CD: True Love Story Summer Days, and yet... ドラマCDTLS-SのドラマCD第1弾。このCDには楠瀬緋奈、向井弥子、篠坂唯子の3人のエピソードが収録されていて、メインキャラの残り3人のエピソードが収録された第2弾がそのうち出る…はずです。ナンバリングがないのがどうにも不安ですが…このドラマCDには、各キャラごとのエピソードを前後編に分けて収録されいますが、その前半部分は、文化放送のTLSラジオ番組「小倉優(略)」内では前半部分しか聴けなかったエピソードに、後半のエピソード聴けるという構成になっていますが…なんだかえげつない商法ですなぁ…楠瀬さんとやっこたんのエピソードには、これと言って「おっ?」と思うようなポイントはほとんどありませんでしたが、篠坂さんのエピソードは結構笑えました。ゲーム版とは違って、主人公をボケ役に篠坂さんをツッコミ役にしているという設定に違和感を覚える人もいるかもしれません。でも、コストパフォーマンスの極めて悪いファンアイテムであるドラマCDを買う方としては、そのくらいの遊び心があったほうが楽しめるとも言えます。封入特典の「やっこたんペーパースタンド」の実用性は皆無ですが…もう少しマシな企画はなかったのかねぇ… 漫画: ツインズナース(1) 後野まつり / まんがタイムオリジナルこれは、同人誌「エヴァホスピタルへようこそ」シリーズで割と有名な同人作家の「後野まつり」さん(サークル名:GUERILA-2)が、まんがタイムきらら(のちに、まんがタイム・まんがタイムオリジナルへ移動)に連載している、双子の新米ナースによる病院4コマ漫画です。エヴァホスピタルでも主人公の双子の姉妹が看護婦をやっていたし、この連載はそのアレンジ版ともいえるものであり、それに、作者自身に一卵性双生児(しかもあんまり似ていない)の妹がいて看護婦をやっているということもあり、当然ネタや作風に無理がなく、ネタにリアリティがあって非常に楽しく読むことができました。(瀬戸内先生は、明らかにガンパレの瀬戸口がモデルだとか、元ネタのルーツを探すとか、後野先生の同人作品を知っていればさらにマニアックな楽しみ方もできますしね)。商業では同人のように版権が絡む際どいネタは使えませんが、それでも十分に面白いし、後野まつり作品独特のぐーたらな雰囲気も健在です。もし機会があれば、後野先生の同人作品を探して読んでみるのもいいかも。 漫画: 銭(1) 鈴木みそ / コミックビーム古参ファミ通読者にはお馴染みの漫画家:鈴木みそ先生が、月刊コミックビームでひっそりと連載している銭勘定漫画「銭」の単行本1巻が発売されました。第1巻では漫画雑誌業界、アニメ業界、コンビニ業界、これらの一見すると華やかで儲かっていそうな各業界を、裏側の現実を銭の面から解明していきます。完全に原価割れしている漫画雑誌がなぜ商売として成り立っているのか?1枚200円前後の動画でアニメーター喰っていけるわけもなく、実力が伴わないのに1枚3000円以上に跳ね上がる原画家を促成栽培し、動画の海外発注による空洞化など、アニメ業界が抱える闇。そして、「数は力」の論理の犠牲になり最大で利益の6割を本部にもって行かれるコンビニの理想と現実…「下世話で、浅ましくて、腹黒い!そしてちょっぴり切ない…これがお金の正体だ!」という帯のコピーのとおり、作者比でネームには倍以上の時間を掛けて、レポート漫画家としてのキャリアを活かして業界のからくりを気持ちよく分かりやすくレポートしてあります。 雑誌: 週刊ファミ通 10月31日号(vol.776) エンターブレイン毎年恒例になっているパワプロの年末改訂版ですが、今年の決定版は「超決定版2003メモリアル」と銘打った”ほぼ新作”仕様となっていることが判明。シリーズのウリであるサクセスモードにも、歴代サクセスキャラが総登場する「サクセスオールスターズ」が追加されています。まだ詳細は不明だが、お金で選手を雇ったり秘書を選んだり…いわば「パワプロ版のサカつく」みたいなものでしょうか?それはそれで面白そうだが、コマンドが「試合」しかないので、「球八高校」や「するめ高校」のように自分の操作による完全実力主義になる恐れが…そうなると、私のようにSLG的にサクセスモードを楽しんでいる人にとっては厳しいモードになりそうだが… formファミ通.comでの、「ゲームキューブが14,000円に値下げ」への反応で、購入したいと思う:54.9%、購入したいと思わない:45.1%という結果が出ていました。14,000円というのは任天堂の最終価格とも言える値下げの限界なのですが、そこまでやっても買わない人は買いません。むしろ、値下げの頻発は「まだ底値じゃない」というイメージを与えてしまう危険もあります。北米市場で99ドルに設定してしまったため、日本版に割高感が出てしまっている(しかも円高傾向だし)のもいただけない。クラブニンテンドーのサービスも露出不足と説明不足で一般ユーザーには全然浸透してないし、サードパーティーのヒットゲームは増えつつあるけど、PS2版との同時発売のケースが多いので、独自の武器にはなれないし…任天堂でさえ「スマブラ」しか100万本ソフトを出せていない状況にあり、先行きは厳しいと言わざるを得ない。でも、やりたいゲームが2〜3本あってこの価格帯なら、本体を買っても損はしないんじゃないのかな? 今週のコラム浜村通信は、先週号に引き続き「テイルズシリーズについて」。広報出身の「テイルズ」シリーズのプロデューサー:吉積信さんをモデルケースにして、ゲーム製作の現場でのプロデューサーの役割の変化を考察しています。プロデューサーにもいろんなタイプがあるけど、吉積さんのように営業の現場での実情を知り、ユーザーやショップの声を聞き、「一歩引いたところで作品を見つめ直して意見をいう」ことのできるバランス感覚を持った人物は、開発だけにのめりこんでしまいがちな開発現場上がりのクリエータからは滅多に出てこないものです。タイアップやメディアミックが重要な販促戦略となっている現代においては、そういう部分を会社サイド任せ・外注まかせにしてしまいがちですが、製作を統括しているトップの人間がそれらを正確に把握し、開発の現場からの声を反映し、そして良いものはどんどん取り入れて現場にフィードバックする。そうしてシリーズを重ねていくことが、作品とブランドの信頼感となっていくわけです。名前だけで売れている花形クリエータのような華々しさはないけど、裏方に徹するからこそできることもあるのですね。 Update : 2003/10/18
|