DVD: 真月譚 月姫 prologue アニメ版公式HP / TYPE-MOON10月9日からBS-iで放送開始のアニメ版「真月譚 月姫」のプロローグDVDが発売されました。といっても、映像はほんの3分程度しか入っていないので、特典のはずの絵本の方がオリジナルスタッフ(原画:武内崇、テキスト:奈須きのこ)が手掛けているので、ファンアイテムとしてはよっぽど価値がありそうです。電気街の一部の店では売り切れている所もありましたが、映像だけなら店頭で流れているデモを見るだけで十分でしょう。初回限定生産ということなので、端からファンアイテムとして売っているんでしょうけど…作画については、リアル志向の表情と感情表現にちょっと戸惑いましたが、暗くて陰鬱な場面の多い作品だけに、この少ないサンプルでは作画と動画の実力を推し量る判断材料としては不足かな。声についても、志貴とアルクと青子先生しか台詞が無かったので判断材料としては不足なんだけど…キャスト表を見ても聞いたことのない声優さんが多いしなぁ… TBS-i放送なのでリアルタイムで観れる人は少ないだろうけど、12月10日にはDVDの第1巻が出るというから、まぁ過剰な期待をせずにあくまで別物として割り切って楽しむ事にしましょう。 CD: 志倉千代丸楽曲集 Vol.2 (サイトロンデジタルコンテンツ)ゲームソングのヒットメーカー:志倉千代丸が手掛けたボーカルソング集の第2弾が登場(第1弾の評価はVol.4にて)。今回も「この曲も志倉さんだったのか!」と唸ってしまうようなバラエティ豊かラインナップとなっております。さすがの私も、今回はすべてのゲーム原作を体験済みという訳には行きませんでしたが、野田順子・堀江由衣・川澄綾子、といった歌手としても大成している声優さんのボーカルをどう活かしているか、大変興味深い構成になっています。
「想い出にかわる君」については、GM研レビューではボロクソな評価をしてしまい(一部の熱心なファンの方から顰蹙を買ったりもし)ましたが、OPテーマの「リプレイマシン」は文句なしの名曲ですよ。ゾクゾクするようなカットリズムとセンスのいいムービーに、水樹さんのキレのいい声を乗せたこの曲は、ゲームのOPとして最高ランクの名曲だと思いますよ。思わぬ発見だったのは2曲目の「雨のち想い出」。KID信者でもなければ聴く機会のなかったこの曲は、メモオフ(1st&2nd)オールキャストによる合唱曲です。1小節ごとに交代するソロパートの声優さんを全部言い当てられたあなたは、立派なメモオフ信者?7曲目の「光の糸」は原作ゲームを知らないので、野田順子ソングとして評価「4」に止めておきましたが、こういう曲はゲームとの相乗効果で大きく評価が変わってくるものなので、この評価は一般論として参考にする程度にしておきましょう。 雑誌: ドリマガ 10月10・24合併号(vol.390) ソフトバンクパブリッシング「Wind -a breath of heart-」のPS2移植が発表されましたね。今回公開されたビジュアルはすべてPS2版の新規ビジュアルですが…みなもちゃんの隣いる子供は誰ですか?DC版をコンプした私にも思い当たる節がまったくございません。追加された新エピソードなのか?にしても、どこをどう捻ればそんな展開に…き、気になる。個人的には、新海ムービーの追加とか新エピソードの追加もいいけれど、かねてから不評だったテキスト演出関係の全面見直しを是非やって欲しいんだけどなぁ…(それさえクリアできれば、私はWindのすべてを肯定できるんだけどなぁ…キャラクターも、美術センスも、音楽センスも、グッズ展開も最高なだけに、この1点だけで全体を台無しにしてしまったのが惜しまれてならないから) 特集「PCエンジンの伝説」が非常に面白かった。ファミコンとスーパーファミコンの栄光の陰に隠れて、これまで語られる事なんてほとんどなかったけど、こうして真面目に歴史を検証してみると、PCエンジンがその革新性と失敗をも含めて重要な役割を果たしていたことが良く分かります。今でこそ当たり前になったフルボイスもCD-ROMの先駆けとなったPCエンジンがあったればこそ実現したわけだし、案の定頓挫したコア構想とかシステムカードによる延命とか、教訓とすべき数々の失敗談もありましたが…それにしても、多部田はん「アーケードの移植から美少女へ---NECアベニュー華麗なる転進劇」というコーナー趣旨なのに、「そこから先はご存知のとおりで」の一行で済ませてしまうのはどうかと思うぞ? 今週の「セゲいち」は、やはり阪神優勝のフライングネタでした(優勝が決まったのは先号の発売日の2日後だった)(ということは、優勝が決まってから描かれたこの原稿の入稿日って一体…むぅ、考えるだけで怖くなってきた)。それにしても…便乗商法でありもののソフトのジャケット変えたら新作の出来上がり、というのは別の意味で笑えませんな。某ゲーム会社は本当にそうやって在庫を流用してベスト版で再発売したり、シールを1枚貼っただけでベスト版にしてしまうところもあるくらいですからねぇ… 雑誌: 週刊ファミ通 10月10日号(vol.773) エンターブレイン東京ゲームショウではすでに体験可能になっている「グランツーリスモ4」ですが、収録される車種情報が雑誌筋に公開されたのですが…今回は旧型の車種も収録されているようですね。前作が走り重視のスポーツカーに偏ったセレクトだったので、この変更は私にとって嬉しい限りです。私のお気に入りのホンダ「トゥデイ」も収録されているしね。(これでロゴマークのエディットもできて「秋子ベーカリー(C)ゆ〜のす通信」を再現できたら最高なんだけどなぁ…無理かな?) ゲーム大好きタレントで有名な伊集院光が連載しているコラム「伊集院接近につきゲーム警報発令中」に気になる記事が載っていた。このコーナーの大半はパワプロや草野球ネタで費やされていたのけど、ごく稀に社会派な内容もあります。レギュラーのスタイルを封印してまで書くわけだから、それはもうのっぴきならない大事なんですよ、伊集院ウォッチャーにとっては。その内容とは、JTが「将棋日本シリーズこども大会」のTVCMで、確信犯的にゲームをネガティブに捉えるような演出が使われたことに対する反論である。私はこのCMを実際には見てないが、話を聞いただけで腹が立ってきた。そもそも、JTのTVCMはこれに限らず、ほぼ例外なくロクなものではない。タバコ=COOLとか、格好いいジェントルメンの嗜みとかイメージを喧伝したり、○○で植林を行っていますとか、あからさまなイメージアップの意図が見え見えで嫌になる。まぁ、100万歩譲ってゲームに影響を受けてしまう判断能力の無い人間もいるという事実は認めよう。でも、競技大会のキャッチフレーズとして「本気で負けたことありますか?」というのは絶対に間違っていると思う。負ける事を前提に日本選手権をやってどうするよ?そして、将棋の引き合いにゲームを出してくる必然性なんてこれっぽっちもありはしない。電通か?博報堂か?こんなアホなプロット考えたのは?(それを通しちゃう上層部にはもっと問題があるけど)。このようにゲームが文化として誤認されている問題に対して、CESAなどの業界団体が然るべき態度を取り、地道に一般社会への啓蒙活動を行っていく必要があるのではないだろうか?(業界の利益代弁機構にそんな意志も内実もありはしませんけど) コラム「浜村通信」は先週に引き続き、GFF(ゲームファクトリー福岡)のイベントを受けて「地方からのゲーム製作」について。ここで気になるフレーズがありました。「いままさにゲーム業界は先達である映画産業が繰り返した歴史を辿っている」「巨大資本と個人の才能がせめぎあい、作品性と商品性を巡って対峙している」なるほど、確かにその通りである。ここで参考資料として、鈴木みそ先生の「銭(1)」での「アニメの値段」を読んでみると面白い。市場規模だけが膨らみ続けるゲーム業界は、実はかつてないバブル状態にあるのです。しかし、その潤沢な資本の恩恵に授かれるのはほんの一部の大手や、メディアミックで乗っかった周辺産業だけであり、現場レベルではまったく実感できないでしょう。それどころか、短期間で開発できて資金回収効率の良い商品を求められる息苦しさは増すばかりである。人材をじっくと育てるという事をせず、促成栽培で半人前のクリエータをスターに祭り上げ、経験者ばかりを引き抜きで右から左へ才能を使い潰す…こんなことしてたら、国策としてクリエータを優遇している韓国や中国に抜かれてしまうのも自明の理というものだ。(※この考察の大半は私の述懐であって、コラム「浜村通信」の性質や論点を正確に反映しているわけではありませんので、ご注意くださいませ) Update : 2003/09/28
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