「A.C.E AAA children episode」とは? 闇の書事件が解決を迎えた雪の夜道。管理局の仕事を続けて執務官になりたいと進路を語ったフェイトに、なのはは「ちゃんと使いたいんだ、自分の魔法」と答えた。持ち前の戦闘センスを活かして、時空管理局の武装教導官候補生へ…なのはは魔法資質AAAの逸材であり、2つのロストロギア関連事件に協力し解決に導いた実績も申し分ない。だが、戦技だけではなく、命のやりとりをする戦場での気概と信念と覚悟を教える存在としては、弱冠9歳の彼女はあまりにも幼すぎるのではないか… 戦わないと言えないホントの気持ち なのはから相談を受けたヴィータは、バトルマニアは自分の土俵でしかホントの気持ちを伝えられない…とリーダー(シグナム)に例えて、フェイトとの今回の対戦を評しているが、戦わなければならない理由が何なのか…なのはには分からなかった。戦わなければホントの気持ちを伝えられないのは、結局、自分も同じなのかも知れないから… バトル中にフェイトは語っている。なのははすごい。強くて優しくて、いつも言葉で伝えようとしている。なのはがどんどん強くなって自分を追い抜いてしまったら…力しか無い自分がなのはに負けてしまったら、もうなのはを守れない…自分は要らなくなってしまうから…だから絶対に負けられないんだ!と… ココロの友 この作品の真骨頂は、なんといっても豪快な全力全開魔法バトルの躍動感と、想像力溢れるアクション描写にあります。初手からして、エクセリオンバスターの火線を強引にねじ曲げた上でキャンセルして、ストライクフレームを起動して斬撃でバリア突貫、ブレイクシュートとバインドとアクセルシューターを同時展開する、手加減なしのデタラメに強烈な殲滅コンボですから。また、カッコ良すぎるオリジナル必殺技の設定にもしびれるものがありました。エナジーカタパルトを起動させたなのはのイクシードラスターと、刀身を分離させたフェイトのボルテックフェンサー…実在の技と見紛うほどイメージを喚起させ衝突の風圧さえ感じるシーンの演出の妙は、同人誌であることを一瞬忘れるほどのものでした。 ※画像使用許諾:2006/09/04
First written : 2006/09/07 ※このページで使用している画像は、GM研が作者様より直接使用許諾を受けているものです。 |