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週刊GM研 Vol.58
2002/08/03


【News Headline】
  • ※コミケ修羅場中につき休載
  • 【mini Review】
  • CD
  •  : アニメ店長ドラマCD 俺のサンバイザーを返せ!!
  • 雑誌
  •  : アキバの歩き方
  • 雑誌
  •  : 週刊ファミ通 8月16日号(vol.713)
    【COLUMN】
  • ※コミケ修羅場中につき休載

  • ■mini Review

     【アニメ店長ドラマCD 頂上決戦!俺のサンバイザーを返せ!!
     アニメイトの「夏のAVまつり2002」で40ポイントを集めると貰える非売品のドラマCDです。キャラクターデザインの島本和彦先生自らが脚本をつとめたこのドラマCDは、漫画「アニメ店長第一話」の設定を活かした原作者ならではのネタで、しかも、いつにも増して熱くて濃くて激しい島本節がテンコ盛りで、島本ファン大満足。40ポイントを集めるには結構な趣味資本力が必要ですが、狙うだけの価値は十分にあるかと。(購入・もしくは予約内金1000円ごとに1枚スクラッチカードがもらえます。運の要素もありますが40点を集めるには約20枚くらいが必要です)

     ちなみに、漫画「アニメ店長」が連載されている、アニメイトの店舗配布用機関誌「きゃらびぃ38号」のネタになっていた「特典過多によるレジ消化の遅れと、特典の渡し忘れによるクレーム」は、本当にシャレにならないくらい現実の事態は深刻です。今日、私はアニメイト阿倍野ベルタ店で買出しをしていて、予約レジに30分、通常レジに30分も並ぶ破目に。しかも、その1時間の間に、5件もミスが勃発。私も危うくイベント券も貰い損なうところでした。事実は漫画より奇なり?

     【アキバの歩き方】 電撃ムック 
     「東京攻略マップ」シリーズの秋葉原地域限定版です。秋葉原のディープなスポットやマニアックなお店が存分に掲載されていますが、いかんせん、深すぎて電車の中で公然と読んだり出来ないのが難点です(なにしろ、巻頭から「フィギュア→ドール→メイド喫茶」だもんなぁ…)。結構役に立ちそうなのは「飲食店」紹介。私の場合、飲食を忘れて買い物をするというより、飯を喰う金があったらブツに使ってしまう性質(たち)なので、座って休憩できるところならなんでもいいや〜と、いつもマクドナルドばかり使っているんですけどね。できれば、カラオケ屋とか漫画喫茶とか、徹夜などで時間を潰せるスポットも紹介してもらえれば便利なんだけどなぁ。

     最近のオープンだったので写真付き紹介ができなかったメイド・コスプレ喫茶「Mary's」とか、8月31日に秋葉原に進出する同人誌ショップ「メロンブックス」とか、ますますマニアの街と化していく秋葉原ですが、そういえば、第二東京タワー構想とか、常磐新線とかの工事はどうなったんでしょう?

     【週刊ファミ通 8月16日号(vol.713)】 エンターブレイン 
     まずは週刊ゲーム販売ランキングTOP30の分析から。予想通り「スーパーマリオサンシャイン」28万本で1位でしたが、マリオにしては28万本というのは少々物足りない数字のように感じますが、これは2日間だけの販売データの影響によるものです。参考までに、電撃オンライン調べの最新データによると、発売10日間で累計40万本となっているので、出足としては「大乱闘スマッシュブラザーズDX」と、ほぼ同じレベルだと言えます。ただし、発売初週のゲームキューブの販売台数は、8242台→31750台とハードの牽引役としては少々物足りないと思います。

     2位には「かまいたちの夜2」が20万本でランクイン。私自身もすでに「かなり微妙な」レビューを書いたのですが、世間からも「かまいたちにの夜2」に対する絶賛の声は、あんまり聞こえてきませんね。とりあえず、読者が選ぶTOP20にはこれまで通り「街(サターン版)」と書き続けることにします。お、25位には「久遠の絆 再臨詔」のPS2移殖版が7000本でランクイン。ベタ移殖でも買ってくれる信者の実数が読めてしまう、なんだかとてもリアルな数字ですね… 噂では、再臨詔シナリオに弱冠の修正が加えられているらしいが、公式に何の情報もないので真偽の程は定かではありません。

     さて、今週の「浜村通信:ひとつの世界をつくる(FF11)」を、みなさんはどう感じましたか? 私は、これと平行して「ゲーム批評:夢破れしFF11」も読んでいたのですが、肯定と否定、絶賛と断罪、その両極端の意見を読み比べてみると、面白いことに気がつきました。言ってる事は180度違うのに、どちらの意見も「もっともだ」と納得してしまう自分がいたからです。浜村社長のコラムはレビューとして読めば、製作者の心意気を汲んでいてレビュアーとして共感できます。ゲーム批評に渦巻く否定論も、FFシリーズファンの拒否反応だと思えば、それはまさに私自身のことなのです。結局、FF11の作品としての善し悪しは別問題として、それだけインパクトのある製品であることには変わりはないわけですけどね…


    文責:GM研編集部編集長 gonta

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