CD: 志倉千代丸楽曲集 Vol.1 (サイトロンデジタルコンテンツ)ゲームソングのヒットメーカー:志倉千代丸が手掛けたボーカルソングが、ゲームメーカーの枠を超えて集結!…といわれましても…すみません、志倉さんの名前は今初めて知りました。でも、曲目リストを見てみると…メモリーズオフ、Ever17、想い出にかわる君、Missing Blue、悠久幻想曲、姫騎士物語、デバイスレイン、Close to、此花2…どれもこれも知っている曲ばかりでした。ゲームソングって、普通は歌っている声優さんまでしか興味が伸びないものだけど、作詞作曲まで調べてみるのも案外面白いかもしれない。
ゲームソングというものは原作を知っているかどうかで思い入れがまったく違います。楽曲としてのレベルの高さだけではなく、どんなシーンで使われたのか、そのシーンをどう感じたかのか、そこまで考慮しないと公平な評価なんてできません。幸い、私は今回の収録曲のすべての原作ゲームを知る立場にあったのですが、シーンの記憶を曲に投影するということは、ゲームの出来不出来をも反映してしまうため、図らずも曲の採点とゲームの方の評価がほぼ比例するという結果になりました。ゲーム音楽はゲームの一部ではあるけど、そこから受け取るイメージはゲームの記憶そのものです。このCDのように、作曲者の顔が見えるようなコンピレーション企画はどんどんやって欲しいですね。 CD: 君が望む永遠 ゲームアレンジサウンドトラック (Lantis)「アレンジに名盤なし」これが私の持論なのですが、それは君望でも例外ではありません。それは、楽曲として良い悪いという次元の問題ではないんですよ。ゲームのサウンドというものは場面(シーン)の記憶と直結しているものであり、そこにアレンジが加わると記憶との整合性のない「別物」になってしまうんです。ゲームを経験した人にとってはオリジナルの先入観なしには聴けないので、単純に楽曲として評価しにくい(というより買ってもあまり聴かない)というのが実情ではないでしょうか? そんなわけで、今回のようなケースでは恒例の曲目評価はできませんが、このサントラを楽しむ上でのアドバイスとしては、オリジナルサウンドトラックに収録されている同じ曲を聴き比べながら、ブックレットに載っている各曲ごとに一行ずつ書いてあるアレンジ雑感を読んで違いを堪能することです。ピアノもアコースティックも、バリエーションとして使われるからこそ良さが光るわけであり、それのみで構成されていると緩急もなくなってしまう。アレンジサントラというものは、完全なファン向け商品ではあるけど、CD自体には音源ソース以上のものはなくて、楽しみ方は各人で工夫する必要があるようです。 ※このCDにはDVDリニューアル版の挿入歌「Blue tears」は収録されていません。「Blue tears」のマキシシングルは、イベントおよびアージュファンクラブ通販のみで、一般のCD販売店等ではお買い求めになれませんので、ご注意ください。 雑誌: エヴァ・エース(少年エース9月号増刊) (角川書店)何やら見慣れない雑誌があるなぁ…と思っていたら、月刊少年エースのエヴァ特集増刊号だったんですね。エヴァ誕生10年を記念して、リニューアルDVDやハリウッド実写版、ゲームの「エヴァ2」など活発な動きを見せていますが、とうとう雑誌までジャックしてしまいました。累計1000万部を越えた貞本エヴァのコミックス未収録分94Pを一挙収録(ただ単に「まだ単行本に収録されていない」というだけの意味ですが)。付録には綾波レイ55cm特大スタンドパネル(55cmというのがなんだか微妙なサイズです。どうせなら等身大にすれば良かったのに…)。さらに、庵野監督トークイベントを誌上再録(とっても身も蓋もない庵野節が満載です)。そして、ゲーム「エヴァ2」を開発しているアルファシステムの第4世代パワードスーツ開発部特命部長:芝村裕吏と、バンダイの岡本吉弘プロデューサーとの対談を収録。これまでことごとく裏切られ続けてきたエヴァゲームに愛想が尽きたという方も不安がいっぱいの方も、この対談を読めば今度こそはかなり期待できるものになりそうな予感がありますよ。どのゲーム雑誌よりも詳しく製作の経緯について書かれているので、続編情報がさっぱり出なくてやっきもきしているガンパレファンの人も読んでみるといいかも。 雑誌: 週刊ファミ通 9月12日号(vol.769) (エンターブレイン)EXPRESSの韓国ゲームショーレポートの中に非常に興味深いデータが載っています。韓国のゲーム市場分野別比率の円グラフを見て驚愕。家庭用テレビゲームの市場はわずか4.6%しかないのです!これは、近年になって多少緩和されたものの韓国には日本文化の流入を厳しく規制して来た歴史があり、ファミコン・スーパーファミコン全盛期の「家庭用黎明期」という初期土壌がなかったことが最大の要因でしょう。これに対してオンラインゲームの市場規模は家庭用の3倍にもなる13.3%、そして最大のシェアを持っているのはインターネットカフェ(韓国では”PCバン”と呼ぶ)で43.4%!!この世界に類を見ない特殊な市場では、ヒットするゲームのタイプもかなり異なるようで、「GT3」などのビックタイトルを抑えて「ラ・ピュセル」が週間ヒットチャート1位になったりしたくらいだし…国策としてオンラインゲーム振興の道を突き進む韓国で、どこまで日本の家庭用ゲーム文化が韓国のゲームファンの心を掴む事が出来るのか、今後の動向に注目していく事にしよう。 本当に今さらながら実写版のドラマになる「セーラームーン」の紹介記事が載っていましたが…ぱたん(雑誌を閉じる音)…えーと、見なかったことにしちゃだめですか?5人のアイドルの宣材写真はかわいいのに、衣装に着替えた途端に違和感炸裂です。子供がこれ見たら確実に泣き出すので、良識ある親御さんはお子様の目が届かないように気をつけましょう(マジで)。これを1年間に渡って放送するつもりとな?…勘弁してください。こんなバカドラマどこが作ったんだ…と思って放送局を確かめたら、思ったとおりTBSでした。さすがは、ゴールデンタイムのドラマで3.6%などという記録的低視聴率を出して、1週分削減して最終回などという恥の上塗りをやった悪名高きTV局ですな。 元気の新作「新撰組」が結構面白そうだ。どこかで見たような渋いパッケージイラストだと思っていたら、しっかりとメタルギアの新川洋司さんの名前がクレジットされていました。新川さんがKCEJを辞めてフリーになったのか、最近流行の会社の枠を超えたコラボレーションなのかは定かではありませんが…それはさておき、このゲームの面白げなところは、仲間の隊士と連携して不逞浪士を叩き斬るというシステムです。尋常な勝負よりも卑怯も糞もなく集団で確実に標的を葬り任務を遂行する事に重きを置いている潔さが気持ちいい。問題は、ゲームとしての落とし所をどうするのか、史実をどこまで使うのかにかかってくるだろう。できれば、難しい事は全部抜きにして坂本竜馬や西郷隆盛と戦ってみたいなぁ… Update : 2003/08/30
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