編集後記

表紙イラストについて

 今号の表紙は小説「e-Angel」第7話の主役「三村理恵」です。もうお気づきかと思いますが、スーパーアイドルグループ「えむ(M)」のモデルは「モーニング娘。」です。モーニング娘のプロモーション戦略をさらにエスカレートさせた「メンバー公選システム」は、本当にあったらとしたら残酷なシステムなのですが… でも、つんくならやりかねないかも。

 メンバーの選考と順位付けについては、まったくもって個人的な見解なので苦情を寄越したりしないで下さいね。脱退したはずの福田明日香がいたりするけど、何でもありという小説の世界だから気にしないように。

 本当は表紙のイラストはメンバー全員の集合カットを書く予定だったんだけど、書き始めて1分で挫折しました。実在のモデルがあるというのは困ったものだ。色々なプロの似顔師のイラストを知っているだけに、自分の拙い画力がなおさら目立ってしまうのだ。結局、三村理恵のシングルカットに落ち着いたけど、なんか全体的に昔のアイドルっぽいイメージになってしまいました。

小説「e-Angel」について

 今回の第8話でようやくシリーズの3分の1が終了しました。毎月毎月不安だらけの執筆活動でしたが、ようやく目標とするものが見えてきました。現在の自分の文章表現能力には自信なんて持てませんが、それでも私は書き続けます。それが自分が創り出した作品世界に対する、私なりの責任の取り方なのですから。

 それにしても、今回の話はすごく恥ずかしい! 書いた本人が赤面してしまうほど恥ずかしい内容である。書いているときはそんな風に感じなかったのに、いざ読者の視点に戻ってしまうと、耳まで赤くなってしまった。いやいや、この程度のことで動揺していたら、この先の展開についていけないぞ! でも、自分で驚き戸惑うくらいの方が読者には伝わらないのかも? 難しいものである。

 次回からは一気に話の確信に近づいていきます。そのため毎号2話ペースから毎号4話へのペースアップも検討しています。何としても年内には片をつけたい。そして冬コミには製本版「e-Angel」の発行を目論んでいる…のですが、どうなることやら。

今後の月刊GM研について

 号外GM研の発行によって月刊GM研の基本路線が変わるわけではありませが、その違いを明確にするためにも今後の月刊GM研は、より一層作品批評に特化した内容が求められることでしょう。質の高い、公正かつ信頼できる、独創性と情熱を持った誌面づくりが要求されます。

 果てることのない道の先へ、より高みを目指して、今後とも精進いたします。

月刊GM研編集長 : gonta

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