雑誌: 週刊わたしのおにいちゃん(3) (メディアワークス

 オタク界を騒然とさせたこの企画本ですが、さすがに3号目ともなると落ち着いてきましたね。5号限りの週刊誌という性質上、最初から買い始めた人は惰性で買い続けてくれるけど、後から知った人がこの世界に入って行こうにもバックナンバーが入手不可能なので、何があっても新刊が創刊号より売れるということはありえませんしね。本屋さんも発注数を絞って平積みスペースも縮小方向です。それに、今回のフィギュアについてもひとこと。「給食当番の青村崎春雨ちゃんが、階段付近の廊下で大鍋のシチューをぶちまけてしまった」というシチュエーションなのですが、階段の斜度がきつ過ぎで違和感があります。2次元の漫画ではパースとして流せるけど、3次元の立体にしてみると非常に気になってしまいます。給食白衣の彩色グラデーションや、健康パンツの造形と上履きに入っている名前など、ディテールは非常に良く出来ていると思いますけど。にしても、給食のメニューというものは、作者さんの年代や環境を感じさせますね。今時ビン入りの牛乳があったり、パンがコッペパンだったり…現役で小学校の教員をしている友人の関係者の話によると、最近の給食は私たちの時代とは比べものにならないほど豪勢になっているらしい…あれ?給食当番ってマスクしなくていいのかな?

雑誌: ドリマガ 2月13日号(Vol.397) (ソフトバンクパブリッシング)

 今回のドリマガは、話題の最新作映像21本を収録したDVDが付録についてきます。とりあえず一通り目は通しましたけど…これと言った感想は特にありません。…って、アナリストとしてそれでええんかい!と自分にツッコミを入れたくなってしまいますが、無いものは無いんだからしょうがない。そもそも、ドリマガがこのラインナップを今更映像で紹介することにどれほどの意味があるのか問いたい。なんですか?このファミ通みたいに大手に偏りまくったセレクトは?最近のFF記事の扱い方とかにも如術に現れていますが、ドリマガは変わってしまったのでしょうか?サムシング吉松先生やドリマガコロシアムやギャルゲー記事の取り上げ方、などの一部のコーナーにその名残を残すだけで、雑誌全体の性質はどんどん大作大手志向へと傾きつつあります。これは、私のようなサタマガ時代からの読者としては容認せざる事態です。ファミ通に無いものを求めてきたからこそ、この雑誌を講読してきましたが、かつての志を忘れてメジャーと同じ過ちを繰り返すのなら…電撃への移行も含めて検討せざるをえないかも。

 とまあ厳しい意見も書きますが、今号の「宮本茂・小島秀夫」対談のような企画をたまにやってくれるのはドリマガの良いところです。宮本さんの「人と遊んだら面白いからという理由だけでネットゲームに頼るのは、ゲームデザイナーとして仕事を放棄することだ」という言葉にも、小島監督の「アメリカのゲーム作りは、NASAが宇宙ロケットを作っているようなもん。僕らはそんなん別に興味なくて、おもちゃのロケットでもいいから、飛んだ気になれればええ」という言葉にも深く頷くばかりです。残念ながら、この対談は「ニンデントー・ディーエス」の発表前に行われたため、NDSソフトでの未来展望については語られませんでしたが、このお二人のように志のあるクリエイターがチャレンジできるような環境が構築されることを期待しています。

雑誌: 週刊ファミ通 2月13日号(vol.791) (エンターブレイン

 任天堂の岩田社長が昨年から言い続けてきた「異質な新商品」、その正体とは、2つの画面を搭載した携帯ゲーム機でした。名前は「ニンテンドー・ディーエス(以下、NDS)」。DSは「デュアル・スクリーン」の略称です。現行のGCともGBAとも異なる任天堂の第三軸主力商品という位置づけとのこと。実機の公開と価格や発売日については5月のE3まで待つことになるけど、現段階の公開仕様を分析してみると…2画面のメリットがどこにあるのか実感としては分かりづらい。一昔前のゲームウォッチのような使い方も考えられるけど、そもそも人間がゲームにおいて空間を認識する際の能力というものは、画面の先に空間をイメージするものであり、画面はその世界をつなぐ大切なインターフェースです。たしかに複数の画面でより多くの情報を追うのは便利かもしれないけど、それはゲーム世界への集中力(インサイド能力)を散漫にしてしまう恐れもあるのではないでしょうか? GBAソフトとの互換性については、GBAの延長線上にあるCPUを使っているものの、半導体メモリーによるカードタイプで供給されるということなので、スロットの設計上でも互換性の維持の可能性は薄いでしょう。そうなると、まったくの新市場になってしまうため、どれだけのメーカーがついてくるのか、PSPの対抗商品になれるのかといと…厳しいでしょうね。バーチャルボーイの二の舞にならなければ良いのですが…

 新企画?「おしえてボブゲー先生」に異議あり!「ボーイイズラブゲーム」を略してボブゲーって…その略し方には無理があります。「やおい」と「ボーイズラブ」と「JUNE」は違うということも説明されていないのに、珍妙な略称を当たり前に使おうとするその姿勢が気に入らない。そもそも、先生役の編集者が男という時点で何か変だよファミ通さんよ! 最近は期待の新作特捜班にも出没するようになった「ギャルゲー先生」にも異議あり!今回の「Leafの下川さんをトイレの個室で待ち伏せて直撃インタビュー」はどこまでがネタなのやら…

 すでに恒例となっている、ガストの「アトリエシリーズ」限定版企画公募。前作の同様企画では読者から出た3つの最終候補を選考ではなく全部入れてしまうという「決定版」と言えるようなグッズを作ってしまったため、今回はネタ不足に陥っているとか…このメーカーのサービス精神を愛するシリーズのファンとして、今回は私も一口アイディアを応募してみようかな?

Update : 2004/01/31