錬金術師」の国家錬金術師の制服。一個小隊が組めそうなほどゴロゴロいましたよ。あと多かったのがマリみての制服でしたが…なぜか色が変なんですよ。黒っぽいやつと、黒に近い深い緑色のやつと、深い緑のやつと…3種類あるのはなぜ?確かに、ひびき玲音さんの公式イラストは、書くたびに微妙に色使いが違うので「どれが正解」というわけではないのでしょうけど…それと、「制服さえ着ればコスプレ」という安易な考えはどうにかならんものか。髪を染めろとは言わないが、せめて髪型くらい合わせて、見た目でどのキャラのコスプレなのか分かるようにして欲しいものです。(もっとも、コスプレする人にとっては「キャラになりきる」よりも「自分のままその世界に入る」方が楽しいだろうとは理解していますけど)

そんなこんなで2時前になったので、田亜湖さんの元にスケブの受け取りに伺う。リクエストは「まいきさん」ということで、鉛筆画で2コマ漫画を描いていただけました。ありがたく頂戴いたしまする。これだけでも、今日このイベントに来た意味があったというものです! 結局、この日買った同人誌は31冊。コピー本の率が高いので金額的にはかなり安く上がったはずです。忙しすぎるコミケでは手が回らないサークルさんの本でも、こういう地方イベントだと無風状態で入手できるし、人混みも酷くないし、1時間半もあれば全サークルの見本誌チェックができますしね。

イベント全体の企画としてはおとなしい印象で、定着はしてきたけど爆発的な規模の拡大は望み薄ですね。東京のサンクリやCレヴォのように、コミケに迫る第二軸を成すには至らないでしょう。開催時期も夏コミ冬コミ直後の地方補完という位置付けになってしまうし、現在の規模程度の集客力では関東からの遠征サークルさんへのアピールも難しいですしね…「あの赤豚だから」という不信感は徐々に薄れつつあるようだけど、これから実績を積み上げていく中で、どのような工夫をしていくかが重要になりそうです。

 

 2004/01/11 (日)  「肉体改造」

すでに限界に達した同人誌専用本棚を増設するため、ちょっと離れたミドリ電化(よーりどーりミ・ド・リ)まで、久しぶりに自転車で出かけたのですが…秋篠歴史街道のなだらかな坂道と向かい風で完全に息が上がってしまいました。あうう…ここまで体力が低下していたとは…かつては、毎日往復15kmの自転車通勤を、ウエストよりも太い太腿から踏み出すパワーで平均時速20kmでかっ飛ばしていた、当時の面影は今いずこ…

電車通勤と歩行中心の運動に切り替わったことで、足の筋肉が完全に変質してしまいました。歩くための筋肉とペダルを踏むための筋肉は全然違いますからね。私の自転車スタイルは限界までスピードを追求する激しすぎる全身運動でもあり、走行後には酸欠でブラックアウトすることもあるくらいで…大食いの私がこれまで50kg前後の体重をキープできていたのは、自転車運動で大量のカロリーを消費していたからなのでしょうね。実際、自転車に乗らなくなってから、私の体重はこの2年間で15kgも増えてしまいました。ベルトの穴も2つ広がりました。会社の定期健康診断でも医者から怪訝な顔をされる始末です。

先日の冬コミでも体力の低下を痛いほど実感したことだし、このままではいかん!とばかりに、肉体改造を始める事にしました。ちょっと前からやっている「マンションの8Fまで階段を使う」なんてミクロな運動ではありません。でも、一般的な肉体改造のように食事療法やジムに通ったりはしませんよ。そんなことに金と暇を費やさなくても、もっと手軽に体質を改善できる方法があるんですよ。それは…「おやつトレーニング」と「しゃかりきトレーニング」の2つです。

「おやつトレーニング」とは、おやつを食べる代わりにちょっとした筋トレを行うものです。精神的な疲労を肉体的な疲労で上書きすることで、甘味欲求や空腹感を忘れさせてしまうわけです。ここで重要なのは、気分をリフレッシュする程度の運動に止めておくことです。疲れすぎて余計なストレスを抱え込んでしまったら意味がないですからね。全身ストレッチとかが効果的です。

「しゃかりきトレーニング」とは、マンガ「シャカリキ」の如く、全開で自転車のペダルを踏んで爆走するトレーニング方法です。ここで重要なのは、ただ単に自転車で走ればよいというものではありません。練習コースにはいくつかの条件が必要です。1)なだらかな上り坂である。2)通行人や対向車がいない。3)いつも向かい風が吹いている。このトレーニングの目的は、筋力強化よりも有酸素運動による心拍機能の強化とカロリー消費にあります。ジムで高い金を出して黙々とペダルマシーンを漕ぐよりよっぽど楽しいですよ。

…と、まあ独学でそれっぽい理論を立ててみましたが、どれだけの効果が出るかは数ヶ月先にならないと出てこないでしょうね。体重を落とすことが目的ではないので、目に見えた数字で結果は出せませんけど…無茶も修正もまだ利く年なんだから、今のうちに、この先も現役として最前線を貼れる基礎を作り直しておかねばならないのです!

 

 2004/01/10 (土)  「日本橋えびすさま紀行」

新年一発目の日本橋買出し紀行となった今週末。いつものように日本橋入りしてみると…どういうわけか近鉄日本橋駅で下車する人が妙に人が多い。しかも、みんなお爺ちゃんお婆ちゃんばかり…小首を傾げながら買い物をしていると、裏日本橋通り(通称:自作通り)で神輿行列に遭遇。ああ、そうか。今日は「10日えびす」だったんですね。

…といっても、こちとら神をも畏れぬオタク魔道を征く者。信心もないのに都合のいいお願いだけするのは、かえって神様に対する礼を欠くというもの。心の中でそっと手を合わせて買い物巡回コースに復帰しました。そういえば、なぜか近鉄バッファローズの選手までいましたけど…新年早々営業ご苦労さまです。

そんなお祭り特需を見込んでか、JT玄関前の広場で「デジタルフリーマーケット」なるものが開催されていました。でも、フリーマーケットといっても、出展してるのはソフマップとかの企業だけで、出展スペースも駐車場4台ぶんのみという極小スペース。ソフマップは売れ残りのゲームとDVDを叩き売り(陸上防衛隊まおちゃんDVD-BOXが3000円とか)。あとはジャンク屋ばかりで…誰だか分からない歌手のエレクトーン弾き語りと、同じく誰だか分からない芸人さん司会によるオークション大会…何をやりたいのかサッパリ分かりませんでした。

今日はいつもの日本橋とは違った客層がいっぱいで、昼食を摂るのも一苦労。そんな中買ってきブツは以下のリストの通りです。

萌える英単語もえたん
こち亀(138)
ゲーム批評 売れたゲームの真実 売れないゲームの現実
我が青春の「ときめきメモリアル」ヒロインズ
コミックビーム2月号
真月譚 月姫DVD(2)
新刊同人誌6冊
AIR Family Computer Arrange
逝ってヨCD DX

ごく一部の地域で今話題騒然の「萌える英単語もえたん」を購入してしまいました。恐ろしい事に電脳オタク街の書店では、この本はレジ前平積み扱いされているんですよ。一応、本の表紙には「本書は大学受験用の参考書です」と書いてありますが本気にしないように。まぁ、学習効果のほどはさておき、読み物としてはすごく面白いと思いますよ。普通に高校まで学校英語を習っていた程度の文法力があれば理解できるレベルだし、日本語原文の(オタにとって)身近な用語を英語にするとなんだかカッコよく聞こえる…ような気もするでしょうし。もっとも、日本語構造研究経験者の私から言わせると、この本を通じて、無個性な英語よりも日本語の語彙の豊かさと活用の特殊性を再認識してもらいたいんですけどね。

真月譚 月姫DVD(2)は…スマン。何度聞いてもこの声の演出には慣れません。いくら話の都合上とはいえ…ネロカオスが弱すぎです。さっちんはいつ出番が無くなるかハラハラさせられっぱなしだし…行きがかり上、一応シリーズは全部買って評価するつもりですけど…このままの作品部分抽出映像化路線だと苦しいのでは?そういえば、今度「エンジェリックレイヤー」のDVD-BOXが出るそうですね。私がリアルタイムで視聴してDVDも全巻買ってしまった数少ないアニメですが、どうしてこの中途半端な今この時期にBOX発売するのか…えげつない商売しやがって(怒)財政状況を考えると絶対に買えないけど、ファンとしてはあの特典内容はあまりに魅力的…どーしよう?

と、まあ、新年早々煩悩全開で飛ばしておりますが、本年も日本橋買出し紀行をよろしくお願いいたします。

 

 2004/01/09 (金)  「GM研同人誌事業部2004年活動指針」

冬コミで買い込んだ本にも一通り目を通したし、リストの作成も終わって、戦後処理もようやく一段落ついたところで、GM研同人誌事業部の2004年活動指針をまとめておくことにしましょう。

まず、冬コミでの販売実績については予想外に好調でした。配置もジャンルもかなり不利でしたが、GM研HP本体の定常アクセス数を考慮すれば、大健闘と言える数字だったと思います。しかし、あのページ数でフルカラー表紙印刷をすれば、いったいいくら印刷代掛かるのか…具体的な金額を書くと一般の方は「引いて」しまうと思うので敢えて書きませんけど…とにかく、減価償却は遥か彼方のお話です。

私の信念として、同人誌というものは儲けを出すためにあってはならないものであるが、活動を維持していく上で支障を来たさない程度に、赤字を出さないように計画を建てなくてはならない、というものがあります。もちろん、今回の本でも勝算は少しはあったんですよ。書店委託交渉がまとまれば、という条件つきですが…

今回の本のように、サークルもジャンルもマイナーである場合、その存在を即売会で偶然知り得るというわずかな可能性に頼ることになりますが、コミケのような巨大イベントでそういう偶然が起きる確率がいか低いものなのか、「買い」の達人でもある私には良く分かっていますから…しかも、私のような単身地方同人にとってはイベントに足繁く出展するという営業さえできません…

そこで重要になってくるのが、同人誌委託書店の存在です。即売会場を隅から隅まで回る気力はなかなか湧いてこないけど、同人ショップの棚ならブラブラ眺めて回るくらい容易いですからね。そこに本が置いてあるというだけで、無名サークルにとっては営業効果があるわけだし、書店委託分を当て込んで印刷部数を増やさないと、1冊あたりの原価を抑えて少しでも安く本を提供できませんからね。

しかし、どんな本でも置いてもらえるというわけではありません。同人ショップの棚にも倉庫にも限界がありますからね。当然、売れる見込みのないジャンルの本は仕入れません。たとえ、印刷代も輸送代も在庫のリスクも100%サークル側が負担するシステムであってもね…まずは、見本誌を提出した上で発注の可否を審査してもらうわけですが…同人委託の最大手「とらのあな」の審査からは洩れてしまったことで、原価償却の達成はほぼ絶望的になってしまいました。

参加イベントについては、今年は春のCレヴォには参加申し込みをしていませんので、次のサークル参加は夏コミということになりますが、次の夏コミで新刊Vol.2を発行できるかどうか予断を許さない状況になってきました。少なくとも、今回の創刊号と同じようなボリュームと低価格で本を製作することは、会計上不可能になる公算が大です。

ただでさえ、3年かけて1冊分のネタを作ったのに、半年で1冊分のネタを作れるのか?前回以上の企画を立てることができるのか?一種の燃え尽き症候群にかかってしまっている今、活動計画に不安を抱えた状態が続くのは好ましいことではありません。ダメになってしまったものはしょうがないので、これに代わる代替営業案を早急にまとめて、実行に移す必要がありそうです。

そんなわけで、表題には活動方針と書いておきながら、具体的にはまだ何も決められない状態なのです。これらの諸問題については、動きがあり次第随時HPにアップしていきますので、気長に続報をお待ち下さいませ。

 

 2004/01/08 (木)  「誤Shock!」

このところ、朝晩の通勤時間を利用して、「GM研通信創刊号」の誤植チェックをしているのですが…いやー出るわ出るわ。まったく恥ずかしい限りです。本当にギリギリのスケジュールで製作していたので、10箇所くらいの誤植が見つかっても止むを得ないと思っていましたが…早くも13箇所の誤植を見つけてしまいました。ああ、こっ恥ずかしい…穴があったら入りたい。なければ掘ってでも入りたい気分です。

私は他人の誤植を見つけるのは得意なんですけどね…特に、同人誌では「漢字の正しい用法を知らない誤植」というものがすごく多いんですよ。代表的な例を挙げると、「確率」と「確立」を間違えるケースは多いですね。ワープロ辞書が当たり前の時代の落とし穴、といったところでしょうか?今は何でもかんでも「わからないことはWEBで調べる」時代で、ネットは外部記憶脳とも言える存在であり…

もとい!話がちと逸れましたが…どうも私は自分の文章を校正するのが苦手です。自分で書いた文章を校正していると、文字を追う前に文意が頭の中に浮かんでしまうし、何度も読み返していると文章全体に不満が出てきて「なんでもっと上手く書けないんだよ!もっとこう!ガーっとダァっと!(自分でも意味不明)」となってしまい、冷静な校正作業ができません。こういう時、一緒に本を作ってくれる仲間がいれば心強いのになぁ…と思います。

でも、そこは兼業隠れ同人の辛いところ。職場にも堅気の友人にも内緒でやってますからねぇ…奈良のような田舎では同好の士が偶然でも知り合う機会なんぞありませんし、しかもウチみたいに批評系の中でも浮いてしまうような特殊な活動内容では…まったく、今夜は冬の寒さが身に染みるわい。

 

 2004/01/07 (水)  「吸精良書」

すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが…最近、日記のパワーが減退ぎみです。といっても、原因は分かりきっているんですけどね。毎日50冊ペースで冬コミで買い込んだ同人誌を読み耽っていれば、誰でも気力体力を激しく消耗するのは当たり前です。

しかも、それが百発百中で自分の好みにストライクな本ばかりとあっては、読書の時間は気の抜けない真剣勝負になってしまいます。一字一句・擬音・あとがきに至るまで読み尽くしますからね…それを毎日50冊連続でやっていたら…過酷だけど楽しくて幸せなのでやめられない。難儀な趣味ですね。紹介したい本は何本もあるのですが、正式レビューとして書くにはもう少し落ち着いて気力の回復を待ってからにしたいと思います。

とりあえず、本の山を半分ほど制覇しましたが、雑感としては…最近は全文フルカラーの本が増えましたねぇ…総集編などの特厚本も多くなりましたねぇ…ラポート追悼本にいたっては300ページオーバー。どんな原価計算なんだか、同業者の端くれとしてはアレコレ考えてしまいますよ。その他にも、新規開拓したサークルさんから「これは!」という手応えもあったりして…まだまだこの本の山の攻略には時間が掛かりそうです。

 

 2004/01/06 (火)  「地震」

仕事始め2日目。同僚の社員さんが正月休み明けでエンジンがかからず、仕事がはかどらんなぁ…とまったりとした午後2時頃…

ドーン

という重低音が何処からともなく聞こえたかと思うと、激しい横揺れが。すわっ!じ、地震ですかい?!初期振動はかなり強かったものの、揺れている時間はが非常に短くかくてすぐに収まりましたが…周囲を見渡すと、さすがは阪神大震災経験者のご年配の方々は、きちんと机の下に避難していましたね。

ネット速報を調べてみると、震源は三重県の伊勢志摩方面とのこと。奈良北部の震度は4か…会社は頑丈な鉄筋3F建てなのであまり揺れなかったけど、マンションの8FにあるGM研本部は大丈夫なのだろうか?いつだか、震度2でもぐわんぐわん揺れてたしなぁ…もしも、3千冊を超えた同人誌本棚が倒壊してしたら、どんな凄惨な事態になることやら…(そこにもし人がいたら確実に圧死します)

心配して早めに仕事を片付けて帰宅してみると、本棚はびくともしていませんでした。一応最低限の耐震対策はしてあったし、そもそも、重みがありすぎて多少の揺れでは動きゃしないですけどね…(木造の住宅だったら確実に床が抜けると思うが…)

世間的にもさしたる被害もなかったようで、夜の全国ニュースでは話題にさえ上りませんでしたが…これが東海・南海地震の引き金になったりしねければよいのですが…(日本いる限りどこにいても危険地帯なんですけどね)天災相手に気をつけてもしょうがないけど、せめて万が一の事態になったら腹を括る覚悟くらいはしておいた方がいいかもしれませんね。

 

 2004/01/05 (月)  「仕事始め」

大抵の一般企業は今日から仕事始めなのですが…職場全体が休みボケの空気が漂っていては、気合の入れようがありません。今回の休みは前半が長くて後半が短いタイプだったとはいえ…私の場合は、休みの前半を冬コミに費やしてしまうので、実質5連休でしかなかったので、休みボケにかかる暇なんてなかったんですけどね。

そういえば、次回参加申し込み書に目を通して次の夏コミの日程を見ましたが…ついにこの時が来てしまいましたか…8月13日・14日・15日…お盆と完全シンクロした「ご先祖様ごめんなさい祭り」ですね。私がコミケに参加するようになったのは、2000年夏からですが、これまではどうにかお盆直撃を避けた日程になっていたのですが…どうやら次回は、本格的に実家の両親に嘘をついて参戦しなければならないようです。ご先祖様、ごみんなさい。あらかじめ謝っておくので、呪わないでくださいね。(私はまったく霊感がない体質だし神も仏も信じていませんけど、ご先祖様を敬うのは人として当たり前のことですので)

 

 2004/01/04 (日)  「戦後処理」

実家での完全無欠の寝正月を満喫して、ようやく今日奈良のGM研本部に帰ってきました。やっぱり、この部屋は落ち着くなぁ…2700冊を越える同人誌と、ウン千冊(計測不可)の商業誌と、ウン百本のゲームの山…私には美食も美酒も要らないみたいですね。

録り貯めしておいたビデオを観ながらまったりとしていると、コミケ会場で指定日配達で出しておいた宅急便が到着。ペリカンの人が業務用カートを押しながら、呆れた顔で最大サイズのダンボール5箱を運んできました。さらにクロネコが1箱で、計6箱なり。そのうち2箱半はGM研通信創刊号の在庫だとはいえ…書店委託を見越して多めに刷ったけど、本の厚さが1冊1cmだから…ほんのピー百冊でもすんごい迫力です。でも、商品だから保管は丁重に厳重にしないといけないし…誤植の正誤表も1枚1枚挟まなきゃいけないし…(魂抜)

気を取り直して、何日目に何冊買ったのか数えてみましたが…

0日目…74冊(秋葉原中古同人誌屋巡り)
1日目…34冊
2日目…59冊
3日目…116冊

合計283冊!あはっ!通算3000冊をあっさりと越えてしまいました(吐血)ちなみに、前回の夏コミと比較してみると、前回は0日目36冊・1日目は28冊・2日目は44冊・3日目は118冊。つまり、3日目を除いてすべて増加という結果になりました。3日目については、前回のようなサークル入場ではなかったし、計画不備と体力の低下によってミッション達成率が75%を切ってしまったことを考慮すると…結果的に後日の書店委託補完を加えることになるので、この116冊という数字で「数を絞った」と判断するのは早計というものだろう。

90分15,000円さんの売り子さん(女性)に「素敵な財布ですね」と褒められた私の「がま口千円札x10x10マガジン」ですが、3日目終了の時点でまだ2万ほど残っていました。冬コミ予算が大幅に削られたと以前の日記には書きましたが、にもかかわらず前回比大幅増の本を買えたのは、これはすべて初日のサークル売り上げが予想外に好調だったためです。見込みの2倍以上行きましたからねぇ…(でも、だからといって損益分岐点は遥か彼方だし、売り上げは全部同人界に還元してしまうわけですけど…)

さて、しばらくはこの本の山を読み尽くしながら、滞っていた休暇中の日記をボチボチ書き始めましょうかね…

 

 2004/01/01 (木)  「謹賀新年」

あけましておめでとうございます。
今年もGM研HPをどうぞよろしくお願いいたします。

…と書いているのは1月7日になってからなんですけどね…うーん、何かあったっけ?この日…ひたすら寝ていたので、ほとんど記憶がないんですよね…実家にはゲーム機も本棚もパソコンもないからなぁ…

ああ、そいういえば、犬の話を少々。去年の夏前から実家の両親が柴犬を飼い始めたのですが、今回実家に帰ってみると、ものすごく巨大化していました。生後8ヶ月くらいで成犬になるらしいけど…頭の方は子供のまんまなので夜鳴きするわ元気すぎて暴れるわで性質が悪い。私は年に2回しか顔を合わせないので、ほとんど他人扱いで吼えられるし…まぁ、ウチは兄も私も女っ気がなさ過ぎるので、孫の顔を見るのは当分先のことになるでしょうから…当分の間孫代わりに可愛がってあげてくださいな。

うーん、本当に書くことがない。天下泰平世は事も無し。心穏やかなのは結構だけど、ネタがないのは困ります。すっかり関西芸人魂が身に付いてしまったのかも?新年早々ぐだぐだな日記で申し訳ありませんが、今年もこの所長日記をよろしくお願いいたします。