monthly GM-ken Head Lecture

 第四回GM研所長講演

号外GM研の創刊について
2001/05/01

号外GM研創刊のお知らせ

 長らくお待たせしていた月刊GM研のリニューアルですが、このたび、当初の構想とは思わぬ形での実現となりました。リニューアルを飛び越して一気に「WEB新聞:号外GM研」の新創刊に到ってしまいまったのです。おいおい、ほんまかいな?

 自分で考案しておいて言うのも何ですが、これは大変無謀な試みだと思います。作業量の限界から一度は諦めた週刊化への道… それなのに、『月刊+号外(事実上の週刊)』とは… そんなスケジュールが本当に可能なのでしょうか?

 ところが、無理だ無理だと思っていたのに、いざやってみるとそれほど苦ではありませんでした。むしろ、今まで月刊ペースでネタが消化しきれなかった事、ニュースの速報性が失われる事によるストレスのほうが、圧倒的に大きかったのです。


号外GM研とは?

 「号外GM研」とは、スケジュールに縛られない不定期という発行形態を取ることで、限りなくリアルタイムに近い新鮮な情報提供及び分析を行う、ニュース性に特化したWEB新聞です。基本的には週1回(毎週月曜日)発行ということになっていますが、月刊GM研の発行スケジュールと被る場合には、作業状況によっては予告無く発行延期もありえます。また、逆に、重大なニュースさえあれば毎日でも発行される可能性もあります。

号外GM研と月刊GM研の違い

 内容は大きく分けて2つ。「情報速報」と「情報分析」。前者はネットニュースをかき集めてくるものであり、後者は週刊ファミ通の副読本のようなものです。では、月刊GM研とはどのように差別化を計っていくのか? といっても、号外GM研と月刊GM研は全く性質の異なるものです。文章を書いている「人間」は同じですが、「人格」は全く違います。号外GM研での私はニュース記者であると同時に冷徹なアナリストであり、辛辣な毒舌家なのです。そして月刊GM研での私は編集者であると同時に批評家であり、甘口の愛好家なのです。

 月刊GM研は、私がよっぽど気に入った(もしくはよっぽど腹が立った)作品しか取り上げない。でも、号外GM研は新聞なので好き嫌い関係なくネタにしなければならない。それに、入ってくるのは情報だけで、現物を試すことはできないのだから、正確な批評なんて最初(はな)からできるわけがない。だったら、毒舌家に徹して扱き下ろしているほうが、よほど真相に近づけるというものだ。

 それに、編集時間が圧倒的に違う。月刊GM研の編集には最低でも20時間はかかるし、納得がいかなったら何時間でも缶詰になって推敲の限りを尽くす。でも、号外GM研には1時間以上は絶対に使わない。文章もすべて思いつき。本音だけが載ってしまう怖さもあるが、正直な生の印象を伝えることが出来るのだ。

gmken.com の今後の運営方針

 gmken.com には他にもいくつか進行中の秘密プロジェクトがあります。実は今回発表した「号外GM研」は、gmken.com のメインコンテンツではありません。構想と技術と労力のバランスが取れるようになるまで、メインコンテンツ計画は無期延期とすることになりました。しかし現状の月イチ更新では、あまりにもお粗末。メインコンテンツが陽の目を見る前に、読者に愛想を尽かされてしまっては意味が無い! その苦肉の策として生まれたのが「号外GM研」なのです。

 それでは、今後とも、個人批評誌「月刊GM研」と、情報系新聞「号外GM研」ともども、お引き立てのほど、よろしくお願い致します。

2001/05/01 GM研所長 : gonta

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