編集後記

初めての合併号

 毎月1日の発行ペースを守ってきた月刊GM研でしたが、12月号は同人誌原稿とスケジュールが完全に重なってしまうため、特例として12月15日の発行にすることは以前から決めていました。そこに、お正月休みのため1月号も1日発行が出来ないという事情が重なったため、特例の特例として今回の合併号と相成ったわけであります。これが最初で最後です。その理由とは…(下に続く)

個別編集後記

所長講演
日記を膨らまして書けばいいんだから楽勝♪と思っていたら大苦戦!回顧録が講演と呼べるのかどうか疑問は残りますが、過去の日記を眺めながら、記録を記憶に変換していく行為自体は楽しいものでした。やはり継続は力なり。日記も立派なコンテンツですしね。

メタルギアソリッド2
思いがけない通販の手続きミスで商品の到着が1週間遅れたため、余裕を持ってプレーすることができませんでした。その代わり短期集中でプレーしたので印象はより強烈になりました。ただし、この深すぎるテーマはレビューでは到底表現し切れるものではありません。ぜひご自分の目で確かめて下さい。

いいひと。
「最終兵器彼女」の最後の単行本がレビューには間に合わなかったので、この機会に「いいひと。」のレビューを書いておこうと思いました。過去の論文の再編集版ですので、通常のレビューフォーマットに比べてかなり長めですが、それは私のこの作品への思い入れの強さの現れです。

大羽なお「こみパ」5作品
初の複数作品による「コンセプトレビュー」という形式を採用した今回の同人誌レビューですが、なかなか満足できるものになりました(手間暇は通常の5倍かかりましたが…)一粒で五度美味しい。いや、その逆か? ネタバレにならないように慎重に言葉を選びつつ、主題を匂わせるのは難しいものですねぇ…

戦争論2
非常に曲解されやすい作品であるがゆえに、正しい説明をするために単体作品のレビューでは史上最大の文量になりましたが、まだまだ書き切れないことが沢山あります。戦争論は「3」の出版予定もあるようなので、いつかこのレビューの続きを書く日が来るかもしれません。

黒猫と月気球をめぐる冒険
9月号以来3ヶ月ぶりのCDレビューでしたが、全曲レビューを書いたのは初めてでした。オタク業界ではあまりにも有名な人なので、「下手なことを書いたら殺されかねない」という嫌な緊張感がありましたですよ。通算13回も通して聴いたしAlbum Mixされた曲はオリジナルと聴き比べました。コメントの割に評価が辛いのは好きだからこそです。

最後の月刊GM研?

 実は、月刊GM研は今回で最終回です。週刊GM研も1月いっぱいで終了します。でも、休刊や廃刊という意味ではありませんよ。まして、新創刊でもありません。2002年2月のGM研復活1周年記念を契機に、gmken.comは大改革を実行します。「News(ニュース)」「Review(レビュー)」「Creation(創作)」「Private(個人研究)」の4大活動方針を打ち出し、さらなる発展を目指します! つまり、月刊・週刊GM研はコンテンツとしてメインページと融合するのです。

 月刊GM研と週刊GM研がWEBマガジンという形態を捨てるメリットとは、スケジュールの縛りから解放されることで、より多くの作品のレビューをより早くお届けできるようになります。また、クオリティの面でも締切りによる妥協がなくなります。その反面、締め切りというノルマがなくなることで、更新が滞ったりスケジュールを際限なく先延ばししてしまう危険性もあります。最低でも週に1本のレビュー追加を当面のノルマに設定し、より一層の精進を重ねる所存です。

 それでは、これからもGM研をお引き立てのほど、よろしくお願い致します。

 ついでに、ちょっと気は早いですが、メリークリスマス&あけましておめでとうございます。
 2002年が皆様にとって幸福な1年になることを、心より願っております。

 

月刊GM研編集長 : gonta


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