漫画: 魁!クロマティ高校(7) 野中英次 / 週刊少年マガジン嘘みたいなホントの話。10月2日深夜25:00からテレビ東京系で始まってしまう「クロ高」のTVアニメ。ファンタジー色ゼロ!子供に人気もない!女のコも出ない!不良漫画(のはず)なのにバイオレンスな展開も一切ない!!ナイナイ尽くしの無謀なアニメ化の明日はどっちだ? そんな中タイミング良く発売された最新刊では、クロ高四天王のみなさん(でもなぜか5人いる)とゴリラネタが満載で、ただでさえ主人公の影が薄い(というか主人公がいるのかどうかさえ怪しい)というのに、いつにも増して全力で投げやりな方向に突き進んでしまっています(ゴリラに至っては、「ゴリラの寿司」という名前でタイトルまで乗っ取ってしまったし)。6巻であれほど引っ張った”メカ沢爆弾事件”でさえも、予想通り案の定、あっさりと1コマ「大問題を抱えながらも彼らはムダな時間を過ごしていたのであった---」で済ませちゃうし…ふっふっふ、これだからクロ高には油断できない! 漫画: かってに改蔵(22) 久米田康司 / 週刊少年サンデーコミックスが22巻も続いているのに、「ボクはいまだに仮漫。はやく本連載になりたなぁ」というように、相変わらず後ろ向きパワー全開でぶっ飛ばしてます。いつものように「からくりサーカス」をおちょくり、ミッキ○マウ○のシルエットで著作権の限界スレスレに挑戦し、半分頷き半分痛すぎて引いてしまう小ネタの連発の斬れ味はエスカレートするばかりです。巻末に収録されているSPECIALおまけ「今巻の反省文」が醸し出す暗黒オーラは、読み手が弱っている時に読むと本当にそんな気がしてくるのでご注意ください(くれぐれも「危ない人だ!」などと杓子定規に解釈してポリスやホスピタルに連絡などしないように!)。まぁ、でも、あのクロ高がアニメ化されるご時世だから、改蔵がアニメ化されるというのも全く可能性が無いというわけではないんだろうけど…でも、放送コードに迎合して小ネタの斬れ味が鈍ってしまうのは嫌だなぁ…精神をすり減らしながら狂気と紙一重のギャグをかますのが改蔵が改蔵たる所以なんですから。 漫画: ミズシネマ みずしな孝之 / 月刊少年ジャンプ「4コマ漫画家のみずしな孝之が、ひっそりと月刊少年ジャンプで映画批評漫画を連載しているらしい」という話は以前から知っていましたが、みずしな先生の作品をすべて所有する私のようなファンでさえ、そのためだけに月ジャンを読む気は起きませんでした。というのも、私は流行映画≒ハリウッド映画が大嫌いだと公言して憚らない人間であり、しかもみずしな先生が描く以上、芸人魂を発揮してまともな批評になるわけがないと分かっていましたから(これはギャグ漫画家としての褒め言葉ですよ)。しかし、月刊誌、しかもわずか3ページの連載だったのに、連載は3年を越えて遂に単行本が出てしまいまったので、買ってちゃんと読んでみると…期待通りの内容に大満足でした。映画のあらすじの紹介はそこそこに、毎回強引に自分のフィールドに持ち込んで脱線させてしまうので、映画批評としては全然何の参考にもなりませんが、みずしな孝之作品が好きな人には映画前知識が無くても全く問題なく楽しめます(これも褒め言葉ですよ、多分)。ただし、先生本人もあとがきで「スキマ連載なので、第2巻が出るかどうかは期待しないでくれ!」と言っていますし、実際に単行本のカバーには「1巻」という記述はどこにもありません。しなっちフリークは月ジャンで毎号読んでおいた方がいいかも? 雑誌: 週刊ファミ通 10月3日号(vol.772) エンターブレイン来週に迫った東京ゲームショウ2003(TGS)の各社の出展情報がほぼ出揃いましたが…これといって「うぉぉぉっ!」と叫びたくなるような新鮮な驚きはありません。ファミ通に載っていた「新作ゲーム怒涛の13連発」もことごとく琴線に触れることなくスルーできてしまいました。体験してナンボのイベントなのに、誌面でどうこうしようというのが間違っているのか、最後のPS2収穫期に向けて余裕綽々のSCEと、新ハードを匂わせながら動きの無い任天堂と、無為無策のマイクロソフトというように、ハード面では何の新鮮味も無く、その割にソフト面では、高額の出展料が響いて大手メーカーによるいつも大作と続編を予定通り公開するという雰囲気が気にいらないのか定かではありませんが… 恒例の隠し玉として、そろそろ「ときメモ4」の発表あたりがあるかもしれませんけど…期待よりも遙かに不安の方が大きいのはなぜでしょうねぇ? 今週の「桜井政博のゲームについて思うこと」のテーマは「あなたの価値観」。ゲーム開発に携わる者にとって、作品がどのように評価されるかというのはすごく気になるものですが、そもそも価値観というものは他人と違っているから面白いと感じるものであり、自分に合うモノを見つけて楽しむのも価値観である。というようにまとめられており、曲がりなりにも批評のようなことをしている私としては深く頷くばかりです。ただし、現在の我々はあまりにも多くの娯楽に恵まれすぎています。あまりにも価値観の相対化が尊重されすぎた結果、突出した個性でも「好きにすればいいじゃん」という風に好意的に無視されてしまい、「良いモノ=売れているもの=メディアへの露出が多いもの」、という図式が価値観として成立してしまった。価値観の判断をメディアに依存する傾向は強くなる一方であり、ファミ通の記事やクロレビの評価はゲームの仕入れ本数に直結するステータスになっています。しかし、それだけの影響力があるということは、レビュアーの個人的な意見だけでは点数をつけることができないという意味でもある。かつては、自分の意見に責任を持って他のレビュアーが7点8点でも10点をつける気骨のあるレビュアーもいたのになぁ…(遠い目)。公平と公正は意味が違うんですけどねぇ… Update : 2003/09/21
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