GM研ゲーム大賞2004
GM研ゲーム大賞とは、その年に発売されたゲームに対して、GM研が最高の敬意を表して勝手に表彰しているものです。この賞そのものには何の権威も特典も影響力もありませんが、大手企業サイドの都合の良い出来レースと成り下がったCESAのゲーム賞に比べれば、評価の概念が形骸化してユーザーの購買動機に何ら結びつかなくなってしまった週刊ファミ通のクロスレビューに比べれば、1ユーザーがあきれるほどの時間とお金と労力を費やして、消費の最前線で作品を見聞き・選び抜き・遊び抜いた、実際の体験に基づいた「生の声」を反映している個人による評価と表彰の方が、僅かばかりでも信頼に足るものだと言えるのではないでしょうか? 普遍的な評価という指針を失った価値観の乱立が招いたものは、大作ゲームへの一極集中と、かつての自分の価値観に拠ったリバイバルブームでしかない。ファミコンミニに始まり、ドラクエ8で終わった2004年…GM研なりの総括を行いたいと思います。
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